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2007年12月10日 (月)

検察取調室の「ドアガラス」を蹴り割った?

大津地検のガラス割った無職を逮捕
 7日午後1時35分ごろ、大津市京町3丁目の大津地検で取調室のドアガラスを男がけって割り、職員に取り押さえられた。駆け付けた大津署員が器物損壊の現行犯で大津市坂本6丁目、無職■■■■容疑者(47)を逮捕した。
 調べでは、■■容疑者は3階の廊下で検事の取調室のドアガラス2枚を割った疑い。「交通違反の不服申し立てに行った」と供述。思い通りにならず腹を立てたとみられる。凶器などは持っていなかった。
 取り押さえられてからも大声を出し、逮捕時も興奮した様子だったという。

 と12月7日付け日刊スポーツ(記事では■部分は実名)。
 現場で警察官に対して抵抗・反撃したという報道は最近増えてきたが、検察庁で暴れたという報道は、珍しいんじゃないか。

 東京在住のマニアとしては、「地検」ってとこが気になる。
 東京の場合、略式(つまり罰金)ですむものは、簡裁に対応する区検が扱う。
 地裁に対応する地検は、酒気帯びや無免許の常習、超過速度が80キロ以上のスピード違反など、懲役刑を求刑するものを扱う。
 そうすると、当該記事の被疑者(マスコミ的には容疑者)は、懲役求刑が相当の違反で捕まったのか。
 いや、地方だと、東京のような“棲み分け”が必ずしもないんだよねぇ。
 いやいや、記事は、「大津地検の…」ではなく「大津地検で…」としている。
 地検区検は同じ庁舎内によくある。大津もそうらしい
 大津地検の庁舎内で、大津区検の取調室のドアガラスを…なのかもしれない。

 理不尽に異様な爆発をみせる粗暴犯もいるようだが、「不服申し立てに…」という言葉をわざわざ用いているところからして、取締りに何らかの不満があったんじゃないか、とも推測される。
 もちろん、紳士的な検察官もいるけれども、妄想じみた憶測でもって読み解くと…。

 被疑者は、オービスにより超過83キロ超過で捕まった。
 実際にはせいぜい40キロ超過程度だったので、「不服申し立てに行った」。
 すると検察官は言い放った。
「オービスは機械だから絶対正しいんだよ。あんたを処罰できなきゃ、機械がおかしいってことになるだろ。あんた、無実の証拠があるの? は? こっちの証拠? そんなものはメーカーのカタログとセールストークだけで十分なんだよ。それが確立された採証法則であって、裁判所は喜んで有罪にしてくれる。あんたは絶対勝てないんだよ! なに? それじゃあ、豚肉を牛肉として売った疑いがあるとき、売ったのは確かに牛肉だと業者に言わせてオシマイなのかって? ふふん、そんな屁理屈は裁判所には通らんよ」
 被疑者は、やり場のない怒りを爆発させ、ドアガラスを2枚割った…。

 被疑者は、酒気帯びで捕まった。検査値は0.15mgぴたり。
 実際には、基準値を超えるほど飲んでおらず、検査の正確性に疑問があった。現場で再検査を求めたが、警察官は頑として応じなかった。
 そのことを被疑者は訴えたが、検察官は言った。
「再検査をしないのは、検査の正確性を保つためだよ。なに? 2回検査すれば異なる検査値が出るのかって? そうさ、異なる検査値があったら、あんたを有罪にできんだろ。飲酒運転は悪質だって、社会的にも問題になってるだろ。悪質だから、捕まえたらきっちり有罪にせんとイカン。だから2回検査はしない。当たり前だろ。頭の悪い奴は困るね」
 被疑者は、やり場のない怒りを爆発させ…。

 いや、それはストレートすぎる読み解きかもね。
 被疑者が激昂するようなことを検察官が言うのは、一般に、
「うむぅ、こんなチンケな事件を公判請求するわけにゃイカン。なんとか略式に応じさせたいんだが、この野郎、なかなか略式に応じない。騙してでも脅してでも、略式でちゃちゃっと処理したい
 というときかと思われる。
 だから、元が青キップの(つまり反則金の)違反だった可能性も十分にある。

 あるいは、駐車違反で、
「悪質・迷惑性の一切ない、短時間の駐車だった? よかろう、不起訴にしてやる。だがな、違反者として不起訴になっても、あんたは車の持ち主として放置違反金を徴収されるんだ。ざまぁみろ」
 と言われたとか…。
 何にしても、「廊下で」とあるところからして、取調室を出たのち、激しくむかっ腹が立ってきたんだろうね。
 区検の取調室を出て、廊下を進むうち、地検の取調室のガラスドアを…なのかもしれない。
 交通違反で検察調べをずいぶん受けてきた私には、なんかわかるような気がする。

 しかし、それにしても、「ドアガラス」って…。
 ドア全体が、またはドアの大きな面積が、ガラスで出来てる…とイメージするよね。
 私は新宿区検(中野区検だったかな。どっちにしても現在はない。古いね)、赤羽だか十条だかの東京区検の交通部(分室だっけ。これも現在はない)、武蔵野区検、霞が関の東京区検などへ行ったことがあるけど、そんなドアはなかったように記憶する。
 室内に電灯が点いてるかどうかわかる程度の小さな不透明のガラスがはまったドアは、あったかもしれないが。
 でも、あのガラスは普通、ドアの上のほうについてる。
 いや、大津地検の庁舎は古くて、ドアの上半分に、大きめのガラスがはまってる、そんなドアだったんだろうか。
 それを、足で蹴って割った? 47歳にしちゃ、体が柔らかい?
 待て待て、2枚割ったって、どういうことなんだ…。

 ま、いちおう言っとくと、検察調べで、むかっ腹が立つことがあっても、直ちに反撃・論破しようとせず、「うわぁ、そうなんですか! へぇ、知りませんでした! 勉強になりました」と素直に聞き、できればメモや隠し録音をし、「すんません、なんかビックリ、ドキドキしちゃって、来週またこの時間に来ていいですか?」とか応じる、そういう姿勢が良いんじゃないかと思いますよ。

 さぁ、どうだ、こんな報道記事でここまでだらだら書けるとは、さすが「交通違反バカ一代」でしょ。とほほ。

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