車間距離不保持違反取締装置に車種判別装置付自動速度違反取締装置
車間距離を自動測定する装置について、2007年5月24付けの沖縄タイムズに記事がある、とのご指摘を某氏から頂いた。
同記事によると、「車間距離不保持違反取締装置」(通称・ホークアイ)は、
「二〇〇三年に警視庁が初めて導入し、全国に広がった。自動車道での事故発生率が他県より比較的低い沖縄での導入は最後となった」
という。
同装置についての警察庁の予算要求額(2003年度)は、5億2190万円だという。
じゃあ、秋田県警での導入はナンなの? ではあるのだが、とにかく、ぜんぜん“新兵器”じゃないらしいのだった。ごめん! てゆっか、そういえば「ホークアイ」って、以前、週プレかどこかで取り上げられてなかった? うーん…。
ま、何にしても、契約書と仕様書をすでに秋田県警へ開示請求しちゃったよ。
その装置について検索してたら、「車種判別装置付自動速度違反取締装置」なんてものがあった。
2003年版の「交通安全白書」には、
「さらに,最高速度の異なる自動車の取締りを効果的に行うため,車種判別装置付自動速度違反取締装置の整備を推進する」
と書かれている。
社民党の福島みずほさんによると、「大型車80キロ、普通車100キロが制限速度。大型車の速度違反を判別するためのシステム」で、警察庁はそのための2000年度の予算として4億2100万円を要求したそうだ。
福島さんのサイトの同じところに、「自動車ナンバー自動読み取りシステム(Nシステム。20台要求予定)12億8200万円」とあり、その情報は福島さんから頂いてたように記憶するのだが、「車種判別装置付自動速度違反取締装置」については記憶がない。
ま、警察庁が予算要求するってことは、高速道路交通警察隊に配備するんだろう。これも開示請求してみよう。
さらにウロウロ検索してたら、「超高感度撮像システムの高度な活用に関するフィージビリティスタディ 報告書 ─要旨─」(2007年3月)の、文書のノンブルで15ページ、「各種道路交通法違反の画像情報による検知可能性」なんてものに当たった。
こうした検討が進めば、駐車違反以外の「確認事務」も民間委託できるようになり、しかし交通違反が「犯罪」であっては、法律的にも、カネの徴収手続き的にも、大いにスムーズじゃないわけで、やはり「行政制裁金」制度の導入へ行かざるを得ない…。
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