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2007年12月26日 (水)

Nシステム訴訟 地裁判決

 ぎりぎりまで原稿を書き、13時10分から東京地裁・民事24部(矢尾渉・梶智紀・今井勇介裁判官)627号法廷で、Nシステム訴訟の判決。
  1、原告らの請求をいずれも棄却する。
  2、訴訟費用は原告らの負担とする。

 12階の民事24部で判決書き(全18枚)を受け取り、地下のコンビニの10円コピー機でコピー。裁判所内に10円コピー機があると便利だぁ。

 それから少し、原告やジャーナリストらで話をし、ちょうど14時から地裁の刑事12部402号法廷で、公務執行妨害の判決があったので、傍聴してみた。
 もしや駐車監視員への公妨かと、なるべく公妨は傍聴するようにしてるのだが、去年の夏に偶然たまたま2件当たった以外は、空振りの連続だ。
 これは、単に運の問題なのか、はたまた、駐車監視員の制度がスタート後しばらくは公判請求して懲役刑を科し、マスコミに報道させて、駐車監視員への公妨の抑止としたが、制度が定着してからは、多くを罰金で処理しているせいなのか、そのうちわかるだろう。
 ともあれ本件は、今年4月1日に新宿で、花見から帰る途中、近道のため車道を渡ろうとして、交通整理の警察官から横断しないよう言われて立腹、警察官の胸ぐらをつかんで植え込みに押し倒した、という事件だった。
 前科前歴のない若年者だということで、懲役10月、執行猶予3年。訴費不負担。

 それが終わって、久しぶりに元裁判官氏とばったり。裁判の裏話というか、面白い話をいっぱい聞かせてもらった~。果てしなく歓談していたいけど、そうもいかず…。

 帰りの電車で、N訴訟判決を読んだ。
 ずいぶんあっさりした判決、との印象を受けた。
 Nシステムによる監視が「国賠法上の違法性を有するか否か」を、双方から提出された書面だけで判断すると、そうならざるを得ないのかな、と思えた。
 ただ、愛媛県警の警察官の私有パソコンから延べ10万台の移動データがネットに流出した件について、当該警察官が、
  1、上司の許可なくデータを複写した
  2、捜査終了後に消去すべきなのに消去しなかった
  3、漫然と個人的に保管し続けた
  4、そのデータを自宅に持ち帰った
  5、Winnyを入れたパソコンでデータを取り扱った
 という、5つもの禁を犯し、その1つでも防げれば流出はなかったのに、1つも防げなかった、というのは由々しき事態であり、5段階目までいかなくても、その前の段階で(または別の段階へ進んで)不適切な利用をすることは優に想定され、Nデータの管理が適正に行なわれているとは到底いえない、と思うのだが、裁判所は、愛媛のケースは「特殊なものであり」「Nシステム等における情報の管理が一般的に適正を欠くとはいえない」と認定したところが、私にはオイオイ~と思えた。

 つらつら思ったんだけど、人間が、たとえば火を起こせるようになったとき、印刷機を手にしたとき、蒸気機関やガソリンエンジンを手にしたとき、社会は否応なく激変したわけだ。
 火事が危ないから火を使うのはヤメよう、なんてそんなの通らないのと同様、電子技術の爆発的進歩による監視・管理は、これはもう止めるのは無理ってもんだろう。
 しかし、放っておけば、企業と国が(昔風にいえば資本家と権力がってことになるのか)、自由も権利もクソ食らえでもって、好き放題やってしまう。間違いなくそうなるはず。
 自由とか権利とか、大事にしようと思うなら、ここは、国民というか被支配層の側から、あるべき監視・管理の美女ん、もとえビジョンなりガイドラインなりを、しっかり提示いく必要があるんじゃないか。

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