裁判員制度で国民の目を眩ませて推し進める「司法改革」の、本当の狙いは何なのか
昨夜のロフトプラスワン・ネイキッドの裁判傍聴のイベントは、内容濃かったねぇ。
裁判員制度で国民の目を眩ませて推し進める「司法改革」の、また裁判員制度そのものの、本当の狙いは何なのか。
「裁判員制度はいらない!大運動」の事務局長・佐藤和利弁護士(じつはF1レーサーの父)は、戦争する国を、司法の面からもつくるため、との趣旨のことを言った。
戦争する国をつくる…。
何とかキャットのようにひょいと立ち上がって辺りを見回せば、なるほど、たしかにそんな具合だなぁ、いまに「権利から義務へ!」とのカラーポスターがすべての街角に貼られ、「貧富」の「貧」の側の人たちがワッショイ盛り上がるんだろうなぁ、とは思う。
でも、国、っていうのはつまり自民党と官僚が、日本国の将来を真剣に考えてそっちへ向かわせようとしてる、とは到底考えられない。あり得ない。
じゃあ、誰が日本を「戦争する国」にしたいのか。自民党と官僚は誰に尻を叩かれてるのか。そ、それは、やっぱ、アメリカかなぁ…。
あと、もう1人のゲスト、元殺人服役囚・福井雅樹さん。
なんか、がーんと胸か頭を叩かれるような、目の覚めるような格好良さ、っていうの? 彼の仲間たちも、相当に格好良い。
刑務所から出て、色が白いのを冷やかされるのがイヤで、日焼けサロンへ行きましたよぅ、って話も面白かったねぇ。きゅんとか、萌え~とか、なった女性も多いんじゃないか。
ま、それはそれとして、福井さんはどうやら完全無実で、なんと一審・横浜地裁は、保釈を許可した。殺人で保釈なんて普通あり得ない。
当然それは検察のメンツを丸つぶしにすることでもあり、検察は保釈許可を取り消せと、東京高裁に求めた。当時、その求めに応じて取り消したのが、あの刑事4部の高木俊夫裁判官なんだってねぇ!
高木裁判官は、一審で無罪のゴビンダさん(東電OL殺人事件の犯人とされたネパール人)を、無罪なのに身柄を拘束し続ける決定をし、あろうことか、検察控訴の控訴審で逆転有罪とした裁判官だ。うわぁ~!
でも、裁判員制度になればそんなことはなくなる、と思ったら大マチガイだと思いますよ。だぁって、最高裁も法務省も、「裁判を公正なものにするため」とも「冤罪をなくすため」とも、一言半句も言ってないよ。それに、もしも裁判員のおかげで一審で無罪になっても、検察が上訴すれば、高裁にも最高裁にも、高木裁判官のような人が待ち構えていて、そこには裁判員はタッチできないんだから。
さて、本日は14時20分から、東京簡裁728号法廷で、道路交通法違反の審理。
第1回公判は9月13日、第2回公判の11月6日は仙台高裁へ行ったもんだから傍聴できず、今日は第3回公判。
論告・弁論。求刑は罰金20万円。
被告人は、本件犯行(免停中の無免許運転)の前年の駐車違反がちゃんと決着してれば、そもそも免停がどうとかいう問題にならなかったのだと、しきりに言っていた。
はは~、そういうことなのかと、私は大いにうなづけた。そういう相談はよくあるのだ。
世田谷区清掃・リサイクル条例違反の、また1つの事件の控訴審第1回が、須田裁判長の法廷で15時からあったので、傍聴してみた。
これは検察官控訴の事件、つまり東京簡裁で無罪を言い渡された事件だった。
結審して来年判決。
求刑を、検察官はしなかったね。控訴趣意書に書いてあるのかな。
ちょっとうろうろしてたら、廊下の前にやたら人がいる民事の法廷があって、なんだろうと開廷表の当事者氏名をメモして帰った。本人尋問だったので、ちょっと傍聴してみてもいいのだが、原稿が終わってなくて。
仕事場で、その当事者氏名を検索したら、あれま、去年の、ほら、民主党の永田議員の偽メール問題ってやつの、あの「フリーライター」の氏名がヒットした。でも、開廷表ではその姓は「旧姓」とされてた。相手方は光文社。
ま、ぜんぜん関係ない事件かもしれないけどさ。
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