道路交通法違反・道路交通法違反
10時から東京地裁・第13刑事部(佐藤晋一郎裁判官)801号法廷で、「道路交通法違反、公務執行妨害」の審理。
もしや、ネズミ捕りの現場でモメて否認、かと傍聴してみたのだが、ちがった。
首都高のどこかでオービスにより84キロ超過で捕まって起訴されたのち、ゲームセンターで数時間遊んで自転車で帰る途中、職質を受けたが応じず、氏名を答えず、警察官多数に囲まれ、早く帰りたいとの一心で、自転車を進めて前カゴを警察官に当て、握った手拳で警察官の胸を押した、という事件。
自転車には盗難手配がかかってたんだそうだ。その被害届は自分で出しており、その後、自転車を発見したのに、被害届を撤回してなかったんだそうだ。
今日の期日は、追起訴分(公妨)の審理。
被告人(在宅)は、体格や座り方やふるまいやあごの引き方が、お笑いのあの人によ~く似てた。兄弟かも。本人かも? 黒いスーツのサイドベンツの、ひらひらの部分が白い糸で縫い合わされてた。ああいうのって、着るときは取るものと私は思ってたが、どうなんだろ。いや、すぐに取るものだからこそ、白い糸じゃないのか。ま、いいけど。
検察官は、ちょい茶パツで黒のタイトスカートのスーツで、えらくスタイルが良さそうな若めの女性。私はお初かな。低い大きな声でゆっくりと述べ、迫力があった。張りのあるあの大きな声は、役者・芸人の修行で身につけたとか?
84キロ超過だけなら懲役3月、公妨だけなら懲役は1年が相場のところ、求刑は懲役1年2月。ふぅん。次回判決。
被告人は税理士志望だそうだが、執行猶予がついても懲役は懲役、税理士の資格取得に懲役前科は関係ないんだろうか。
10時56分閉廷。
11時から第2刑事部(宮本聡裁判官)533号法廷で、「道路交通法違反、道路交通法違反」の新件。
『クレイマー・クレイマー』ならぬ「ドーコーホー・ドーコーホー」。なんだろ? と興味がわいて傍聴してみたのだが、あらら、単なる開廷表のミスだった。開廷表ってけっこういい加減だけど、こういうミスは珍しい。
傍聴席(座面が自動的に起き上がる新しいタイプで20席)には、若い女性が多かった。みんな同じパンフレットを手にしていた。パンフには「裁判傍聴とは?」とか書かれてた。
被告人(在宅)は、色あせた黒ジーンズに、薄手の黒いジャケットに、茶の運動靴。ふらーりゆらーりと動き、立ったとき背が丸い。緊張も反省もなさそうに見えるタイプ。
首都高環状線内回り・千代田区北の丸公園3番(毎日新聞社の近くか?)のオービスによる81キロ超過(測定値131キロ)。あそこにあるのは、オービスⅢLhかな。 午前2時40分頃だというが、あんな場所で131キロも出せるんだろうか。
検察官による書証の要旨告知が終わり…。
裁判官「では弁護人、立証は?」
弁護人「ありません」
裁判官「被告人質問も、やらなくていいんですか?」
弁護人「はい」
ええ~~~っ!? そ、そんなぁ~!!
裁判官「じゃ職権でやります。じゃ検察官から聞いて」
求刑は相場どおり懲役3月。
弁護人は、「一般情状について」と断ってから、前科なし、認めて反省している、まじめに就業している、の3点を挙げ、「寛大な判決を求めるものです」と結んで終わった。みじかっ!
2分休廷して(始まってから21分で)判決。
懲役3月、執行猶予3年。訴訟費用負担。
ま、こういうのは負担が相場とはいえ、あの弁護で負担か~。
量刑の理由のなかで、裁判官がこう言った。
裁判官「被告人のため有利に酌むべき事情も少しは認められる」
「少しは」って、普通そんなこと言わないよね~。
11時23分頃、閉廷。
若い女性傍聴人の引率者かと思った女性が、霞っ子クラブの毒人参さんだった。
15時からの「虚偽告訴」の審理は毒人参さんに託し、私は八王子支部へ。
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