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2008年5月 2日 (金)

裁判とはそんなものなのですよ?

5月1日(木)

 締切り原稿が進まないまま、ほとんど寝ずにまた裁判所へ。

 10時から東京高裁・刑事12部(長岡哲治裁判長)715号法廷で、「自動車運転過失致死」の判決。
 黒いスーツに黒いネクタイの被告人(保釈中)は、えらく若かった。20代かも。
 昨年10月の早朝、最大積載量に近い5000キロのセメントを積んだ中型貨物で、ガソリンスタンドから車道へ出て左折するため歩道を通過する際、2度にわたり停止させたというが安全確認が不十分で、散歩中の女性(64歳)に自車右前部を衝突させ、右前輪で礫過(れきか)して死亡させたのだという。前科なし。シートベルト不装着など違反歴10件。行政処分歴あり。
 原判決は禁錮1年6月(実刑)。控訴の趣意は量刑不当。控訴棄却。
 10時6分閉廷。

 それから東京簡裁・刑事1室2係(4月から永瀨進裁判官・宮本幸司検察官)の826号法廷へ。
 10時10分から「銃砲刀剣類所持等取締法違反」の判決、のはずが法廷外の開廷表では10時5分となってた。あ~、もう終わったな~、じゃ803号法廷で10時20分からと手帳に書いてある、女性氏名の被告人の「覚せい剤取締法違反・銃砲刀剣類所持等取締法違反」へ行こうか、いやいやあんまりウロウロせず、ずっとここにいよう…。
 と10時9分、826号法廷に入ったところ、法廷中央、証言台のところに被告人(身柄、留置場)がいて、被告人はこのあと更生施設に入れるのか、とか永瀨裁判官は心配してるようで、検察官は何とかする旨言わされ、国選弁護人も、判決後もそれなりの面倒をみる旨言わされ…という印象のことが展開していた。よっぽど気になる被告人なんだろうか、それとも永瀨裁判官がよけいな世話を焼いてるんだろうか。
 そして判決。罰金10万円、満つるまで算入、訴訟費用不負担。
「ナイフってのはね、殺傷能力があるから、危ないから、二度と持たないでくださいね」
 と永瀨裁判官。うわ、これが銃刀法違反の判決だったんだ。
 長引いたからか、どんな犯行なのか、量刑の理由はなんなのか、永瀨裁判官はまったく述べなかった。

 10時16分から、10時10分~10時15分の予定の「窃盗」の判決。
 被告人は身柄(拘置所)。懲役1年6月、執行猶予3年、訴訟費用不負担。
 これも、永瀨裁判官は、
「弱者を狙うなど行為は悪質です」
 という以外に、犯行の内容がわかることを一切述べなかった。
 10時19分閉廷。時間が押してるからだとしても、傍聴人からすると、そういうのは困るよね~。

 窃盗の被告人は刑務官に伴われて去り、永瀨裁判官は奥のドアへ消え、宮本検察官は記録を風呂敷に包んで去り、入れ替わりに傍聴席へ、スーツの男が2人来た。さらに2人来た。雰囲気からして、公団、もとえ高速道路会社の社員だな?
 次は10時30分から、11月29日に第2回公判を、2月14日に第3回公判(北海道の高速道路会社の係員の証人尋問)を、3月6日に被告人質問を傍聴した、「道路整備特別措置法違反」の判決なのだ!
 町井裕明検察官も来た。てことは判決も、永瀨裁判官に代読させず、後藤征弘裁判官がやるのかな?

 10時28分、後藤裁判官が壇上に。おお~。
 今日会えるのは特別であって、もうこれで会えないのだな~と思うと、なんかこう格別の感慨を覚える。感傷的な気分になる。検察官の場合は、何年かしてまた公判立会いに戻るとか、立会いから外れたんだけども大きな事件があって人手が足りなくなりリリーフで立会いをやるとか、可能性があるけども。

 で、判決。罰金30万円、証人(2月14日の係員)の旅費・日当負担。
 聴き取れたところによると、被告人側の主張は、(1)道路整備特別措置法第24条第3項…(メモしきれず)…は権限の範囲を逸脱するものである、(2)係員の承諾行為は罪刑法定主義に反して無効である、(3)有効だとしても被告人は承諾を得ている、(4)得ていないとしても得たと錯覚した、であり、後藤裁判官はそれらをすべて退けた。

第24条第3項  会社等又は有料道路管理者は、この法律の規定により料金を徴収することができる道路について、料金の徴収を確実に行うため、国土交通省令で定めるところにより、国土交通大臣の認可を受けて、料金の徴収施設及びその付近における車両の一時停止その他の車両の通行方法を定めることができる。この場合において、第一項本文の規定により料金を徴収される自動車その他の車両は、当該通行方法に従つて、道路を通行しなければならない。

第58条 第二十四条第三項後段の規定に違反して道路を通行した自動車その他の車両の運転者は、三十万円以下の罰金に処する。

 裁判所的なごく普通の認定、とは思うが、一点だけ「えっ?」と気になるところはあった。
「係員が料金を異議なく受領したときは、係員の特別な意志承諾がなくても、通行についての契約は終わったと見ていい」
 という趣旨の部分があったけど、そうか?
 運転者はなるべく急いで通過したいなか、係員にわたした料金が間違っており、係員が一瞬おいて気づくことはあるわけで、ここはやっぱり、「行ってヨシ」と声を発するとか、明確な承諾が必要なんじゃなかろうか、とくに、刑罰を科すかどうかの、承諾の有無は分かれ目になるというなら。

「被告人の主張は、裁判所としては認めることができませんでした」
 と後藤裁判官。いつもそんなふうなことを言う。
 これ、ご本人の内心は知らないけれども、私としては、かなりフェアな、裁判というものの本質を存分に踏まえたうえでの言葉なのかな、という気がする。つまり、
「被告人の主張にはそれなりの理があっても、あるいは現実的には被告人のほうが正しくても、ときに被告人が無実であっても、裁判という場においては、それは認められないんですよ。裁判とはそういうものなんですよ」
 と。
 傍聴中毒人は勝手にいろんなこと妄想するよね~(笑)。

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 10時42分閉廷。
 終わってバーの外へ出た被告人に、道路会社の社員4人が…。そのへんの話はまた今度。

 11時から東京高裁・717号法廷(阿部文洋裁判長)で、「道路交通法違反」の第1回。飲酒運転で保護観察付き執行猶予中の飲酒運転。原判決は懲役7月。控訴の趣意は量刑不当。“本音の趣意”は、自営してる「工場」の後始末のために下獄を延ばすこと? との印象をちらり受けた。次回判決。

 来週の東京地裁の予定をチェックしてから、警察庁へ。
 合同庁舎2号館も、農林水産省と同じく、氏名と用件等を書いてIC入館証を受け取り、それを使ってゲートを通過、という形になったね。めんどくせ~。念のため、食堂だけの入館はOKか尋ねたところ、OKとのこと。
 警察庁で用を済ませてから、国土交通省の食堂へ。先日まで工事中だった、奥のほうの食堂を見に行ったら、開店してた。ニッコクトラストの食堂だった(前年度がどこの食堂か不知)。580円のカツカレー(スープとミニサラダ付き)が今日は500円だというので、それを食った。まぁまぁですか。新しい食堂を見るにつけ、第5食堂が懐かしく…。

 用事があって地下鉄で表参道へ。
 ちょうどメーデーのデモ行進があって、そのデモのなかに、日本国民救援会の方を発見。あら~。6月13日の「裁判員制度はいらない!大集会」のチラシを20枚ほどお渡しして、私は地下鉄へ。し、締切りが…。

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