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2008年5月16日 (金)

酒を飲んでしまうと自分の×××んを人に見せてしまう癖があり

 あ~どぅしようどぉしよう、えぇい、迷ったら行ってしまえ、と今日も朝から裁判所へ。とほほ。

 地下鉄で…。修学旅行か社会見学らしき中学3年生(脇に抱えた2穴ファイルに3年1組と書かれてた)男女数名が乗ってきて、その1人の男子の頭髪が、弁護人や被告人によく見かける形だった。なんつーの、頭髪の中央部から後頭部へかけての中心線がつんつん立ってる、みたいな。梅干しの種を立てた、みたいな。梅干しカット、と呼んでおこうか。

 

 10時から東京地裁・刑事1部(髙木順子裁判官)408号法廷で、「道路交通法違反」の新件。

 

 早めに法廷に入ったら、9時55分から「業務上過失傷害」の判決。

 被告人は、黒スーツで角刈り、だいぶ若く、ちょいヤクザ風。昨年4月、信号交差点を右折する際、出口横断歩道の夫婦に衝突、1人に入院71日の骨折、1人に軽傷を負わせた、という事件。禁錮1年、執行猶予3年、訴訟費用負担。
 弁護人がさっそく梅干しカットだった。やたら傍聴人が多かった。

 

 10時から「道路交通法違反」の前に「わいせつ図画販売目的所持」の判決。

 被告人は身柄(警察留置場)。見た目60歳くらい。多額の借金を抱え、インターネットから入手したわいせつ画像(動画?)をDVDに焼き、わざわざ上京して売り歩き、駅のコインロッカーに(21枚を?)入れ、自首したんだそうだ。懲役1年2月、執行猶予3年。

裁判官 「わざわざ上京して、なんでこんなことをしたのか、と思いますけども」

 

 そして「道路交通法違反」。

 被告人は42歳、会社員。杉並区上高井戸、中央自動車道下り0.8kp付近のオービスによる81キロ超過(測定値141キロ)。だいぶ余裕を持って出かけたが、事故渋滞で出勤時刻に遅れそうになり、先を急ぐ気持ちから飛ばしてしまった…。

 そこの制限速度は100キロと思っていたと言う被告人に対し、髙木裁判官は、わずか2キロ(km)ほどの間に5つも60キロ(㎞/h)制限の標識があるのに、なぜ見ないのかと、しきりに質問してた。が、被告人の供述の趣旨は、「普段は飛ばすほうではなく、燃費も考えて、いつも高速道路は80~100キロで走ってるので、標識は気にせず(視界に入っても意識はせず)、制限100キロと思ってた」であり、良い悪いは別にしてそれは何ら不自然ではないだろうに…。

 求刑は懲役3月。相場である。前科なし。違反歴は通行帯違反1件のみ。大学卒業後、同じ会社に勤務。ま、直ちに判決(懲役3月、執行猶予2~3年)かな。と思ったら次回判決となった。10時41分閉廷。

 

 11時から地裁・刑事21部(安藤範樹裁判官)420号法廷で、「公然わいせつ」の新件。最近「公然わいせつ」がよく目につき、私は若干ハマってる。

 被告人(26歳)が奥のドアから刑務官に挟まれて入廷してくるとき、一瞬、女性かと思った。シチュエーションのせいもあるんだろうが、目つきがちょっと気味悪い感じ。

 「酒を飲んでしまうと自分のちんちんを人に見せてしまう癖があり」、今年4月、仕事を終えてコンビニでビール350ミリリットルを飲み、焼肉店で中ジョッキ5~6杯を飲み、午前2時半頃、歩道で「自分の好みの女性」(27歳)を見つけ、つけていき、「今が見せるチャンスだ」と駐車場において自己の陰茎を見せつけ手淫して自慰行為をし、被害女性が逃走するや、100メートルにわたって追尾し、立ち止まった女性に再び陰茎を見せつけ手淫して自慰行為をし、怒鳴られて逃走、被害女性が携帯電話で呼んだ交際相手により私人逮捕された、のだという。

 ①2003年5月に(つまり21歳のとき)公然わいせつで罰金30万円、
 ②同年10月に電車内の痴漢行為で罰金40万円、
 ③2004年4月に電車内の痴漢行為で懲役6月、保護観察付き執行猶予3年、
 ④2005年8月に公務執行妨害(と何か?)で懲役刑(メモしきれなかった)、
 ⑤2007年8月に、下着を盗む目的で住居侵入、
 ⑥2008年2月に公然わいせつで罰金30万円、

 計6件の前科あり。暴行などの前歴もあるという。
 ③と④は本件と累犯の関係(服役後5年以内の犯行)だと検察官が言ってたから、④で実刑となり、③の執行猶予は取り消されたんだろう。

 ③の痴漢の示談金も、⑥の罰金も、島嶼部に住む母親に立て替えてもらい、返済を約束したのに返済せず、かえって仕送りを受けることもあったという。

弁護人 「給料は?」
被告人 「額面で26万円くらい…」
弁護人 「住居、光熱費、税金を引いたら?」
被告人 「17万円くらい…」
弁護人 「そのうち酒は、どれくらい使ってるの?」
被告人 「7万円くらいは食費等に…」
弁護人 「あと10万円は?」
被告人 「ほとんど食費に消えてます」

 酒が好きで、ヤメられないのだそうだ。
 弁護人は、性犯罪と酒との関係(犯行の原因理由)について鑑定(情状鑑定)を請求したが、安藤裁判官は採用せず。求刑は懲役6月(の実刑)。

 「手淫して自慰行為」という言葉が何度も出た。「手淫」と「自慰行為」は違うのだね。「足淫」「器具淫」「口淫」…。12時1分閉廷。

 

 どこへ行こうか迷った末、地下のそば食堂で、昨日と同じ、かき揚げ100円と、かけそば大盛り280円。

 

 なんとなく1階の開廷表を見たら、11時から地裁725号法廷で「公務員職権濫用等」の新件が!! 拙著『裁判中毒』でも書いてるように、これは非常に珍しい罪名だ。なのに見落とした!? なんで!? 先週チェックした別の開廷表を再チェックしたところ、罪名が「強制わいせつ等」になってた。開廷表って、アテになんないんだよね~。

 阿曽山大噴火さんが当然傍聴したというので、ねぇねぇどんな事件だった? と聞いたところ、「今井さん、ほんとニュース見てないっすね」と言われてしまった。そうなの、見てないにょ(泣)。つか、私は、ニュースを見て「これ傍聴したい」と思うことは、あんまりなくて、傍聴して「これ、たしかニュースであったぞ。うわ~」となるほうが好きなのね。

 

 13時15分から、地裁519号法廷で、4月22日に第1回を傍聴した、「飲食店のヘルプ」だという被告人の「道路交通法違反」、無免許&酒気帯びと無免許(求刑懲役10月)の判決。

 廊下に某氏がいて、向かいの522号法廷(地裁民事16部。生野考司裁判長)で13時30分から「発信者情報開示等」の弁論があるという。じゃ、こっちが終わったらそっちへ行くよと。

 

 「道路交通法違反」は、犯行車両(父親の形見の高級外車)の登録を抹消するのに時間がかかるからと、判決期日をだいぶ先にしたのに、まだ抹消が済んでなかったことが影響したか、懲役10月、執行猶予5年。5年って! 執行猶予は何年が多いか、『裁判中毒』参照。←そんなことまで載ってるマニアックな傍聴本なのですよ。

 

 そして向かいの522号法廷へ。

 傍聴席で、缶コーヒーを飲みながら黄ばんだような文庫本を読んでた男性が原告で、被告は「(株)はてな」だった。「規約違反をした利用者には厳しい態度で…」「より侮辱性の高いものを…」「いやいやタイムスタンプだけですから」「重要なのは名前とメールアドレスで」などの言葉が聞こえたが、内容はさっぱりわかんない。私は、原告席の机にぽつんと置かれた缶コーヒーを、これって刑事裁判ではあり得ない光景だな~と、眺めていたのであった…。
 終わって出ると、さっきの「道路交通法違反」の被告人と弁護人が廊下でまだ話してた。

 

 さらに少し傍聴。もう疲れて疲れて。ぽかぽか天気なので、ちょっと寝ようかと日比谷公園へ。

 しかし、待て待て、忙しくてサボってた開示請求を、がしがしやっておこうよと、まずは法務省へ。

 玄関から、晴れやかな和服や燕尾服の高齢男女、およびそのお付きの人、みたいな人たちがぞろぞろ出てくるではないか。法務省で結婚式? いや、そうじゃなかった。褒章関係のイベントがどこかであり、バスで法務省の裏側へ戻り、1階ロビーを通って正面玄関から出てくるのだった。みんな、にこやかで晴れやか。へぇ~。

 

 東京地検へ寄ってから、警視庁へ。

 副玄関の受付の女性2人が、見慣れない女性で、あれ? デパート店員のような制服を着てる。思い切ったことをしたな~。とよく見たら、ビックリ! 胸の名札に「株式会社コアズ」とあるではないか。ええ~っ!! そんなことまで業務委託するようになったんだ~!!

 いつからかと尋ねたところ、4月からだと。ん? 4月に入ってから私は警視庁へ来てなかったの!? 情報公開の部屋へ入ると、机の位置が少し違ってた。うわ~。

 そうこうするうち17時が過ぎ、裁判所へ戻って来週の簡裁の予定をチェック。

 それから合同庁舎3号館(国土交通省など)で、某週刊誌記者氏と某娘さんと酒。2号館(警察庁など)へとハシゴ。ボトルまで入れちゃってぇ。なんて日々だ(笑)。

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