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2008年5月23日 (金)

農林水産省に愛国ランチ?

 朝の丸の内線は、熱帯植物の温室のようだった。エアコンの故障なら故障と、アナウンスがあるはず。ないところを見ると、駅員は知らないわけで、これは通勤人たちを疲弊させて国力を減衰させ、かつイライラ犯罪の増加を期待する、敵国工作員の仕業かと思われ…。

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 9時50分から簡裁534号法廷で、5月14日に第1回を傍聴した「道路交通法違反」(首都高4号線下り赤坂のオービスによる62キロ超過)の判決。
 傍聴席に、丸5年間にわたり簡裁の道交法を傍聴し続けてきた私からすると、不似合いな若めの女性が。この人、昨日の地裁519号法廷の道交法違反にいた女性では? もしそうだとすると、何者?

 判決は、オービスのメーカーの言い分を理由もなく信じたうえで、その信じ込みを崩す特段の事情(要するに無実の証拠)が(そんものを殊更残さなくしてあるのがオービスなのに)ないからと、求刑どおり罰金10万円。
 それはまぁ、決まりきった判決であり、べつにいいんだけど(良くはないけど。笑)、八木澤秀司裁判官は、引っかかり引っかかり、ゆっくり長々述べたので、終わりが10時7分をまわってしまった。10時から地裁420号法廷で、5月16日に第1回を傍聴した「公然わいせつ」(逃げる女性を追いかけて自慰行為を見せつけ)の判決だったのに、間に合わなくなってしまった。

 んもぉうっ! と嘆きながら出たが…。
 阿曽山大噴火さんが法廷に残ってる。上述の女性も。他にも数人残ってる。なんで? ドアの外から小窓を覗くと、若く背の高い女性被告人が、留置場管理の警察官に挟まれて奥のドアから入ってきた。続いて覗いた礼田計さんが「あっ!」となった。その被告人の前刑の裁判を、礼田計さんは以前傍聴したんだという。おぉ~!
 つーことで、礼田計さんといっしょに直ちに傍聴席へ戻り…。

 (開廷表の時刻では)10時から「窃盗」の新件。
 杉並区のスーパーで缶コーヒーとコーラ、計184円を万引き。私服警備員が現認し、店外で私人逮捕。
 私は被告人を左斜め後ろから見ていたのだが、その角度からだと、かなりの美人。被告人席のすぐ後ろに痩せた母親がいて、俯いて目を閉じたその横顔は、ヨーロッパ方面の美人のよう。
 母親の知人を介してアパートを借りてもらったのだが、「めんどくさくて」働かず、最長1カ月くらい、一切食べずに籠もることもあり、電気はあまり使わないので止められても苦にはならず、「視野狭窄」で「孤立」していたんだという。しかしだいぶ本は読んでるようで、供述の端々に難しい熟語が混じるのだった。
 「アメリカンマイムの終焉」と聞こえたが、『アメリカン・マインドの終焉』なのだろう、その本のことが反省文に出てくるそうで、
裁判官「命について書かれてる…。生き方について悩んでたのかな?」
被告人「はい」
 というシーンがあった。だいぶ古い本だ。被告人は古書店で1冊100円で買ったんだろうか…。
 前刑は、同じく万引きで、懲役1年2月、保護観察付き執行猶予(3年2年。宣告は2006年7月14日、7月29日確定。礼田計さんによれば、同じ534号法廷で、堀内信明裁判官が言い渡したんだそうだ。おぉ~! しかし一度も保護観察所へは行かなかったという。今回、実刑は免れないだろう
 ちなみに、この弁護人、雰囲気的に被告人と逆なんじゃないかと思えた。人生、なにがどうなるか、ほんと、わからんものである。
 本件の求刑は、懲役1年4月。10時56分閉廷。

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 冒頭で触れた若めの女性は立たず、ちょっと癖がありげな傍聴人(次の被告人の関係者)が入ってきたので、引き続き傍聴することに。
 次は(開廷表の時刻では)10時45分から「窃盗」の新件。
 バイクの女性と2人乗りして獲物を探し、ドライバーで錠を開けての、車上荒らし。罪状認否は、
被告人「間違いありません」
 これも2008年の、2月に東京簡裁で、車上荒らしにより懲役1年6月、保護観察付き執行猶予3年の判決を受けており、実刑は免れないだろう。追起訴があり、他にも追起訴の可能性があるとのことで、弁護人は存分に弁護活動を行うつもりのようで、しばしモメ、続行。

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 もう眠くて眠くて、もう帰りたいのだが、15時まではなんとか居ようと…。
 地下で、かき揚げ付き、かけそば大、計380円を食べ、419号法廷の近くの一般待合室で座ったまま仮眠。左腕がしびれてしまった。
 礼田計さんに起こされ、地裁429号法廷で「道路交通法違反」の新件。
 首都高・環状線・外回り、港区芝2-2のオービスによる80キロ超過(測定値130キロ)。ま、ごく普通の事件、ではあるんだけど、いやはやなんとも。被告人のスーツ、靴、家族の事情、反省の弁、弁護人、検察官、そして園原敏彦裁判官の訴訟指揮、どこからどこまで「うっわ~!」な、興味深い裁判だった。詳しく書くと、そうとう面白いと思う。でも書くヒマない。ごめんね。
 求刑は相場どおり懲役3月。14時37分閉廷。

 そして15時から、簡裁728号法廷で、5月16日に傍聴した「住居侵入」(前刑[殺人で懲役10年]の出所後まもなくの犯行)の判決。懲役10月、未決20日算入、訴訟費用不負担。

 さて帰ろう。帰って少し仮眠してから、アジア記者クラブ2008年5月定例会<<「事件」など存在していなかった北陵クリニック冤罪事件 司法劣化、検察と報道の共犯関係を検証する捜査の現状を知る>>へ行かねば。

 …んが、帰る前に来週の高裁の予定をチェック。来週はもっと忙しくなりそうだから、と思いつき、農林水産省で、だいぶ前に開示決定が出ていた食堂関係の文書「06年07年度の食堂の公募要綱及び企画提案書及び企画提案があった社のリスト」4件の開示を受ける。こっ、これはすごいぞ! 「愛国ランチ」というにふさわしいメニューが義務づけられてたり。いいね!
 北別館の新食堂群は、6月1日は無理そうだが、6月中にはグランドオープンになるらしい。メディアの記者諸氏よ、報道するときは、私がゲットしたこの文書を見とくといいですよ。うわはは。なに? 開示請求マニアだからマニアックに喜んでるだけ? ふんっ。
 その開示を受けてる途中、最高検の情報公開の係から電話があり、検察庁へ。そうこうしてるうち17時に近くなり、また裁判所へ戻って来週の簡裁の予定をチェック。もう腹がへって疲れ果ててしまい、悩んだ末、上記定例会はパスすることに…。

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