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2008年5月13日 (火)

前日から酒を飲み続け、もう飲めなくなったので車へ戻り

5月12日(月)

 10時から東京高裁・刑事3部(中川武隆・小原春夫・吉玉正紀裁判官)410号法廷で、昨年12月14日に東京地裁で一審判決(懲役1年6月、執行猶予4年)があった「脅迫・威力業務妨害の控訴審第1回。
 小原春夫裁判官って、八王子支部にいた人だね。
 被告人は、一審の第1回のとき45歳だったが、46歳になっていた。
 以下、言葉は完全に正確ではないかと思うが…。
弁護人「被告人質問と、あと学者さんに意見書を書いていただくよう…これについては今日、ちょっと…」
裁判長「検察官、ご意見は」
検察官「被告人質問については、必要なし。意見書については、すでに数カ月を経ております。必要性はないものと思料します」
 裁判官3人、壇上でひそひそ。
裁判長「え~、それでは、裁判所の裁定を示します。被告人質問は必要性ないものと認め、意見書は予定ということで正式な請求と認められませんが、待つことはなく本日これで結審することとします」
 来週判決となった。早っ。
 被告人側のあの無罪主張の、味方になる意見を持つ学者って誰? どんな「意見」? 大いに興味あったので、ちょと残念。ま、意見書を今日出せない理由は、学者が引き受けたが締切りに間に合わなかったと、そんな学者が見つからないと、2通りあるわけだが…。
 10時4分閉廷。

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 10時から始まっていた「公務執行妨害」を傍聴に、東京地裁・刑事6部(高橋正幸裁判官)418号法廷へ。
 酔っぱらってタクシーで寝てたのを起こされ、腹を立てて警察官に頭突きした、という事件だった。被告人は、不動産業でマジメに働いているという若者。酔っぱらっての「暴行」の罰金前科があるそうだ。
 私なんぞからすると、「よりによってなんで頭突き? 頭突きが飛び出す背景は?」なのだが、誰もそこは突っ込まなかった。
 求刑は懲役1年。
 10時44分閉廷。

 418号法廷は次も「公務執行妨害」。被告人の氏名はカタカナ。通訳がつくのは時間がかかる、腹へった、午前の傍聴は切り上げてどこかで食事を、となったところへ、黒いスーツの被告人らしき黒人がきた。弁護人と日本語で話してる。じゃあ…と傍聴することに。
 ところが通訳付きだった。裁判所でよく見かける、ちょと美人のあの人だ。つーことは英語なのだな。ま、たまには英語の勉強をしようかと、席を立つのをヤメた。
 「はい」は「イエス」で、「そのとおりです」は「コレクト」なんだね。知らなかった。
 被告人は3週間を「テレウィークス」と言い、通訳人は何度も「スリーウィークス?」と確認してた。昔、フィリピンの電話交換手が、何度聞き直しても「(ザラインイズ)ビーシー」と言い、それが「ビジー」だとわかるまでにだいぶ時間がかかった…そんな思い出を遠く思い出したよ。
 被告人(輸入販売会社を経営。日本人と婚姻。前科なし)は、3週間前に知り合った「ボビー」と名乗る男から、買い物につきあうよう頼まれ、ハード・オフへ行ったところ、不正なカードを持った外国人がいるとの110番通報を受けて警察官が臨場、たちまち「ボビー」は姿を消し、パニくった被告人は逃げようと警察官の肩を押した、という事件だった。
 なるほど、不正なカードで商品を詐取しようとするとき、被告人のような、情を知らず、かつ、なるべく警察官に関わりたくない者を連れていくと逃げるときに便利なのだな、と思った。
 求刑は懲役1年。
 12時13分閉廷。

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 あ~、腹へった。どこで何を食べようか悩んだ末、向かいの合同庁舎2号館で、唐揚げの黒酢あんかけ丼530円。懐かしの第5食堂に慣れた私には、野菜が少なく、これは410円が適当だろうと…。

 今日は傍聴券抽選の事件が2つあった。有名タレントの弟の事件と、妹殺しの事件。私はそういう有名事件は普段傍聴しないのだが、礼田計さんが当たり券をくれるというので、せっかくだから、たまにはと、東京地裁・刑事9部(秋葉康弘・建石直子・古賀秀雄裁判官)104号法廷で、13時30分から「殺人・死体損壊」。
 今日は論告・弁論。寝不足と満腹とで、だ~いぶ居眠りしてしまい、求刑を聞き漏らした。報道によれば懲役17年。
 14時27分、最終陳述。
 私は後ろのほうの席だったので、定かではないが、何も読まずに述べたように見えた、よく整理された簡潔・明解な内容を、一語一語ゆぅ~っくりと。頭が良い、というのを通り越してるような…。
 ただ、最後に、
「ご静聴ありがとうございました」
 と述べたのが、どこか幼く感じたっけ。5月27日判決。

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 14時45分から東京高裁・刑事1部(田中康郎・福士利博・島戸純裁判官)720号法廷で、「犯人隠避・証拠隠滅」の控訴審第1回。
 被告人は受刑中で、現在の住所は東京拘置所だという。原審は前橋だという。
 田中裁判長が言った、控訴趣意書、補充書の、「自首が成立する」という部分は、原審で主張されてないので不適法な主張となり、消除(しょうじょ)してよろしいか、と。
 被告人は、友人の死亡(殺害された?)に関することについて、ウソをついており、のちに白状に及んだことは明白なので当然、自首として扱われると思い込んでおり、しかし一審の弁護人が自首を主張しなかったらしい。それを控訴審で言い出すのは不適法って、前からそうだったの? 「裁判員制度」を目玉に国と自民党が「司法改革」だと言い出し、素人(裁判員)にわかやりやすくをキャッチフレーズに手続きをぐじゃぐじゃにしたようだけど、その一環でこれもそうなったの?
 受刑中の事件の判決について…。
検察官「共犯の人たちと量刑が違う(たぶん被告人がすごく軽い)ことはどう思いますか?」
 これ以上軽くしろとは、ふてぇ奴だ、という趣旨なのだろう。
 被告人は笑って即答した。
被告人「それは当たり前だと思ってるんで。あの人たちはヤクザなんで」
 検察官も苦笑。

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 15時30分から東京地裁・刑事13部(戸倉三郎裁判官、だと思う)510号法廷で、今日の午後のメイン、「危険運転致傷」の新件。
 被告人は36歳。でも若く見える。「昭和51年」と聞こえたのは「58年」か「57年」の誤り?
 トサカ、とまではいかないけど、つんつん髪。もみあげが長く、うっすらヒゲ。細いストライプの黒スーツ。身ごろが鮮やかな青のストライプで、えりが真っ白の、しゃきっとしたシャツ。ネクタイはグレー。先が反り返った靴。大学の若いサークル仲間の、原宿のフレンチレストランで開かれた結婚披露宴…にお出かけするイメージ。精一杯“正装”してきたのだろうが、「危険運転致傷」の罪で裁かれにくる服装とは到底思えない。
 3月7日長野県内で酒を飲み(長野在住。父親が社長の保険代理店の、被告人は役員)、友人と車で東京へ出かけ、早朝、新宿の西口駐車場に車を入れ、築地、お台場、歌舞伎町などで酒を飲みまくり、もうそれ以上飲めなくなった(最後のキャバクラはまったく記憶にないという)15時半頃、駐車場代がかさむ、外のパーキングに移動して仮眠しようと、西口駐車場へ千鳥足で向かい(通路の防犯カメラに録画あり)、インテリジェントキーでロックを解いてエンジンをかけ、出口へ向かって蛇行し、3号精算機の前にいた被害者へ時速20キロくらいで突っ込み(これも防犯カメラに録画あり)、左下腿骨骨折等、全治3カ月の重傷(そうとうの出血もあり)を負わせ、しばらくして車を降り、呆然としていた、友人を帰らせた(友人は高速バスで長野へ)という事件…。
 書証の写真を確認させるとき、
検察官「(裁判官に)被害者の足の写真、けっこうアレなんですよ…」
被告人「いや、警察で見てますんで」
検察官「じゃ(今ここで)見ていいですね」
被告人「あ、それはちょっと…(手で遮る)」
 というシーンがあった。
 被害者の骨は、まだくっついてないそうだ。
 裁判員は、そういう写真も見ることになるのだ。さすがに上記「死体損壊」の写真は裁判長の判断になるかもしれないが。
 示談のことで続行。次回は情状証人と被告人質問。
 16時3分閉廷。

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 いったん帰宅して生活クラブ生協の供給品を取りに班長さん宅へ。
 それから阿佐ヶ谷ロフトAへ。「裁判傍聴マガジン創刊記念・元木編集長の裁判ってこういうことだったのか会議」。

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