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2008年5月22日 (木)

一般人は裁判官より聖人君子か

 13時11分頃、裁判所の玄関へ入るとき、霞っ子クラブのユキさんにばったり。ルーシーさん殺害事件の今日の控訴審は、傍聴券(13時10分締切り)は先着順、つまり定員割れだったそうだ…。
 金属探知機のゲートをくぐり、国賠ネットの方々にばったり。今日はバレンタイン国賠の期日が入っていたのだ。

 いちおう高裁民事808号法廷へ行くと、かなり傍聴席が埋まってるようだったので、バレンタインさんと握手して、私は同じ13時30分からの、東京地裁・刑事7部(前田厳裁判官?)519号法廷、「道路交通法違反」の新件へ。
 免許を取得したことのない無免許、&酒気帯び0.24ミリグラム。
 被告人(47歳)は、20年以上前に覚せい剤の前科があるものの、その後は内装業を自営し、従業員たちから相当に信頼され慕われているようで、彼らの上申書は「社長のような実績のある人は他にいない」「仕事は責任感あるし面倒みてくれる」「情に厚くハートで接してくれる」「その証拠にみな長年勤務している」と。若いときの過ちを乗り越え…偉いと思う!
 しかし交通違反については、「大丈夫、捕まらない」「事故さえ起こさなきゃ大丈夫」と安易にやってしまう…よくあることなんだよね。
 その後の前科は、昨年5月の無免許、罰金20万円だけだそうで、なのに求刑は懲役1年2月。重すぎない? 裁判官はどう判決するのか。
 この公判を、学生には見えず、単にぶらり傍聴に来た風ではない若めの女性が、せっせとメモしつつ傍聴していた。どこか慣れてる風。ネットで記事を書いてる人か? 声をかけようかと思ったが、怖そうでヤメた。私は気が弱いにょ(笑)。
 14時9分閉廷。

 14時25分から、5月12日に傍聴した「公務執行妨害」(警察官に頭突き)の、地裁418号法廷で判決。懲役1年、執行猶予3年、訴訟費用負担。

 同じ法廷で14時30分から、「覚せい剤取締法違反」の…判決というのは私の見間違いだったらしい。カテーテルを使用して尿を採取した、とか言っていた。次回、医師を尋問することになった。真っ向否認のようだ。
 14時49分閉廷。

 法廷(20席)の前に、人が集まり初めていた。どうも、15時15分から(だったかな)の「東京都青少年の健全な育成に関する条例等違反」の審理、の関係らしい。

 私は東京高裁・民事7部(大谷貞男裁判長)511号法廷へ。提起側:西村博之、相手側:山本一郎、の「損害賠償等請求控訴事件」の第1回口頭弁論があるというので。
 内容はさっぱりわかんなかったが、ふと気づくと、傍聴人の1人が腿の上に置いたノートパソコン(アップルの白い薄いやつ)をヒタヒタ打っていた。うわっ、民事はそんなことになってるのか~。
 あそうそう、大谷裁判長が、こんなこと言ってたよね。
「こちらの裁判官もこのへんについては専門家ですので、ご期待に応えられると思いますよ」
 「このへん」が何を意味するのか、私はよくわかんなかったんだけど、そんなこと刑事裁判じゃ聞かれないので、メモしたわけ。
 15時12分閉廷。

 向かいの民事39部・513号法廷の開廷表を見ると、「和解金」の証拠調べ(本人・証人)をやってた。開けっ放しのドアから、ちょっとお上品そうな若い女性が入っていった。あれ? この女性、さっき511号法廷の傍聴席にぽつんといなかった? 何なんだろう…。

 念のため地裁刑事418号法廷へ行ってみると、もう満席で、関係者が入れるかどうかヤバイ状態になっていた…。
 ちょっと総務課へ寄ってから、とっとと帰る。腹へった~。

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 宇都宮地裁の裁判官(判事補でも特例判事補でもなく判事)が、「ストーカーの行為等の規制等に関する法律違反」の容疑で逮捕され、裁判員制度の施行が1年後に迫ってるのに…と、ぼろくそ叩かれてる。
 これで裁判やら司法やらへの信頼が失われる云々(うんぬん)という意見には、私はものすごく違和感を覚える。裁判官だって人間、やっちゃいけないことをやっちゃう者がときに出てくるのは、当たり前じゃん。
 これしきのことで失われるのは、それは「信頼」じゃなくて「幻想」でしょ。裁判官=聖人君子、みたいな幻想。
 本来は処罰されるべきなのに、警察・検察との関係を利用してウヤムヤにしちゃったとか、ウヤムヤにしようと画策したとか、そして何より、警察・検察を妄信して無罪を有罪にしたとき、裁判、司法の信頼は失墜、崩壊するのだ。

 「イザ!」というニュースサイトの「ストーカー裁判官逮捕 識者『裁判員制度まであと1年という日に…信頼失う』」という記事に、こうある。太字は今井。

 元東京高裁刑事部総括判事、木谷明・法政大法科大学院教授(刑事法)は「裁判官の職務からすれば(意識的に犯罪を繰り返す)ストーカー行為はあってはならない。法曹界への衝撃は大きい」。
 その上で「一人の問題で裁判官全体のイメージが崩れるわけではないが、裁判官への信頼を失う事件。裁判員制度導入を前に相当悪い影響がある。逆の言い方をすれば、だからこそ裁判官だけに任せておけない、一般の人も一緒に裁判をやらなければいけないと思ってもらいたい」と話した。

 これ、「一般の人」は、ストーカー行為も性犯罪も薬物犯罪も窃盗も詐欺も横領も暴行も傷害もやらない、裁判官を超える聖人君子だというんだろうか。
 裁判員制度ってのは、根本的に狂ってるから、擁護しようとすると、おかしなことなる…そういうことがここに、わかりやすく露見してる、と私は思うんですけど。

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