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2008年7月の35件の記事

2008年7月31日 (木)

光明理化学の社員を証人請求!

 10時からの「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の新件はパスして…。

clip 11時から東京地裁・刑事5部(川本雅也裁判官)532号法廷で、「偽造公記号使用」の新件。
 この罪名は、霞ヶ関倶楽部の先輩諸氏も初めてだという。当然に私も。だから早めに行ったのに、そして今日はリゾート地か原宿か、という服装の若い男女(とくに女子)が裁判所内にやたら多かったのに、傍聴席(20席)は最初スカスカ。途中からぽつぽつ入ってきて、ほぼ満席になったけれども。

 被告人は身柄(拘置所)。半袖半ズボンのグレーのスエット。伸びた坊主頭で、上のほうは薄くなりかけてる。ちょとおでぶ。体も顔も両脇の刑務官より大きい。早口でやたらしゃべる。前科は詐欺等6犯。うち1犯は本件と累犯関係(つまり出所して5年経ってない)。
 ネットの自警団がどうとかで、振り込め詐欺を撲滅しようと、警察に何度も相談したがぜんぜん減らず、体感機の運び屋をやってるKという男(口座や飛ばしケータイも売ってる)を5月24日、なんとか稲荷神社のトイレで待ち伏せ(呼び出し?)、そのときたまたま新宿歌舞伎町のマニアグッズの店で買ったニセ警察手帳を、犬の散歩がどうとかでバックに入れており、
「警察だよ。残念だったな。これから調書、巻きに行くから」
 と、その手帳を見せた…。
 適用する法律は、刑法166条2項後段。

第百六十六条  行使の目的で、公務所の記号を偽造した者は、三年以下の懲役に処する。
 公務所の記号を不正に使用し、又は偽造した公務所の記号を使用した者も、前項と同様とする。

 Kの捜査段階の供述調書によると、Kは被告人から、
「1日3万円の日当の、警視庁のデータ処理の仕事を紹介してやる。囮捜査に協力すれば体感機も不問にしてやる」
 と言われ、翌日と翌々日、預金通帳を2通(3万円と4万円)を売らされ、ケータイを2つ作らされたんだという。そして、
「最近、おばちゃんによる逆援助交際が流行ってるから、そのおばちゃんを呼んでカネを取ろう」
 と“売春のタタキ”を持ちかけられ、さすがそれはおかしいだろと知人に相談…そうして本件発覚となったらしい。報道によれば被告人の逮捕は「(5月)29日までに」だ。

 被告人質問では、“売春のタタキ”については、
被告人 「まったく無根、一切言ってません」
 とのこと。

検察官 「通帳2つ、あなたが見つけてきた口座屋に…」
被告人 「Kが見つけてきたんです。ケータイサイトで調べてた」
検察官 「あなた自身、口座屋に…」
被告人 「写真撮るために呼び出して…」
検察官 「売ったのではないんですか!」
被告人 「(通帳を?)持ち逃げされましたね」
検察官 「口座を売るのはオレオレ詐欺を助長することに…」
被告人 「いや…(早口で何か言い訳)」
検察官 「Kから7万円、もらったんでしょ!?」
被告人 「捨てました」
検察官 「もらったんでしょ!?」
被告人 「いや…」
検察官 「終わりますっ!」
 これで検察官からの被告人質問は終わり。普通は続いて裁判官が質問するのだが…。
裁判官 「(気のせいかニヤリと) 聞くことはありません!」
 いかにも、「こんな口先の詐欺師にしゃべらせても時間のムダ」と言いたげな感じだった。

 検察官は懲役1年6月を求刑。
 弁護人は、
「偶発的に、いわば悪のりによって、警察手帳を見せてしまった…」
 などと弁論した。次回判決。11時35分閉廷。

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clip 1階へ降り、なんとなくカウンターの開廷表をめくる。
 11時45分から728号法廷で「窃盗」の判決。現在時刻は11時42分。
 728号法廷は裁判所ビルの南端。南側の、7階に止まるエレベータは馬鹿だからアテにできない。1~2分前に始まることはよくあり、北側のエレベータから回れば間に合わない可能性が高い。
 だから、普通ならそんなの傍聴しようとは思わない。
 なのに、どういうわけだか、導かれるように南側のエレベータへ。
 すると、エレベータは地階から1階へちょうど上がってくるところ!

 11時44分、東京簡裁・刑事2室2係(小川利行裁判官)728号法廷に入ると、被告人(身柄、留置場。氏名は男性)が離婚して姓が変わったので、人定についての書証を検察官が追加請求しているところだった。
 元の戸籍の姓の文字の、しんにょう、には点がないのだという。
 再度結審して、判決。懲役1年。
 累犯前科があるのに、共犯者2人から持ちかけられ、足代わりにするため、某会社の駐車場から普通貨物自動車など3点、時価20万円相当を窃取したんだという。

Cal5w185 restaurant 裁判所の地下の食堂、のショーウインドウを見ると、いちばん安い460円の定食が、まぁまぁに見えた。阿曽山さんは、いつもアレを食ってるんだろうか…。
 私はもちろん、合同庁舎5号館(厚労省など)の地下食堂へ。中華定食A、の食券480円を買うつもりで、洋定食Aの食券480円を買った。なぜ? 中華定食Aが旨そうだ旨そうだと言いながら、まだ1回も食べてない。何かの呪縛? 心身症?
 主菜の皿にあるのは、大きな白身魚のフリッターと、それより若干小さなチキンのフリッター。小鉢はオクラを選んだ(緑色の)。なんといってもこの五穀米が旨くて。何粒か入ってる小豆が旨くて。小豆と米は合うよね~。魚介と清酒もあうけど、清酒はメニューにない。

clip 13時15分から東京地裁724号法廷(合田悦三裁判官)で、7月15日の第1回公判を途中で出た「道路交通法違反」(無免許&酒気帯び)、の判決。
 また合田裁判官は2分遅れた。
 懲役6月、執行猶予3年。13時22分閉廷。

wobbly 13時30分から東京高裁717号法廷で「死体損壊、死体遺棄、殺人、住居侵入、窃盗」の控訴審第1回があり、13時24分、ドアの覗き窓から覗いてみたところ、主に若い女性で満席!
 13時00分頃、この法廷の前へ行ってみたら、上述の「リゾート地か原宿か」という若い女性たちを中心に、20人くらいドアの前に群がってたんだよね。あのあと続々と傍聴人がやってきて、約10分前にドアの施錠が解かれると同時に、どっと埋まったのか…。

clip 私は717号法廷の向かいの715号法廷(東京高裁・刑事12部、長岡哲次・姉川博之・松井芳明裁判官)の、同じく13時30分からの「強制わいせつ」へ。
 13時31分、廊下にどやどや団体の音が聞こえたかと思ったら、715号法廷の前にいたような女性がぞろぞろ入ってきた。

 被告人は不出頭。本件控訴を棄却する。
 横浜市戸塚区内の路上に停車中のタクシーの車内において、助手席の女性(28歳)の身体に覆い被さるようにして接吻し、右胸をわしづかみにし…という公訴事実により原審で懲役1年6月(の実刑)とされ、事実誤認、量刑不当で控訴したのだった。
 被害女性はその後、実際に被害を受けたことが十分にうかがえる行動をとっていたようで、被告人の主張はすべて退けられた。
 13時48分閉廷。終わって、広い傍聴席のいちばん右奥(検察官席の側)にいた、まさにリゾート地のような服装の、よく日に焼けた女性が、泣いていた。被害女性なのだろう。

clip 14時00分から地裁・刑事7部(大村陽一裁判官)401号法廷で、今日の午後のメイン、「道路交通法違反」の審理。7月10日に“幻の刑事14部”で同じ被告人の「勾留理由開示」の裁判を傍聴し、“本編”のほうも絶対に傍聴しなければ、と思ってたやつなのだ。
 13時57分、検察官が弁護人席へ行き、「機械のアレ…証人請求するときに…」と。ん? 「機械」に関して検察官が証人を請求って、スピード違反の否認なの? オービス?
 いや、違った。無免許と酒気帯び(0.26ミリグラム)なのだった。

 この被告人氏名は何度か開廷表で見ており、今日は少なくとも第2回公判のはずなのに(開廷表でも「審理」となっていた)、なぜか、人定質問、起訴状朗読…と、第1回のように始まった。

 被告人は、黒いジーンズに、上品で(?)派手な特殊な花柄の、白い長袖シャツ。映画俳優のようなメガネ。低い良い声で、(興奮したとき以外は)頭良さそうに早口で話す…。ただ、身体または表情を、終始動かしているのだった。少しも止まることがないのだった。あれはたぶん、何かの特徴なんだろう。専門家の方、教えてぇ。

 無免許については、認めるが、職質を受ける前に自ら自発的に申告したので、自首が成立する。酒気帯びについては、制令値のアルコール(0.15ミリグラム以上)を帯びていなかった、仮に帯びていたとしてもその認識がなく、無罪である、との主張。
 酒気帯びの検査装置は、光明理化学の、おおっ、DPA-7型
 次回、光明理化学の社員を証人尋問することになった。うっわ~、楽しみっ! 酒気帯び検査についての当ブログの記事を、弁護人は読んでるのかなぁ…。

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train 帰りの地下鉄のホームで、後ろから声をかけられた。えっと、裁判官? 検察官? 警察官? 一瞬ぐるぐるし、すぐにわかった。あらま~、こんなところで偶然お会いするとは! 裁判所乃至霞ヶ関で、見知りの方にばったり会うこと、多いよねぇ。これはつまり、私の見知りがほとんどこの界隈の関係者で、私がこの界隈にいる時間がやたら長いってこと?

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2008年7月30日 (水)

一方は0点だと言い、一方は100点だと言い

7月29日(火)

 右足に包帯を巻いて、下駄で裁判所へ。
 手術のおかげで痛くはないのだが、下手な歩き方をして傷口が開くと、プールへ行けない日が延びるので、そっとそっと…。

clip 13時15分から東京地裁724号法廷(合田悦三裁判官)で、7月8日に第1回を傍聴した「道路交通法違反、業務上過失傷害、私印偽造、同使用の判決。
 合田裁判官がなかなか現れず、13時18分、やっと現れた。合田さんって、いっつも遅くない? たまたま遅い日に当たってるだけかな~。
 懲役1年6月、執行猶予4年、被疑者供述調書の偽造部分を没収。
 13時27分半頃閉廷。

 次のが時間ちょうどに始まってくれれば余裕で間に合う。
 ところが、北側のエレベータが馬鹿で、2分くらい待つことに。
 4階へ降りて401号法廷へ入ったのは13時32分。

clip 13時30分からの「道路交通法違反」(簡裁・刑事1室2係、永瀨進裁判官により移送され、東京地裁・刑事7部、大村陽一裁判官の401号法廷で審理されることになった、制限50キロで光電式30キロ超過の否認)の第4回(?)公判。
 13時32分に入ると、被告人質問の最中だった。2時方向から時計回りに、裁判官、弁護人、検察官、書記官に囲まれて。被告人はたしか30代の、女性。スカートが、かなり素敵なデザインだった。高いんじゃないか。
 弁護人は、茶色いサンダルに、軍隊調の草色の半ズボン(ポケットが少なくとも4つ。あんた何を観察してるの。笑)に、白いTシャツ。Tシャツの背に、鮮やかな色で「07 summer ayumi hamazaki」の文字。

 13時49分から論告。
 超過速度が30キロを割れば、反則手続きを経ずに為された公訴は違法であるところ、本件は超過30キロを割っていたと認められる、というのが弁護人の無罪主張の趣旨。それに対し検察官は、
「(本件測定機はナマの測定値より)2.5パーセントわざわざ遅く出るように設計されている。さらに(小数点以下の)端数を切り捨てるよう設計されている。だから、実際の超過速度は30キロより高かったのだ」
 という趣旨のことを述べた。
 いつだって検察官はそう述べるのだが、どうなんだろう。
 その論法だと、超過29キロを赤キップで処理しても良いことにならない? そりゃならないとしても、測定値としてプリントアウトされたものがすべて、じゃないの?
 求刑は罰金6万円。地方はともかく東京地裁の法廷で求刑6万円って、珍しいよね。こんなスピード違反が簡裁から移送になること自体、珍しい。

 13時57分から弁論。
 笑ってしまった。
 小数点以下を切り捨てるってことは、ナマの速度が79.99999999キロでも公訴棄却だからと、弁護人がやたら細かい数字を言うんだもの。
「ナナジュウキュウテンキュウキュウキュウキュウキュウキュウキュウキュウキュウ…(キロメートル毎時だったと認められる)」
 と。次回判決。14時11分閉廷。

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clip 14時20分から東京簡裁728号法廷(小川利行裁判官)で、7月24日に第1回を傍聴した「占有離脱物横領」(追起訴に「窃盗」が含まれる)の第2回公判。
 この事件は、開廷表の被告人氏名が私の大学時代の友人と同姓同名で、「もしや彼では…いや、まさか」と傍聴しただけであり、しかし彼ではなかったので、もう…なのだが、たまたま時刻のタイミングが良かったので、728号法廷へ行ってみたところ…。
 被告人(56歳)は、前回は「PNB NAITION」と背中に大きな文字が入った、股下までの長さの、一部メッシュ生地の真っ赤なトレーナーのようなものを着ていたが、今回は普通に紺のポロシャツ。やけに、力なく、よろよろしていた。刑務官から「はい、座って、座って」と促されてようやく被告人席に座ったり。
 定刻になっても小川裁判官は審理を始めない。壇上で書類を見てる。はぁ? 何やってんの? …と思ったら、弁護人席に誰もいないのだった。若い弁護人が遅刻してるのだった。14分遅刻…。

 14時46分、被告人質問。
裁判官 「はいじゃ被告人、前へ出て」
 すると被告人は、よろよろと証言台の脇を通り過ぎるではないか。どこ行くんだ!? そして、刑務官に止められ、裁判官から「(証言台のところの椅子に)座っていいですよ」と言われると、よろよろ被告人席へ戻ろうとし…ようやく証言台のところの椅子に座った格好は、左足を11時付近、右足を3時付近に開き、崩れるようにうなだれ…。
弁護人 「体調、大丈夫ですか?」
被告人 「(聴き取れるぎりぎりの小さな声で。以下同) はい」
弁護人 「悪いところは?」
被告人 「ありません」
弁護人 「どうして自転車を取ろうとしたんですか?」
被告人 「ありません」
弁護人 「(自転車を)自分の足にしようと?」
被告人 「いや、べつに、ありません」
 ありゃりゃぁ? ま、弁護人は普通に、反省を言わせ、再犯しないことを誓わせ、終わった。
 14時55分、検察官から。
検察官 「ちゃんと顔、上げなよ! さっきから、べつにとか、反省してんのか? 何をして裁判を受けてるのか、説明してよ!」
被告人 「(上半身を起こし) 悪いことを」
検察官 「何をしたか訊いてるんだよ」
被告人 「自分で悪いことを」
検察官 「だから何を」
被告人 「えっと、セイカツキジュンです (また崩れるようにうなだれ)」
検察官 「何をしたの」
被告人 「悪いこと」
検察官 「だから何を」
被告人 「性格が悪いことですね」
検察官 「性格が悪くてそこにいるの」
被告人 「はい」
検察官 「キミは何をしたの」
被告人 「お、お、悪いことをしてしまったということです」
 前回の甲号証に、保護観察官が「4000人以上みてきたが(この者は特別で、おそろしく)就労意欲がない…」旨言っていた、と傍聴ノートにメモされている。「4000人以上みてきたが」って大げさな、と思ったが…。
 被告人は茶パツ。なんで茶パツなのか…。

 求刑は懲役1年6月。
 弁護人は、「被告人は社会復帰後は直ちに職に就き…このような決意に至った者に再犯のおそれはありません」と最終弁論。
 国選弁護人として定番のことを述べたわけだが、オイオイちょっと待てよ、今日の法廷での被告人を見て、いくら何でもそれはナイだろ、と私は思った。
 一般に(本件での検察官はそんなことなかったが、一般に)裁判って、検察官はあらゆる要素を動員して、事実をネジ曲げて、被告人を悪く言い、弁護人はその逆…つまり、一方は0点だと言い、一方は100点だと言い、判決は50点前後に着地する、という傾向があるように思われるけど、そういうのってちょっと…という思いをまた深くしたのであった。
 判決は7月31日(木)10時。私は傍聴できない。
 15時08分閉廷。

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memo 警視庁で、「JMA-181光電式車両走行速度測定装置取扱説明書(日本無線株式會社作成のもの)」と「JMA-181光電式車両走行速度測定装置点検成績書(製造番号Y961046 点検年月日平成19年7月6日)」の開示を受ける。合計1260円。
 取説の表紙を見て、ありゃ? これはウチの資料庫にあるのでは? となったが、ま、いっか。仮にあるとして、たぶんそれは何年も前にゲットしたもの。新たにゲットしたものと見比べるのも楽しいじゃん、ねぇ。

pen 30日(水)の、13時30分から地裁401号法廷での「器物損壊」(被告人は女性氏名)は、6月11日の記事にあるとおり、“トイレ壊し魔”の事件で、追起訴の予定。「偽計業務妨害」の罪名も加わるかもしれない。どれだけトイレを壊しまくったのか、興味はあるけど、それだけで、締切り原稿あと2本ほったらかして裁判所へ行くわけには…。
 同日15時から高裁410号法廷で、電車内の痴漢で逮捕された当時・郵便局職員(39歳)、の「迷惑防止条例違反」の判決がある。この逮捕は2006年11月26日らしい。てことは真っ向否認の可能性が高い…。
 同日15時30分から地裁409号法廷の「強盗教唆」(新件)は、防衛医大生が闇サイトを通じて…。
 同じく地裁409号法廷の、13時30分からの「器物損壊、業務妨害」(審理)は、パン工場を退職してパンに針を入れたという…。
 嗚呼、そういうのに心を動かされてはイケナイ…。

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2008年7月29日 (火)

麻酔アリでもナシでも痛さは変わらない?

P1020587 「セクハラ(性的嫌がらせ)で派遣先をやめさせられたことを逆恨みし、被害女性の会社員(41)が住むマンション駐車場で爆発物を破裂させるなど、ほかの住民にも嫌がらせをしたとして、警視庁捜査1課と綾瀬署は25日、器物損壊と脅迫の疑いで…」
 と7月25日付け日刊スポーツ
 ん? 被疑者の氏名と住所に見覚えあり。
 7月17日に東京地裁で第1回公判を傍聴した「名誉毀損」の被告人ではないか。
 ただ、「被害女性の会社員」の年齢が、記事と傍聴ノートで食い違う。まさか、被害女性が2人いるとか?
 記事は「追送検した」となってる。追起訴状の朗読は、いつになるのか…。

 27日(日)、土地を見に(って別荘を買うためならいいんだけど)田舎のほうへ行ってきた。
 大きな蛇を見た。
 同行人によれば、アオダイショウだという。
 蛇って不思議な生き物だと、しみじみ思ったス。

P1020601  帰りの東北自動車道で、豪雨に遭遇。
 バイク暮らしが長かった身には、豪雨でも雨粒で顔が痛むことなく、カッパを着ててもパンツまでぐっしょりになることもなく、普段着で快適に走れる、そんな車で豪雨のなかを走るのは、わくわく楽しい。
 とはしかし、異常気象の時代には言えないのかも。どんな異常事態が起こるか、想像もつかないから。

 東京に入る頃には雨は止み、やがて、素晴らしい夕焼けが。
 この世で文句なしに素晴らしいものは、夕焼けだと思う。

 28日(月)、足の裏に埋まった木片(トゲ)を取りに、病院へ行った。
 放っといても何カ月かすれば出てくるかも、手術もできるが、麻酔注射は痛いよ、麻酔が切れると相当痛いよ、麻酔注射の痛みは、麻酔ナシで取る痛みと変わらないかもしれないよ、どうします?
 …などと、ざっくばらんに(笑)医師から言われ、ひぃ~っとなったが、歩くたびに木片が肉に当たって痛いのはイヤだよと、手術をお願いした。麻酔アリで。
 ま~、これが痛いのナンの。叫んぢゃったよ。足の裏に針を突き立てられること自体、痛いうえ、液体を押し込まれる痛さ!
 でも、麻酔が効けば、メスで切られても肉をほじられても、なんともない。ばらばらになった木片を4個くらい、取ってもらった。麻酔が切れても、痛みはなかった。歩いても、前のような痛みはもうない。よかった~。やっぱお医者は、ありがたいよね~。

 28日(月)の夕焼けも、東京は凄かったね。天変地異の前兆かと思うくらいに。

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2008年7月27日 (日)

何が殺人禁忌を解除したのか

 交通事故の現場へまず駆けつけるべきは、救急隊員は別として、事故原因を調査する専門家だろう。
 その調査結果により、同種の事故が二度と起こらないよう対策をとることができる。調査結果からは同時に、誰にどれだけ過失があったか明らかになる。それにより、処罰すべき者を処罰すればいい。
 ところが現実は、まるでちがう。犯人を検挙するのが仕事の警察官が現場へ来て、加害者と見込んだ者を検察送致・処罰するために必要な証拠を集め、不要な証拠は集めない(捨てさえする)。これじゃあダメでしょ。
 …と私は前々から言い続けてきた

 そして最近、思うのだ。
 最近、理解しがたい(とされる)殺人事件が続々と起こってるようだが、こっちも原因調査の専門家が徹底的に調べるべき…という点において、交通事故とまったく同じではないのか。
 たとえば、なぜそうも簡単に、他人の体に刃物を突き立てることができてしまうのか。人格の障害なのか、脳の機能の障害なのか、あるいは、禁忌というハードルが軽々と越えられるものになっているのか…。
 “異常者”の出現は避けられないとして、その出現の頻度がかつては100万人に1人だったのが、もしも最近は10万人に1人になっているとしたら、原因はどこにあるのか…。

 『脳内汚染』に、興味深いことが書かれていた。

 第二次世界大戦中の戦闘員についての軍事心理学的な研究によると、狙撃兵の1割5分から2割のものしか、露出した敵に対して発砲していなかったという。兵士といえども、敵を殺すことに強い躊躇を覚えるという事実は………(中略)……人を殺害するという行為には、それほど強い抑制がかかるように、そもそも人間はプログラムされているのである。……(中略)……子どもが些細なことで叱られて親を殺したり、無関係な人々を憎しみさえなく殺してしまうという事態は、まさにこの殺人のタブーという、人間に本来組み込まれているはずの禁止プログラムが働かなくなっていることを示している。唯一考えられる可能性は、この禁止プログラムが変えられてしまい、タブーが解除されてしまったということである。……(中略)……フォークランド紛争でアルゼンチン軍とイギリス軍が戦ったとき、アルゼンチン軍は昔ながらの黒い円の標的を用いていたため、発砲率が10~15%に留まった。それに対して、近代装備のイギリス軍は、ポップアップ式の人型シルエットで射撃訓練を行っていたため、発砲率が9割を超えたのである。

 あの事件、この事件の、彼、彼女の「禁止プログラム」は、何により変えられてしまったのか、何により「タブー」は解除されてしまったのか。そのへん、徹底的な解明が必要と思う。
 早く死刑にしてしまえ! で幕引きされ、見当違いの規制強化・監視強化が残るばかり、では困ると思う。

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 この暑さでか、無垢材の床の窓際の、木の節目が浮き上がって割れてた、のに気づかず、足の裏をざくっとやってしまった。いつまでも痛いな、と思ってよく見たら、小さな木片が傷のなかに茶色く残ってるじゃん。うわ~。

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2008年7月25日 (金)

東京簡裁に道交法違反2件

 今日は102号法廷で10時から、元ライブドア社長氏を被告人とする「証券取引法違反」の控訴審判決があったんで、裁判所ビルの周囲のあちこちにテレビカメラがいたね。
 でも私はそんなの関係ねぇ。今日は東京簡裁に「道路交通法違反」の新件が2件入ってるのだ!

 昔はオービスの真っ向否認が多かった…のだが最近は、警察官の説明不足にムカッときて略式に応じなかっただけとか、住所不定・無職なので逮捕・勾留しといて「満つるまで算入」で処理するパターン(その意味は『裁判中毒』参照)とか、そんなのがやたら多い気がする。

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 だから悪いってわけじゃなくて、事実そういう傾向があるなら、原因は何なのか、今年中に、交通違反に絞った傍聴本を出す話があるので、そのへんはそのとき詳述しよう。

clip 10時45分から簡裁・刑事2室3係(田中芳和裁判官)728号法廷で、1件目。
 被告人は33歳。黒いスーツにネクタイ。坊主頭で、細くて背が高く、顔が濃い。若くて格好良い男性である。
 今年1月、午前9時41分頃、指定速度50キロメートル毎時の、江東区青海1丁目無番地にて、光電式(日本無線JEM-340)により、100キロ(超過50キロ)と測定されたんだという。「無番地」ってあるんだ~。
 罪状認否は、「(起訴状に間違ってるところは)ありません」。
 じゃあ、なんで略式に応じなかったのか。被告人はタクシー運転手で、お客から急ぐよう命じられ、ブレーキを踏んだところ「殺すぞ!」と運転席の背を蹴られ…という事情があったのに、捜査段階の警察官の1人から、ムカつくようなことを言われ、それで…ということらしかった。上述の、前者のパターンといえる。
 この被告人の法廷供述は、裁判的には100点満点に近いんじゃないか、というくらい良かったと思う。でも、だからって相場より低い金額の罰金刑とすることは、あり得ない…。いや、堀内信明裁判官(今年1月退官)は、情状を酌んで減額したことがある。今年4月から東京簡裁へ来た田中裁判官は、どうするのか。5分か10分休廷して、相場どおり罰金9万円の判決とするのか。
 だが、被告人の最終陳述が終わった時点で11時47分。予定では11時30分から次の事件なのだ。これでは、しばし休廷して判決、とはいかない。
 で、判決は9月5日となった。ええ~っ、夏休みが入るにしても、先すぎない?

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restaurant またも合同庁舎5号館の地下食堂で、またも中華定食A(480円)が旨そうでたまらないのをガマンして、イベント麺(今日はカルボナーラ)大盛り530円。

clip 13時30分から簡裁の同じ法廷で、「道路交通法違反」の2件目。
 こっちの被告人は珍しく女性。31歳。首都高5号線上り、高島平のオービスⅢLjによる61キロ超過(測定値121キロ)。
 チャイルドシートの子どもを後部座席に乗せ、普段から120キロも出すような運転はしておらず、メーターを見て90キロくらいで第2車線を走っていたところ、後続車が追い上げてきて、先のカーブを曲がったら第1車線へ譲ろうと思っていたところ、赤いストロボを浴びた、と否認していたら起訴(公判請求)され、本件及び家庭のことでストレスがたまって倒れたりし、もうあきらめるしかなく、そこで、もしかしたら気づかないうちに121キロ出たんじゃないか…というふうなことだった。
 こっちは17分ほど休廷して判決。求刑どおり罰金9万円。訴訟費用は不負担。弁護人は、裁判所が職権でつけた国選なんだという。
 田中裁判官は、被告人に有利な情状をいくつもいくつも挙げた。それだけ挙げるんなら、相場より2万円か3万円下げなきゃおかしいんじゃないか、と思った。だって、そんな有利な情状がぜんぜんない被告人も9万円なわけじゃん…。
 14時36分閉廷。

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dash 16時から、7月15日に第1回を傍聴した「危険運転致傷」の審理(たぶん論告・弁論)があったが、眠くてたまらないうえ、連載原稿の締切り時期が来てるので、早々帰る。
 裁判所の門前に「裁判所前の男」の姿がなかった。バイクもなかった。朝は居て、誰かと話してたんだけど…。

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原判決破棄と法定算入

7月24日(木)午後

restaurant 中華定食Aを五穀米で食べれば良かった! と思いつつ日替わりパスタ(今日はカレークリーム味ブロッコリー何とか、だっけ?)大盛り450円を、合同庁舎5号館(厚生労働省等)で食べて満腹。

smoking 裁判所へ戻って喫煙所へ(禁煙中なのに?)行くと、どこかで見た男性が。あっ、13時10分からの被告人だ。な~んか雰囲気が…つか、この人、お笑いか格闘技の誰かに似てる?
 私って最近、人の氏名や容貌について、あっ、覚えてる! となることが多い。脳の状態が良いんだろうか。それとも勘違い?

clip 13時10分から東京地裁・刑事12部(石井俊和裁判官)402号法廷で、7月18日傍聴した「器物損壊、威力業務妨害」(明け方の某牛丼店でわざと嘔吐したというトンでもない事件)、の判決。
 弁護人が再開を請求。被害店に示談を申し入れたが、2度に渡って被害を受けたことから示談、弁償には応じられない、との回答だったので、贖罪寄付10万円をした、と。
 そして判決。普通に懲役1年、執行猶予3年

clip 13時20分から東京簡裁・刑事2室2係(小川利行裁判官)728号法廷で、4月10日、6月24日、7月10日と傍聴してきた「銃砲刀剣類所持等取締法違反」、の判決。
 北の端の402号法廷から、北側のエレベータで7階へ上がり、南端の法廷を目指して歩いて行くと、南端の廊下に小学校高学年か中学1年生くらいの団体が見えた。えっ…まさか!? さらに近づくと、全員が728号法廷へ向かった。ぎゃっ!! 728号法廷の傍聴席は20席、お前らに埋められてたまるかぁっ! 私は大人げなくも子どもらをかき分け(ってほどでもないんだけど。笑)、法廷へ飛び込んだのであった。すぐに14席が埋まった。14人しかいなかたっけ。もっと多い気がしたが。焦って多く感じたにょ?

 判決は、求刑どおり罰金10万円
 ナイフは合計4本持ってたのに、なぜ1本だけの起訴なのか、こういう、昔でいうところの“十徳ナイフ”で捕まる・捕まらないの線引きはどのへんにあるのか、なんとなくわかったような気がした。銃刀法も道交法と同様、解説書が出てるんだろうね。でも野下文生さんのような飛びきりのマニアによる解説書(『執務資料道路交通法解説(14訂版)』)は、あるのかな。

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clip 13時30分から東京高裁・刑事10部(須田贒・久我泰博・片山康裁判官)805号法廷で、「公務執行妨害」の控訴審第1回。
 13時31分頃に入ると、もう被告人質問をやってた。広い法廷に、傍聴人は私だけ。いや、あとから中学生風の男子が1人。
 酔って暴れ、かけつけた警察官の顔面に頭突きを食らわせ、累犯前科があるとはいえ、懲役1年2月の実刑は重すぎる、と控訴した事件だった。
 被告人質問が終わり、須田裁判長が被告人に尋ねた。
裁判長 「しゃべるとき、相手を見られないの?」
 えっ…? 
被告人 「普段から、はい、そういうふうになってしまいました」
 被告人席に着いた被告人は、妙な感じで目を伏せていた。けど、眉がほどよくキリリとして鼻すじのとおった、若いイケメンだった…。
 少し休廷して、判決。
 原判決破棄、懲役10月、原審における未決30日算入。原審、当審の訴訟費用は不負担。
 須田裁判長が、「法定算入のことはご存じですか」と言った。一審判決から今日までの未決、2カ月くらい、全部自動的に算入されるのだという。そんなふうなことは、他の控訴審判決で、ちらっと聞いたことあるけど、「法定算入」という言葉は初めて聞いた。
 あとで調べると、刑事訴訟法495条2項2号により、「検察官以外の者が上訴を申し立てた場合においてその上訴審において原判決が破棄されたとき」は、「上訴申立後の未決勾留の日数は…全部これを本刑に通算する」のだそうだ。
 し、知らなかった! 勉強になりました、須田さん、ありがとう!
 だから被告人の刑期は、実質、1年2月から約7月になったわけだ。午前中の「監禁」の被告人も、原判決破棄だから法定算入されたはず。

clip それが終わったのが14時05分。予定では14時00分から「傷害」の判決。もう眠くてたまらないけど、判決なら数分で終わるはずだから、と続けて傍聴することに。
 こっちの判決は、控訴棄却。暴行の存在そのもの否定し、事実誤認で控訴したようだ。数行メモして、私は寝てしまった、いつもの最前列で(おいっ!)。気がつくと、左陪席裁判官が判決を読んでた。すぐに裁判長に交代し、言い渡しは終わった。時計を見ると14時37分。ええっ、そんなに長い判決だったとは! ってどんだけ深く眠ったんだ。ごめんなさい。
 廊下で、傍聴マニア氏と話すと、彼は地裁から傍聴しており、これは彼が傍聴にのめり込むきっかけになった事件なんだそうだ。へぇ、そうなんだ~。

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P1020553b bell 裁判所を出ると、正門前のあの、名物ともいえるあのおじさん「裁判所前の男」が、警察官と話してた。そういうシーンは前にも何度か見たけど、今日の警察官は4人(2人は少し離れて見てた)。赤灯を回したパトカーもいた。
 あのおじさんの存在は、ある意味、日本の何かを図らずも測るものといえるかも。もしもいなくなったら…。

train 警視庁で、東京航空計器の「信号無視違反取締装置(中央装置)取扱説明書」の開示を受ける。帰りの電車内でチラ読みしたところ、速度違反も取り締まれるようになってる。ん? てことは、読者氏から情報があり、しかしそれは普通のオービスでしょ、と思ったあれが、もしかしてこれだったとか? 改めて現場を見に行かねば。ま、そろそろ締切りの時期なんで、当分行けないけど。

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2008年7月24日 (木)

駐車監視員とホームレスとカップ清酒

P1020546b 何か忘れたが、器物損壊の夢を見て、夢にまで見るんじゃしょーがないよね(笑)と、午前中から裁判所へ。

 地下鉄の出口を出ると、裁判所の前の桜田通り(下り)で、駐車監視員が確認事務(新しい駐禁取締り)をやってた。
 その車のすぐ後ろには、除外標章をつけた車が1台。そのまたすぐ後ろには、運転手が乗った白ナンバー高級車が複数台。もちろん、それらの車に対しては確認事務は行わない。つまり、何台もずらっと違法駐車してる車のうち1台からカネ取った~、次行こ~、である。

clip 10時30分から東京簡裁・刑事2室2係(小川利行裁判官)728号法廷で、「器物損壊」の新件。
 法廷へ入ろうとすると、若い男性とその家族らしき女性が2人、出てきた。
 男性の足下は官品のサンダル。警察留置場で勾留されてて、執行猶予判決を受けて釈放されたんだろう。サンダルのことを男性が「みんなこれなんだよ」とか言い、女性(母親かな?)が「知ってるわよ」と応じた。し、知ってるって、普通そんなこと知らないよぅ…。

 「器物損壊」は、否認ではなかった。住所不定・無職なので逮捕・勾留し、罰金刑を満つるまで算入で終えるパターン、の事件だった(その意味は『裁判中毒』参照)。
 多いよね、このパターン。こんなことのためにいちいち公判を開くって、ムダじゃない? 満つるまで算入専用の簡略な手続きがあってもいいような。
 いや、身柄拘束を伴う以上は、なるべく公判廷を経るほうがいいのかも。なんでも迅速・簡便にすりゃいいってもんじゃない、こういう社会負担は、やむを得ないか。

 事件は、52歳のホームレスが朝から公園で酒(清酒ワンカップ)を飲み、北区の滝野川消防署の訓練の声がうるさいからと怒鳴り、アルミのフェンス1本を手で引きはがして折り曲げ、1万6800円の損害を与えた、というものだった。
 23歳頃に結婚して子どもを持ったが、飲酒が原因で離婚し、1976年以降、前科15犯、前歴6回なのだという。
 求刑は罰金20万円。
 弁護人は、「犯行を認めて真摯に反省しており、従って再犯のおそれはないと…」と弁論していた。え~? 被告人は、裁判になる度に「犯行を認めて真摯に反省」してきてるわけで、そして今後も酒はやめられないと正直に言ってるわけで…。うーん。そのへんのこと、そのうち雑誌の原稿で書こう。
 次回判決。11時00分閉廷。

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clip 11時15分から同じ法廷で、「占有離脱物横領」の新件。
 じつはこの被告人、私の大学時代の友人と同姓同名。その友人は、なんつーか、良い奴なんだけど、見た目は完全にヤクザ。「もしや彼では…いや、まさか」と傍聴してみたのだ。
 やはり、彼ではなかった。安堵しつつも残念に思う自分…許せ。
 被告人は56歳、住所不定、無職。私立高校を卒業して、たぶん有名な会社に就職したが、3日目の合宿中に逃走して退社したんだそうだ。その後、別の会社に就職し、退職して居酒屋を経営したが、うまくいかず、さらに別の会社に就職したが、2000年に実母を亡くしてやる気を失い、保護観察官も呆れるほど就労意欲がなく、ホームレスになったんだという。
 占脱は、氏名不詳者が遺留した他人の自転車を自己のものとするため持ち去り。追起訴があり、そっちは同様の占脱と、コンビニでの清酒ワンカップなど417円相当の万引き。弁護人が、追起訴分の書証の検討がまだということで、続行。

clip 11時50分から東京高裁・刑事8部(阿部文洋・吉村典晃・堀田眞也裁判官)717号法廷で、東京地裁での公判を1度も傍聴しなかった(高裁での審理も傍聴しなかった)、逮捕地裁判決も報道された「監禁」、の控訴審判決。
 被告人は身柄(拘置所)。青系の縞、が入ったポロシャツに、良さげなジーンズ。しかし、突っ張って動かない右足を、前屈みになって必死に前へ出すような、異様な歩き方で、思い詰めた硬い表情で入ってきた。腕が細くて白かった。
 原判決(懲役2年)破棄、懲役1年10月、原審における未決20日算入。
 さらに100万円を賠償金として払ったことが考慮されたようだ。2カ月を100万円で買ったことになるのか…。傍聴してると、そういうことが多い。
 

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2008年7月23日 (水)

寝坊で遅刻しそうになり赤信号を95キロで無視

7月22日(火)その2

clip 地裁・刑事3部(波床昌則裁判官)722号法廷で、まずは13時15分から、「自動車運転過失致死」の判決。
 被告人は、非常に珍しい氏名。よく日に焼け、短めのごま塩頭。白いポロシャツに黒いズボン。見た目50代くらい。1月22日午前6時15分頃、江戸川区内の信号交差点で、直進以外通行禁止の規制に違反し、かつ、左側側道の安全を確認せず、約10~15キロメートル毎時で、適切な合図をせずに左折。側道を直進してきた普通自二の運転者(21歳男性)を自二もろとも転倒させ、普通貨物の左後輪で礫過。頭蓋内損傷で死亡させたのだそうだ。交通違反歴以外に前科・前歴なし。
 禁錮1年2月、訴訟費用不負担。
 私も長く自二(自動二輪)に乗ってきた。いろいろ経験して、「他車は私の存在に気づいてないだろう」「他車は右左折の合図をしないだろう」「あたかも私を殺すのが目的かのような思いがけない運転をするだろう」という「だろう運転」が身についたが、21歳の頃は到底…。

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clip 同じ法廷で13時30分から、右陪席・丸山哲巳裁判官、左陪席・豊島栄子裁判官が加わり、「危険運転致死」の新件。
 被告人は身柄(拘置所)。23歳(事件当時は22歳で運転手)。黒い半ズボンに、ワイン色の、胸に何か格子模様が入ったTシャツ。くるぶしの下までの短い靴下。背を丸め、下向きの顔からときどき上目遣いに前を見る目の、目が小さくて、かつ、そんなはずは絶対ないと思うが、黒目がほとんどない(ように私の位置からは見える)のだった。

 「危険運転致死」は、裁判員裁判の対象事件だ。裁判員裁判は、第1回公判の前に何カ月もかけて裁判官と検察官と弁護人とで「公判前整理手続き」を行い、公判廷で何をやるか(素人に何を見せるか)ぜ~んぶ密室で決めておくことになってる。
 この裁判も、公判前整理手続きが行われていた。検察官は、大きなスクリーンに、ワイドショーでレポーターが見せるような画像(ごく簡単なレジメや見取り図や写真)をプロジェクターで映し出し、冒頭陳述と証拠の説明を行った。

 1月12日午前4時55分頃、足立区内で、普通乗用自動車(中古のセルシオ)を運転中、交差点から約147メートルの地点で信号機の赤色灯火を認め、先を急ぐあまり(寝坊して会社に遅刻しそうだった)、信号をことさらに無視して95キロメートル毎時の速度で直進進行。交差点左方から自二が進入してくるのを約45メートル先に認め、よけようとハンドルを右に切り、対向車線に侵出。元の車線へ戻ろうと、急制動、急転把(てんぱ)。セルシオは滑走して反時計回りに半回転、右側側部(の後ろのほう)を、対向車(軽ワンボックス?)に激突させ、その運転者(65歳男性)を胸腹腔内臓器損傷で死亡させた…。
 被告人は2005年7月に「麻薬及び向精神薬取締法」で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けており、本件はその猶予中の犯行。

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 弁護人は、事実関係はすべて認めるが、危険運転致死傷(刑法208条の2。本件はその2項後段)は、罪刑法定主義の観点から違憲(31条違反)だと主張した。
 以下は刑法。太字は今井。

(危険運転致死傷)
第二百八条の二  アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させ、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。その進行を制御することが困難な高速度で、又はその進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させ、よって人を死傷させた者も、同様とする。
 人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、前項と同様とする。赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、同様とする。

 本件は赤信号の交差点を通過後に、運転操作のミスにより起こっているので、2項後段には当たらない、というふうなことも主張した。
 しかし無罪は求めず、自動車運転過失致死傷(刑法211条2項)での処罰を求めるのでもなく、「最大限、寛大なご判決を」とした。
 主張にはムリがある(少なくとも裁判所には通用しない)と承知だったので…ということなんだろうか。だったらそもそもそんな主張をしなければいいのに、と私は思った。

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 被告人質問、情状証人(被告人の父親)の尋問、の印象は省略。
 被害者の妻が意見陳述。
 亡き夫の墓参りに行ったとき、60歳くらいの婦人が、「花は良いですね。癒されます」と話しかけてきたそうだ。婦人は、寝たきりの夫を前年11月に亡くしており、こう話したという。
「たいへんだったけど、事故で突然に生命を奪われるよりはいい。9年の間、存分に話し、存分に尽くした。もしも夫が事故で死んだら、気が狂ってしまう」
 妻は言ったそうだ。
「私の夫は事故で即死だったんです!」

 求刑は懲役8年。
 予定時間を大幅に過ぎていたが、少し休廷して判決を言い渡すことになった。
 こういう事件がそうなることは、普通はない。
 裁判員裁判だと、素人裁判員に負担をかけないよう(今後はそれが裁判の主目的になる)、評議後すぐ判決を言い渡して終わることも予定されてるんだという。そのへんも踏まえて、すぐに判決としたんだろうか。

 判決は、懲役6年、未決120日算入
 弁護人の上記主張は、さくっと退けられた。
 訴訟費用は負担。これ、解任前の国選弁護人の分、と聞こえた。もしそうだとすると、今の弁護人は私選?
 ともあれ、裁判員裁判だったら、本件は懲役6年では済まなかっただろうね。
 予定枠を35分オーバーし、16時05分閉廷。

 外に、大勢の傍聴人(主に若い男女。20数人?)が列をつくっていた。次は、15時30分~16時00分の予定で「住居侵入、窃盗」の審理。30分ってことは、論告・弁論なんだろうか。
 はは~、夏休みで学生・生徒さんがたくさん傍聴に来る。なのに、この時期そろそろ開廷が少なくなっており、かつ、15時30分からの開廷は普段でも少ない。そして、次の被告人は女性氏名。だから押し寄せたのか、あるいは、注目事件なのか。ま、いいや、もう帰ろう。

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無余地駐車は成立するのに?

7月22日(火)その1

 午前中は何の予定もないのに、もしや朝一から東京簡裁に「道路交通法違反」の新件が入ってたら一大事! と朝から裁判所へ(珍しくチェックを怠っていたのだ)。
 開廷表を見ると、東京簡裁に「道路交通法違反」の新件はナシ。
 もういいや、帰ろうか。
 と思ったが、マニアの某氏から地裁民事の情報をもらい…。

clip 11時から東京地裁・民事3分(定塚誠・中山雅之・佐々木健二裁判官)606号法廷で、「損害賠償(住民訴訟)」の第1回弁論。
 原告は、行革110番で東京都議会議員でパン店主(2時に起きてパンを焼いてきたそうな)の後藤雄一さん、被告は東京都交通局。都バス関係のカラ勤務の件かな。

clip それが約5分で終わり、続いて「放置違反金納付命令取消」の第1回弁論。原告は某有限会社、被告は東京都。
 普通、民事の裁判は、傍聴席からは何が何やら分からないのだが、この事件は裁判長と原告とのやり取りがあり、争点がわかった(ような気がした)。もしかして、道路交通法17条1項と4項により無余地駐車(45条2項)は(法律上は)成立するのに、原告はそれに気づかず提訴した? 駐車監視員資格者証を持つ私には、興味深かった。簡単に言えば、「道路」には「歩道」と「路側帯」は含まれないってこと。ちっとも簡単じゃない?

080722_11310001_2 restaurant  早めに、厚生労働省(などが入ってる合同庁舎)の地下の食堂へ。今年一杯、他の食堂へは行かないかもね。
 今日は、日替わりパスタ(ミートソース)400円。

sun まだ12時前。日比谷公園で1時間ほど寝ることに。
 日比谷公園のベンチは、いつからだっけ、いじわるな人たちにより(笑)、ゴロ寝できない仕掛けにされてしまった。けど、寝るのにちょうど適当な、上面が平たい巨大石がある。そこで寝ようと。
 今日は「大暑」だそうで、石はガンガンに焼けていた。座って尻を載せる程度ならいいのだが、横たわると、背骨が、背骨を通して内臓が、暖まりすぎてヤバイんじゃないか、寝ちゃったら死ぬんじゃないか…と思ううち少し(たぶん10分くらい)寝てしまったらしい、気づくとだらだら汗。さっきまで曇っていた空が晴れ、ものすごい日差し。うわ、これはホントに死ぬぞ!
 起きると、脳内の何かが溶けたような、よろよろ感。弁護士会館でしばし休み、裁判所へ…。

P1020545  日比谷公園のいつもの場所に、あのギターのおじさんがいた。この写真のベンチを見てください。中央部分の仕切り、あれのおかげでゴロ寝できないのだ。3人掛けもできなくなった。そこまでしてゴロ寝を阻止するかね。ま、あの仕切りを設けなければ、日比谷公園のベンチの多くが、付近の官僚と会社員とホームレスのゴロ寝に占領されることになるんだろうけど。

flag 霞っ子クラブユキさんが追っかけてる事件、の傍聴券抽選の締切りが13時05分。私はその時刻、何もないし、昨日のせめてものお礼にと、裁判所の玄関前の傍聴券交付所に並ぶ。ユキさんが外れて私が当たれば、恩返しになったのに、うまくいかないもんだ(笑)。2人とも当たってしまった。私は他に傍聴予定があるので、よく見かける傍聴マニア氏(お名前、忘れたよぅ。ごめんね)に当たり券を譲って別れた…。

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2008年7月22日 (火)

よみがえる野望 アフィリエイトで1億円!

 当ブログの開設は2006年2月4日。
 当時の目標は「アフィリエイトで1億円!」だった。
 当初は、何円貯まったか、ご報告したりもしてた。
 だが、どうやったら現金化できるのか、どうにもわからず、「1年を経過した分は自動的に消えていくんじゃないか」との不安のなか、「今年こそ何とかしよう」「今月中に必ず」と思いつつ、日々忙しくて…。裁判所で霞っ子クラブのユキさんから「見てあげましょうか?」と言われ、「ありがと。でも、もうちょいで何とかなりそうだから」と応じつつ、日々忙しくて…。

 しかぁしっ! 2008年7月21日(月)、こうなったらもう“傍聴界のIT担当”ことユキさんのご厚情に甘えるしかないと覚悟を決め、甘えたにょ。
 するとっ! 私が見たこともない画面が瞬時に立ち現れ、たちまち立待岬! 手続きが済んだ。翌月末に振り込まれることになった。その瞬間、私ゃ泣きそうになったよ、うわーん、と。
 振り込まれることになった金額は、4万4654円。みなさん、ありがとうっ。
 これが、最初からの累計額だとして、2年と5カ月と約2週間半で4万4654円。多いのか少ないのか。なんにしても、「アフィリエイトで1億円!」の野望に、再びメラメラと火がついたのであった。ま、1億円は遠いにしても、「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」や「東京都情報公開条例」などを利用するときの、手数料や郵送料が出れば、助かるざます。

刑法入門 (岩波新書 新赤版 1136) Book 刑法入門 (岩波新書 新赤版 1136)

著者:山口 厚
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 ↑ こういうのをクリックしてアマゾンのサイトに入り、当該書籍は買わなくても、いろいろ探して別のものを買うと、その購入額の1%か2%か、私のほうのポイントになる、そういう仕掛けになってるらしい。
 だから諸君、アマゾンでパソコンとか車とか不動産とか買うときは(売ってるのか?)、当ブログ経由でアマゾンへ入ってね。きゃっ。

 あと、自力HP「今井亮一の交通違反相談センター」。
 これ、新しいページをアップしても表示されず、過去記事を更新すると下のほうが切れて表示されず、ということが頻繁に起こり、もう自力HPは捨てるしかないか、と思っていたのだが、ユキさんは、サーバーの割り当て容量をオーバーしていることが原因ではないかと推理。試しに重いファイルを削除してみたところ、なんとまぁ! 従来どおりスムーズにアップ・更新できたっ。不具合は、PCを新しくして間もなく起こったので、そのせいだとばかり私は考えてたんだねぇ。
 削除したファイルは、情報公開法・条例の利用一覧表の、2001~2005年分と、2006年分。更新履歴の、2001年11月6日から2007年末までの分も削除した。

 ついでに、レーザープリンタ(複合機)の新しいドライバとかもインストールしてもらった。文書のスキャンの仕方も教わった。
 ほか、このブログの編集画面で、書きかけの記事を下書きとして保存できることを教わった。今まで、途中まで書いて寝るとき、寝てる間に消えちゃうと困るからと、書きかけのものをアップしてたんだよね(恥)。

 あ~っ、もうなんと言っていいのか、感謝感激。“IT担当秘書”を雇いたい、庭から石油が出たら。

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2008年7月21日 (月)

妄想被害の訴えが激減?

 先日、某週刊誌の編集者氏と飲んでて、興味深い話を聞いた。
 ここ数年、“電波系”からのアプローチが激減してる、って話だったかな。テレビも同様らしい、とも聞いた気がする。
 そういえば、私のところも同様かも…。

 “電波系”とは、つまり、まぁ、何者か(主に警察)から24時間監視されてる、ヘリコプターでも監視されてる、細かい生活品を盗まれたり壊されたり、毒を盛られたりしている等々の、統合失調症の妄想と思われる被害、を真剣に訴える人のことだ。
 私の知る限り、そういう人たちは、だいぶ頭が良いようで、説明の前振りは詳細で論理的。そこは見事だ。見習いたい。しかし、話が核心へ近づくと、妄想が出てくる…。

 そうした人たちからの、週刊誌やテレビや私のような者(以下、週刊誌等)へのアプローチが、実際に明らかに減っているとして、それはなぜか。
 やっぱ、ネットで発表することが簡単になったから、ではないんだろうか。
 週刊誌等だと相手にされなくても、ネットだと、言いたいことをぜんぶ詳細に書けるうえ、「お察しします。じつは私も…」といった反応が得られる(ことがある)。そしたら、週刊誌等など相手にせず、ネットで被害を訴えるほうが、ナンボか良いはず…。

 ただ…。前にも述べたかと思うが、ある精神科医によると、そういう人たちの話をちゃんと聞き、そして、
「あなた、それは統合失調症の妄想を、まず疑う必要があると思いますよ。糖尿病など体の病気と同じように、統合失調症は脳の病気です。病気だから薬もあります。病気は恥ではありません。病院へ行ってみましょう」
 と言う人がいることが、大事なんだそうだ。
「私をキチガイ扱いするのか!」
 と表面上は怒っても、「うーん、家族や周囲と同じことを(たとえば)ジャーナリストも言うのか。もしかして本当に…」となって病院へ、ということはあるんだそうだ。
 精神科医のその話を「なるほど」をうなづけることを、私も経験したっけ。

 ところが、被害を訴える場がネットへシフトすると、そういう“気づき”の機会がなくなるんじゃないか。ブログのコメント欄へ、嘲笑、挑発の投稿をする匿名者がいれば、症状は悪化しかねない。これはもう、どうしようもないことなんだろうか…。
 …といったことも抱えて、この社会は転がっていくわけだ。

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2008年7月20日 (日)

中国のNシステムは日本より進んでるのか遅れてるのか

wine 昨日の記事を書いてから、やっぱりどうにも腹が減り、長芋約20センチをすりおろしてわさび醤油でかき回して、焼き海苔を刻んでたっぷりかけたのと、市販の白菜の漬け物少しと、厚揚げを適宜切ってフライパンで両面をこんがり焼いたの(薬味はネギと根生姜ではなく今回は辛子醤油)と、そして完熟トマトの大きいの、でもって、大きなコップに氷を詰め、25%の焼酎甲類を7分目ほど入れ、チンザノ・ロッソを注いだの、をすすりながら、『ブラッド・ダイヤモンド』のDVDを見た。
 うちのDVD再生装置は、何年か前に宮崎学さんの代理で行った集英社のパーティで、ビンゴで当たり、宮崎さんのお許しを得て私物化したものだ。ヤター!

movie レンタル店のサービスデーとかに、たまには何か観ておこうかと数本借り、1本目は、なんとか全部観て、残りは、少し観て「あ~、こんなつまんないの観てる時間があったら…」と、あるいは時間がなくてチラとも観ずに、返すことが多いんだけど、『ブラッド・ダイヤモンド』は当たりだったね。大当たり。よぉくこんな映画をつくったもんだ。アクション映画は、こうでなきゃ。
 少し前に観た、『パッチギ! LOVE & PEACE』も良かった。井筒和幸監督が盛んに自慢するだけのことはあるわ。

taurus ところで、以下は7月14日付けRecord Chainaの記事の一部。

<北京五輪>交通環境確保に中国版Nシステム―北京市
2008年7月13日、北京市交通管理局の隋亜剛(スイ・ヤーガン)副局長は記者会見の席上、北京五輪の交通管理システムとしてコンピューターによるナンバー読み取りシステムが導入されたことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
日本のNシステムと同様の機能を持つこのシステムはカメラで撮影した通行車両のナンバーを分析、データベースと照合して偽造ナンバープレートを使用しているかなどの交通規則違反を瞬時にチェックする。また時速の計測も可能でスピード違反の取り締まりにも効力を発揮する。チェック可能な台数は1時間あたり2200台に上る。
同システムを搭載したパトカーは北京市に60台が配備された。

 日本の場合、そのカメラを全国1000カ所くらいに常時設置し、かつ、「××まで20分」とか渋滞情報を提供するための、同様の機能を持つカメラ999基(2005年度末)とも連携可能とし、全車両の動きを24時間365日、監視・記録して光ディスクに保存していく(ときに犯行車両がひっかかることがある)ということをやってるわけだが、そのへん中国はまだまだのようだね。ふふん。←鼻高々?

 ただ、「時速の計測も可能でスピード違反の取り締まりにも効力を発揮」という点は、中国のほうが進んでる。日本はまだそれをやってない。
 やってない理由の大きな1つは、測定&撮影は技術的に簡単だとしても、そのあとどうやってカネを徴収するか、そこだろう。
 運転者(違反者)を呼び出して違反キップを切ってカネを徴収するのではなく、カメラで読み取ったナンバーをもとに、駐車違反の「放置違反金」と同じ法的性質の「速度違反金」の納付命令を、車の持ち主へ送付する、という徴収方法が可能にならなければ。

 あともう1つ