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2008年7月17日 (木)

あと1滴であふれて実刑

7月16日(水)その3

 さて午後は、13時15分から東京地裁426号法廷(江見健一裁判官)で、6月26日に第2回公判(かな?)を傍聴した「道路交通法違反」、の判決。飲酒運転で運転者と同乗の子ども2人が死亡した事故の、その同乗者とともに飲酒して車を提供した、かつ死亡した子ども2人の母親でもある女性が被告人、の事件である

sleepy 昨晩6時間しか寝てない。その前は、たしか2時間半だっけ。昼食後の傍聴は猛烈に眠くなるはず。少し居眠りしておこう、と12時30分頃、426号法廷のそばの待合室へ行くと、何かの事件の被告人の母親らしき年配女性と、被告人の友人らしき30代くらいの男性が2人いて、何やら話してた。
 ペンキ屋さんは1日1万8000円…稼ぐねぇ…60歳を超えると市役所のシルバー何とかに登録できて、仕事を紹介してくれる…ペンキ塗り、草むしり、植木…草むしりは時給800円くらい…市役所がいくらか抜くのよ…等々。
 あ~、眠れない。3人の話が面白い、のもさることながら、疲れすぎて神経が立ってるんだな、きっと。

punch 13時前に、待合室の外にドアの開閉音。もう法廷を開けたのか? 行ってみると、開いており、すでに数人の傍聴人が座ってた。後からあとからやってくる。あれ? この法廷(広い法廷)の傍聴席、前後に4列あるはずが3列しかない。なんだ? しかも、半分近くの席に白いカバーが。司法記者クラブの記者用だ。
 中央最前列はもう埋まっており、検察官席に近いほうの最前列、法廷画家氏の隣の隣に私は座った。
 13時05分、さっき待合室にいた3人が入ってきた。この「道路交通法違反」の関係者? いや、その前に何かの判決が入ってるんだっけ?

clip そのとおり、13時10分から「詐欺」の判決が入っていた。
 被告人は2人。なんと、やはり6月26日に傍聴した、交通事故の保険金詐欺の、別の被告人の判決だった。これで私は、首謀者と、その手下(てか)2人と、接骨院(整骨院?)の経営者と、3つの裁判をちらっとだけど傍聴したことになる。
 こっちの被告人は2人。1人は懲役1年4月、未決30日算入。もう1人は懲役2年、執行猶予4年。実刑のほうは再び手錠・腰縄をつけられ、猶予のほうはつけられることなく、記者席を除いて満席の傍聴席の前を、脇のドアから出て行った。すぐに、さっきの待合室の3人が席を立った。どっちの被告人の母親だったんだろう…。

clip そうして、13時15分からだいぶ遅れて、「道路交通法違反」の判決。
 被告人は、膝上の丈の、黒い洒落たワンピース。膝の下まで、黒い洒落た網模様のタイツというかストッキング。足首のところをストラップというかベルト、が1巻きする、ヒールの高いサンダル。そして、長い茶パツ。
 懲役3年、執行猶予5年、猶予の期間中、被告人を保護観察に付する。
 執行猶予をつけられるのは、懲役3年まで。猶予期間の最大は5年。しかも保護観察付き。だからこれは、コップに水を満々とたたえて、あと1滴でも足したらあふれて実刑だよ、という判決なわけだ。
 「車で行こうよ」とは言ってない、と被告人は主張してたわけだが、それは信用できないとされた。理由は、要求・依頼の言葉をダイレクトに発してなくても、経緯からは要求・依頼があったと認められるから、だったか、単に検察の主張を鵜呑みにするだけだったか、わからない。途中から全身の血管内に睡魔が満ちて…。
 13時40分閉廷。

clip 14時から高裁720号法廷で、6月11日に控訴審第1回を傍聴した「窃盗、強盗未遂」の判決。
 被告人は、アルコール症(だった)そうだが、趣(おもむき)あるヒゲをたっぷりたくわえ、坊主頭で、正直で優しそうな、ちょっと少林寺の僧のよう。台東区の武道店で、店の者が他の客に対応している間に、模造刀数振り(うち2振りは約4万円)を万引きして逃走、その後、そのうち1振りの切っ先をコンビニの店長に突きつけるなどして強盗しようとしたが、店長は強盗が来たら撃退してやろうと腹構えしており…。
 前科・前歴なしで、原判決は懲役3年、未決30日算入。
 控訴審の判決は、控訴棄却、当審における未決70日算入、訴訟費用不負担。
 田中康郎裁判長は、上告はできるけれども、上告審は未決算入の考慮がない、上告棄却までに4カ月かかれば4カ月まるまる出所が遅れる、一方、日本には仮釈放の制度がある、刑期の8割を努めたところで仮に釈放する運用がある、あなたは前科・前歴のない、真っ当な人なんだと思いますから…と長々説明してた。
 罪名に「強盗」の2文字さえ入らなかったら、間違いなく執行猶予のケースだったんだろう。

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