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2008年7月17日 (木)

医師がオービスに求めたデータ

7月16日(水)その1

clip 9時45分から東京地裁521号法廷で、7月8日に第1回を傍聴した「強制わいせつ」(電車内での痴漢)、の判決。
 懲役2年、執行猶予4年。
「前回は罰金刑、だんだん処罰が重くなります。次はほぼ確実に実刑になりますよ」
 と戸刈左近裁判官。
 被告人は、ここでスパッと足を洗えるかどうか。電車通勤せざるを得ないそうで、また東京地裁の開廷表に氏名を見ることに…なるかもしれない。

clip さて10時00分から、今週2件目の、私がこのために裁判所へ通ってる、東京簡裁の「道路交通法違反」、の新件。今日は刑事2室3係(田中芳和裁判官)728号法廷で。
 被告人は44歳の医師。2007年7月28日の、練馬区貫井(ぬくい)、目白通り下りのオービスによる59キロ超過(測定値109キロ)。
 ええっ!? それって…!!
 『ラジオライフ』の読者はご記憶だろう。何カ月か前、その場所のオービスⅢがすぐ近くに移設された、なんでだ!? という記事を、大井松田吾郎さんと私とで書いた。その、移設前のオービスⅢの、これは事件なのだ!! ま~、5年以上、東京簡裁で「道路交通法違反」を待ち受けてると、こんなこともあるんだね~!!

 それで、だ。なぜ公判廷へ出てきたのか。
 被告人は罪状認否で、こんなふうなことを述べた。
「ひとつ聞き忘れて…オービスのキャリブレーションデータ、ゼロ設定をいつしてるか、私、医者してるもんで、検査データを見ないと、キャリブレーションデータといいまして、検察で聞き忘れまして、そのデータが出れば、59キロ、事実と認めることができると…」
 キャリブレーションデータ。私は初めて聞く。被告人によれば、検査器を使用する前と後に、ゼロ設定をする、つまり、使用の前後に同じ状態であることを確認する、それがなければ検査値は「参考値」としてしか扱えない、ということらしい。
 そんなことを言い出す被告人に、初めて遭遇した。

 なるほど、人を有罪・前科者にするための測定なんだから、測定値が信頼できることがしっかり担保されてなければならない。科学者はそう思うのだろう。
 だけど、これはオービス裁判なのだ。オービス裁判に科学は通用しない。
 宮本幸司検察官は、
「(被告人が言うものが)もしあれば次回、提出したい」
 と言ったが、もしあっても、提出しない(宮本検察官は提出したくても、検察庁が許さない)だろう。
 1人の被告人の求めに応じて、過去に出したことのないものを出せば、将来の裁判でも出さねばならなくなるし、別の被告人が別のものを求めたら、どうするの。
 ここは、被告人が何を言おうが、いつもどおりのやり方、すなわち、オービスのメーカーが作成した書面と、それで足りなければオービスのメーカー社員のセールストークで有罪にするという、「確立された採証法則」を維持すべきだろう。
 ま、次回は、本件測定の前後の定期点検の記録を出し、「ほらね、前と後の点検結果が同じように“良”だから、測定値は信頼できるのです」とするんじゃないかな。ただ、被告人を測定したオービスが稼働していたのは、2007年9月18日までだそうで、後のほうの点検は、通常の定期点検と異なるかもしれない。

 すぐ近くへ移設したのは、不具合があったためで、だから前のほうの定期点検の結果は出せないかも?
 いや、もし仮に、点検で異常が発見されても、「エクセルに誤った命令を誰か書き込んでしまったらしい」とかヘラヘラ笑ってデータをつくり直すことに、メーカーは何の躊躇もないし、裁判所も気にしないと、以前の裁判で明らかになっている。そのことも、たしか『ラジオライフ』で書いたっけ。

 被告人は、そうしたオービスの問題について、なんの知識もないようだった。話が噛み合わないまま、次回で結審となるんじゃないかな。現時点ではそのように推測できる。
 10時17分閉廷。

clip 次は11時から地裁のほうで、「道路交通法違反」の新件。空いた時間にと、東京高裁・刑事5部(中山隆夫裁判長)803号法廷で、「窃盗、強盗致傷、傷害」の控訴審第1回を傍聴。
 検察官が、共犯者の判決書きを証拠請求した。弁護人は同意。
 中山裁判長が、
「共犯者のテロについては、懲役5年、未決170日算入…」
 というふうなことを言った。
 テロ…と聞こえたけど!? 未決170日算入ってことは、だいぶ長く争われたわけだ。ほんとにテロなのか? 「窃盗、強盗致傷、傷害」と、どう関係するんだ? 本件の原審は、さいたま地裁だという。うーん、なんなの?
 ナゾだけ残して、10時32分閉廷。

clip まだ時間が余るので、東京地裁419号法廷で10時からやってる「自動車運転過失傷害等」の新件を傍聴に。
 広い法廷の後ろのほうを、女子大生風がぎっしり埋めてた。弁護人からの被告人質問の最中だった。
 開廷表では11時まで時間をとってある。被告人質問はすぐに終わり、論告・弁論を聴けて、10時55分頃に終わるかな、と思ったら、弁護人の質問が長い、長い。検察官からの質問が始まったのが10時51分。こりゃダメだ~。10時55分、下駄の音をたてないよう、そっと退出。

 そう、ここんとこ、もう、腹を決めて、毎日下駄なのだ。音を立てないよう、歯に水をかけたり、苦労しながら(笑)。でも下駄はラクだよぅ。閣僚らも、クールビスとか言うなら下駄を履けよ? いや、そりゃ困る。下駄が急にポピュラーになると、カランコロン音をたてまくる若いのが出てきて、下駄で殴りかかったり、下駄を投げたりする奴も出てきて、たちまち「裁判所は下駄禁止」となるおそれがあるから。私はそこまで考えてるのよ。深謀遠慮、ですな(笑)。   

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