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2008年7月18日 (金)

オービスのパノラマ写真!?

7月17日(木)その2

clip 10時30分から東京簡裁(小川利行裁判官)728号法廷で、今週3件目の「道路交通法違反」の新件。
 法廷の外で、被告人と弁護人らしき2人が話してた。
「あの写真、引き延ばすっておかしいでしょぉ!」
 などと。ははぁ、オービス事件なのだな? オービスの写真は、運転者やナンバーの部分を引き伸ばして被疑者に確認させることがよくある。それがけしからんと言ってるんだろうか…。

 728号法廷の傍聴人は私1人。あ~、私はこういうのが良いわ。

 公訴事実は、首都高9号線下り、木場6-3のオービスⅢ(あそこにあるのはフィルム式だっけ?)による63キロ超過(測定値123キロ)。
 被告人は45歳。在宅。長めの金色ないし黄色の髪(脱色?)で、白いTシャツに、洗いざらしのジーンズ。よく日に焼けてガッチリしてる。
 罪状認否は、
「(起訴状の内容にどこか間違ってるところは)ないです」
 じゃあ、なんで略式に応じなかったのか。
 どうやら、こういうことらしかった…。
 最初に警視庁へ出頭したとき、測定値やフィルムのロール番号などが焼き付けられてない測定記録写真を見せられた。次に、顔とナンバーを拡大した写真を見せられた。3番目に、測定値やロール番号などが焼き付けられた測定記録写真(通常のもの)を見せられた。おいおい、最初の写真は何なんだ。いきなり測定値入りの写真を見せると、「やべぇ!」とか思って否認するかもしれないから、まずは測定値のない写真を見せ、写ってるのは自分だと確認させてから、という段取りなのか? ちょっと待てよ、最初の写真をもう1回見せろよ。そうこうするうち、住所地を管轄する千葉の検察庁から呼ばれ、4枚目の写真を見せられた…。
 被告人はその写真を「引き延ばしたの」と言い、昔懐かしいパノラマ写真のように、横に長いジェスチャーをした。ええ~っ? そんな写真はないはずだが…?
「俺はあの場で見たんですから。だからおかしいなと」
 と被告人。
 べつに妄想系の人とは思えない。
 裁判官も弁護人も検察官も、悩んでしまった。
 で、結局は、写真がどうであろうと、63キロ超過の事実があることは被告人も自白しているとおりであり、その事実に相当法条を適用し、求刑通り罰金9万円(相場の額)の判決となった。訴訟費用は不負担。
 11時06分閉廷。

060111009 pen フィルム式でも電子式でも、オービスの写真(ネガまたは中央装置へ送られた画像)は、測定・撮影の現場で測定値等のデータを焼き付けるのであって、ネガまたは画像はそれ1枚しかない。ただし、一部を拡大したり増感したりすることはできる。というのが、これまでの警察・検察・メーカーの動かざる言い分であって、本当かどうか確認できないけれども、とりあえず疑う材料はなさそう。
 被告人が見たという最初の写真は、被告人が言うとおり自白を得やすいよう、データ部分が見えないようトリミングしたか、データ部分を暗くしたか、そんなことかなと想像できる。
 だが、「引き延ばしたの」とは何のことか。
 閉廷後、珍しく被告人に話を聞いてみた。
 説明ではよくわからないので、紙に書いてもらった。すると、まさに横長のパノラマ写真で、車両はその左側に写っており、中央から右側にかけて、通行帯の区分線(波線)が見えた…らしい。
 ええ~っ!? オービスの画角は狭く、そんな後ろまで入らないはず。
 もし入るとすれば、別のカメラで撮影されたはず。もし別のカメラで後ろのほうまで写るんだとすれば、ときどきある、「後続の暴走車にあおられた」という主張の、真偽を確認できる。ま、その主張が真である場合、有罪にしにくいので、警察・検察はそんな写真は絶対出さないはずだけど。
 う~ん、とにかく、不可解な写真があったと言う被告人がいたことを、記憶にとどめ、今後のオービス裁判を傍聴していくことにしよう。
※ 画像は、岐阜県の中津川簡裁へ行ったときたまたま国道19号線で撮影できた、フィルム式のオービスⅢの、警察官による点検シーン。

080717_11450001 restaurant これで何日連続? またも厚生労働省(などが入ってる合同庁舎)の地下の食堂へ。さぁ、今日はナニ食べよっかなぁ。じゅるじゅる←よだれをすする音。
 ナスのなんとかパスタ400円が旨そうだったので、それにした。満足。400円だもの!

sun 裁判所へ戻り、午後の傍聴予定を念のため確認すると、13時15分から傍聴したかった「道路交通法違反」の判決期日が、なくなってた。その次は13時30分から「不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反」…。
 しばし考えた。私は「道路交通法違反」が専門だ。専門外の「不正アクセス…」がちょうど近い時間、しかも空いた時間にあるならいいが、わざわざそのために1時間以上待つようでは、いけない。己の分をわきまえる、これは武士道の基本精神でもあるはず。なんでそこで武士道が出る(笑)。
 ええいっ、と思い切り、すたすたと裁判所を出た。
 帰宅すると、まだ日が高く、めっちゃ暑かった。それで、コミセンのプールへ。平日の早めの時間なので、小学生たちはおらず、ほとんど貸し切り状態。この夏初めて20往復した。20往復すると、どっしり疲れるね~。近くの公園のベンチで、1時間ほど昼寝…。

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