仙台のタクシーに何があった!?
8月2日付け河北新報。太字は今井。
駐車違反摘発に不満 タクシー組合、4日抗議集会
客待ちタクシーの駐車違反に対する仙台中央署の取り締まりが厳しすぎるとして、タクシー運転手らの労組「自交総連宮城地連」(組合員約500人)が4日、中央署近くの五橋公園(青葉区)で抗議集会を開く。地連は「私服警官にいきなり反則切符を切られるケースが多い。普通に注意・指導してくれれば、運転手も従って移動するのに…」とこぼしている。集会は正午から約1時間行われ、約50人が参加する見込み。運転手たちがハンドマイクを手に、取り締まりへの不満をぶつけるという。
地連が主に仙台市内の組合員約350人を対象に実施したアンケートでは、2007年2月―08年3月、計45件の摘発を受け、うち39件が私服警察官による取り締まりだった。
運転手からは「予約先に2、3分前に到着し、待っていたら切符を切られた」「乗客と思ってドアを開けたら私服警官で、その場で反則切符を切られた」などの声が出たという。
地連は4月、仙台中央署に取り締まり前の事前警告などを求める要請書を提出したが、中央署は要請書の受け取りを拒んだため、抗議集会を開くことにしたという。
中央署は「違反行為を取り締まるのは警察の当然の責務。過剰な取り締まりなどではない。タクシーの駐停車に対する市民の苦情も多い」としている。
確認標章を取り付けられることと、反則切符を切られることとは、まったく違う。ところが、とにかく何でもかんでも「切られる」と表現する人が多い。
そこに、なじみがあってナンとなくそれらしい「反則切符」をくっつけ、確認標章を取り付けられた場合も「反則切符を切られた」と表現する…そんな人もいるだろう。
だが、運転者がいるのに確認標章を取り付けることはあり得ない。
したがって上掲の記事は、正しい意味で「反則切符を切られた」と報じているようだと認めることができる。放置駐車ではない駐車違反、に対する反則告知がガンガン行われてるよ、と。
そうすると、しかしこれは、だいぶんに奇妙なニュースだと思う。
交通規則には、大きくはふたつの意味がある。
ひとつは、ぶっちゃけ、集金を合法化することだ。
多くの者が、「べつに厳密に守る必要はない」と感じ、実際、守らなくても支障はなく、守らないほうが運転や生活はかえって安全でスムーズだよと感じる、そんな規則の“網”をばさっとかけておいて、多くは善良な違反者のごく一部から、「規則に違反した。違反は違反だ」とカネを巻き上げる…それが交通取締りの基本といえる。もちろん、違反を根絶やしにするような取締りは行わない。検挙率は1%にも満たない…。
そこからすると、タクシー運転者を目の敵にするかような、この仙台中央署のやり方は、おかしい…。
交通規則のもうひとつの意味は、気にくわない相手、とにかく身柄を拘束したい相手を、違反を理由にいつでも検挙できるようにしておく、ということだ。
たとえば、ある宗教団体の信者を引っぱるために、あるいは反戦運動を蹴散らすために、交通規則は利用できる。だから道路交通法は治安法だと言われたりする。
そう、河北新報のこのニュースは、仙台中央署が駐車禁止規制を、タクシーに対して、後者の目的で用いているように、なんか、見えなくもないんだよね。
なぜ? 同署管内のタクシーは、よっぽど傍若無人な雲助野郎ばっか、なのか。はたまた、同署管内のタクシーは、特殊な宗教や政治団体と濃密な関係を持っているのか…。
あるいは、もっと単純に、駐車違反者が放置違反金へ流れることによる反則金の減収を、駐車違反以外だけで埋めることができず、放置でない駐車違反からもガシガシ反則金を取ることにした…とか?
うーん、どれも微妙に違うような(笑)。ま、交通違反バカは、こんなニュースひとつでごちゃごちゃ考えるのでありました…という話。とほほ。
数日前から、「被告人氏名・罪名・法廷・期日(第1回、審理、判決)」だけを、傍聴した事件も傍聴してない事件も含めて、エクセルの表にどんどん打ち込んでいく、ということを始めた。こんなのがいったい何の役に立つのか、と思いつつ、なんとなく、それをやっておくほうが良さそうな気が最近してたので。 ※追記:それが「超絶マニアックデータ」へと発展する。
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