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2008年9月11日 (木)

存在しないはずのオービス写真

9月10日(水) その1

 8月18日に第1回を傍聴し、これ、裁判員裁判と同じ進行の裁判のようだから、お勉強のため最後まで全部の期日を傍聴しようか、できるかな、ま、できるだけ傍聴しよう、と思って昨日(9月9日)、第2回公判の一部を傍聴したところの、「危険運転致死」(逮捕は報道された)の第3回公判期日が、10:00~17:00で今日入ってた。←こういう文章、けっこう私は好きなの。

 しかし、私の最優先は、東京簡裁の「道路交通法違反」なのだ!

 10時から東京簡裁728号法廷(田中芳和裁判官)で、7月16日に第1回を傍聴した「道路交通法違反」の第2回。

P1020172b  これはもう、オービス裁判の典型的なパターンの1つだった。
 すなわち、測定値に争いはなく、違反は認めるんだけども、捜査段階でちょっと疑問があり、尋ねたところ、まともな答えはなく、「文句があるなら裁判しろ」と、いわば挑発され続け、正式な裁判の法廷へ出てきてしまった、というパターン。
※ 本件現場、練馬区貫井、目白通り下りのオービスは、2007年の9月か10月に移設(大井松田吾郎さんによると150mほど移動)されている。同年暮れ頃の『ラジオライフ』で大井松田さんと私がレポートしたとおりだ。
 画像は、移動後間もないそのオービスⅢLk。

 論告で検察官がこう付言した。
検察官 「なお、警察の説明が十分でなかったことについては、今後の取締りに生かしていきたいと思います」
 弁論で弁護人がこう述べた。
弁護人 「警察の問題を裁判に押しつけたに等しい。裁判官、検察官に負担をかけて…」

 ったくそのとおりだと思う。
 被疑者のいろんな質問等に、警察・検察は捜査段階でどう答えればいいのか、べつにね、至れり尽くせりなんでも答えりゃいいってもんじゃなくてさ、そのへん、被疑者の心理も含め、マジで私が講演しましょうか? 質疑応答も含めて2時間、とりあえず50万円と吹っ掛けておこう(笑)。

 加えて、この事件では、気になることが1つあった。
 メーカー社員の証言からすれば、あり得ない、存在しないはずの写真が、確かにあったと被告人は言うのだ。うーん、以前もそんなこと言う被告人がいたなぁ。
 他の情報もあわせると、こりゃどうも“あり得ない”で切り捨てるわけには、いかないようだぞ…。

 裁判のほうは、被告人がとりあえず納得したので、直ちに判決。求刑どおり罰金9万円。訴訟費用は不負担。10時18分閉廷。

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 11時から東京高裁・刑事3部(中川武隆裁判長)410号法廷で、珍しい「軽犯罪法違反」の控訴審第1回。
 前に傍聴したのは、催涙スプレーの事件だったが、今回は何か。なんと、中高生のとき雑誌の通販欄で見かけたような気がする、ベルトのバックルにつけるメリケンサックの事件だった。
 被告人質問を2分ほどやって結審。直ちに判決。
 控訴棄却、当審の訴訟費用負担。

 深夜1時05分頃、手に長い棒様(ぼうよう)のものを持って自転車に乗っていたところ、職務質問。棒様のものは鉄パイプで、トレーニングに使うため持っていたと。交番へ任意同行。少なくとも“黙示の同意”があり、所持品検査。バッグの中からメリケンサックが2個出てきた。メリケンサックとは認識せず、ベルトに付けるために1個、予備で1個買い、結局ベルトには付けず、バッグの中に入れたまま忘れていたものであると…。元ボクサーの採用計画(?)を警察に述べるなどした…。
 なーんかよくわからない事件だった。原判決も不明。前に傍聴した催涙スプレーの事件は、科料9000円だったが…。
 11時16分閉廷。

 吸い込まれるように眠くなり、そばの一般待合室のベンチに座って目を閉じる。開廷表がどうとかの悪夢をみて、どんな夢をみとんねん、ぷぷ、これじゃ眠れないよぅ、と思ううち…。

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