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2008年9月20日 (土)

公園で陰茎露出は故意か過失か

9月19日(金)

  ・13時30分から簡裁で「公然わいせつ」の新件を冒陳まで傍聴。
  ・13時45分から地裁民事で「運転免許取消処分取消」の本人尋問。
     ※この情報は某氏からもらった。原告は女性氏名だという。
  ・14時00分から地裁で「道路交通法違反」(酒気帯び0.4mg)の判決。
  ・民事のほうへ戻って少し傍聴。
  ・警察庁へ寄って、とっとと帰る。

 という忙しい予定を立て、早めに裁判所へ。

clip 幸運にも見ることができた開廷表を見て、13時15分から地裁722号法廷(波床昌則裁判官)で「危険運転致傷」の判決。
 前夜から当日早朝にかけて酒を飲み、酒の酔いにより正常な運転ができない状態で普通乗用車を運転、数時間後(?)、練馬区内の道路を進行中に仮眠状態に陥り、左側の側壁に衝突、右に急転把(てんぱ)して自車を対向車線に暴走させ、37歳運転の普通乗用車の右側面に自車を衝突させたんだという。
 被害者が、加療2週間の右前腕部挫創等で済んだと聞き、ほっとする。
 懲役1年6月、執行猶予4年。
裁判官 「考えて欲しいのは、被害者に対する接し方です………人の道を尽くすことが大事と思います」
 13時22分閉廷。

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clip 非常階段を駆け下りて、「公然わいせつ」の簡裁534号法廷(八木澤秀司裁判官)へ行くと、傍聴席(20席)はすでに、主に男女学生たちでほぼぎっしり。もぉ~、小さな法廷を団体で埋めるなよぉ~。
 とボヤきつつ、かろうじて2つ空いてた席の1つへ。残る1つもすぐに埋まった。

 被告人は身柄(拘置所)。もみあげからあごまで黒いヒゲぼーぼー。えらく小柄で、いかにもホームレス風。生年月日は、被告人の声が小さく、かつちょうどそのときドアの覗き窓の蓋を外からバタバタさせる奴がいて、よく聴き取れなかったが、43歳? もっと若く見えるけど…。
 杉並区内の公園で7月28日、41歳女性(警察に通報した女性)ら不特定多数の者が容易に覚知し得る状態で、ことさらに自己の陰茎を露出して示し、もって公然とわいせつな行為をした…。

 被告人は認め、検察官が冒頭陳述…そこまで傍聴して地裁民事へ…の予定だったのに、そうはいかないことになってしまった。
 裁判官も検察官も弁護人(以前裁判員制度のことで立ち話をして名刺交換したことのある、長く検察官だった有名な弁護士)もみんな、これは自白事件で、警察が取った調書のとおり認める、との認識だったのに、いきなり被告人が、そうではないようなことを言い出したのだ。

 被告人の話し方は、ほとんど口を開けずほとんど声を出さない、というもので、非常に聞き取りにくいのだが、どうやら、公園で寝ているうちに、暑くて、ズボン(ジーンズ)とパンツを気づかないまま脱いでしまった、と解釈し得るものだった。
 故意はなかったと、無罪主張?
 ところが…。表面的なことだけいえば、弁護人が、否認する被疑者を落とす有能な警察官・検察官の調子で、自白へと丸め込んで(あるいは、真実=自白を引き出して)しまうのだった。その過程には説得力があり、なんだ、そうだったのか、となるのだが、ところが、裁判官が改めて被告人に尋ねると、ずるずる元の説明へと戻ってしまうのだった。
 拙著『裁判中毒』収載の、「公園の露出狂は71歳」に、
「あれ~。ある方向へ導かれれば、その方向で『はい』と答える。べつの方向にふられればそっちの方向で『はい』。まるで矛楯しているが、本人は矛楯を気にしているように見えない」
 という部分が出てくるが、まさに似たような感じ。
 被告人は、いわゆる知的障害のため、他人にわかる(裁判が必要とする)ような説明をすることが困難で、かつ他人に迎合しやすいのだろう。

 そんな被告人が、ほんとは無罪なのに有罪で処理されてるってこと、これまでずいぶんあったんじゃないか。殺人の真犯人が笑ってるってことも、ぽつりぽつりとあったんじゃないか。
 でも、バレさえしなければ、警察も検察も裁判所も被害者も世間も、ぜんぜんオッケー。とくに、無実の罪で処罰(服役・処刑)されるのが知的障害者なら、自分の身に何が起こってるのか、よくわかんないだろうし。
 逆に、バレれたら大変。冤罪被害者以外はみんな困る。社会の治安・秩序にも悪影響を与える。迷宮入りも治安・秩序の観点から良ろしくない…。
 そう考えると、犯罪が起こったら、起こってなくても警察とマスコミが犯罪だと騒いだら、“犯人”が逮捕されて処罰されること自体が、非常に大事なのであって、それに比べれば、ほんとは無罪の者が処罰(服役・処刑)されることなんて、じつにちっぽけ…。

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 本件は、いったいどうなるのか。結局、被告人質問をやって、自白で落ち着き、論告・弁論は次回となった。次回、判決まで終えてしまうんだろう。罰金10~15万円、満つるまで算入、ということで。

 それにしても、弁護人からの被告人質問は、圧巻というか何というか。弁護人が一方的にしゃべり、被告人は小さな声でときどき「はぁぃ、はぁぃ」と言うだけ。被告人は公園のトイレで「ホモ的なこと」をやり、現金をもらったこともある、とか、その“客”を誘うため陰茎を露出してたんじゃないよね、とか…。
 開廷表では14時15分までのところ、14時30分閉廷。
 おかげで今日の予定は大崩れ。

clip すぐに次の被告人が手錠・腰縄で入廷。茶パツで、眉が細く剃り込まれ、良い色のポロシャツ様の衣服は一部が皮革。おしゃれ。だが強烈に不機嫌そうな表情。開廷表の罪名は「窃盗」。「勾留理由開示」とあるが、事件記録符号は「」ではなく普通に「」。なんなの? と傍聴席に居残ることに。

 裁判官が、「起訴された公訴事実は…」と読み上げた。6月6日、茨城県のホストクラブの荷物置き場から、現金4万5000円ほか在中の財布1個を窃取…。勾留理由は、一件記録にある関係者及び被告人本人の供述、各種捜査報告書から十分にこれを認めることができる…。
 刑事訴訟法第60条第1項の、第1~3号の要素をぜんぶ満たしてるというのだが、とくに2号についていえば、こんなふうだった。自首事案であっても、犯罪に至る経緯、計画性、常習性など情状立証に関することについて、関係人に働きかけたりするおそれがある。

第六十条  裁判所は、被告人が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由がある場合で、左の各号の一にあたるときは、これを勾留することができる。
 被告人が定まつた住居を有しないとき。
 被告人が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるとき。
 被告人が逃亡し又は逃亡すると疑うに足りる相当な理由があるとき。

 でもさ、そんなこと言っちゃったら、勾留理由に当てはまらない者なんて世の中に1人もいなくなるんじゃない?
 はは~、これはアレか、亭主に酒を飲ますかどうかは女房が決める(飲み代を渡すかどうかでコントロールする)のであって、亭主はカネさえあれば酒を飲んじゃう、のと同様、勾留するかどうかは検察官が決めるのであって、裁判所は検察官の請求さえあれば勾留を認める、みたいなシステムになってるのかな。現実はそうであっても、いちおう最終の判断権は亭主なり裁判所になり与える形をとっておかないと、格好がつかない、と。世の中、そんなことってあるよね。

 勾留理由開示の手続きのこと、私は不勉強でよく知らないんだけど、「勾留しない」ということにはならなかったようで、14時51分閉廷。

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memo 某氏といっしょに、裁判所の南側のエレベータの乗降口が確かに9階に新設されたことを確認。
 高裁刑事の来週の予定をチェックしてから、警察庁へ。とりあえず2件、開示請求。警視庁でも開示請求しようかと、行く前に文書について確認の電話。昨日、どんな文書があるか調べてくれとお願いしてあったのだ。
 すると、なんたることか、「今井さん、それは過去3年分、すでに開示してますよ」と。え~っ!? ぜぇんぜん記憶がない。
 開示を受けて、あとでファイルしつつじっくり見ようと、仕事場のどこか、たぶん、数カ月前にとうとう雪崩を起こしてぐっちゃぐちゃになってる書類の山の辺りに置き、その上にまた何かどんどん積み重なり、すっかり失念しちゃったんだな~。
 どうすりゃいいのか。答はハッキリしてる。裁判所へ行く日を、週にせめて1日か2日、減らすしかないんだ!

train そうこうするうちに17時となり、裁判所へ戻って簡裁刑事の来週の予定をチェック。嗚呼、やっと金曜日が終わった。へとへとになって電車で帰宅。途中、池内ひろ美さんから電話あり。すぐかけ直します、と帰宅。かけ直したら、用件は「今日の会議」のことだった。なぁにぃ~っ!?
 ややこしい話なのだが、「裁判員制度はいらない!大運動」の19日18時からの会議、すっかり忘れてすっぽかしちゃった、あ~あ、と今朝後悔した、のは勘違い。19日は今日だったのだ。そんなバカな! くらくらしてくる。どうすりゃいいのか。答は明らか、裁判所へ行く日を…。
 ともあれ、今からまた同じルートを戻る気力はもうない。申し訳ないけどパスします…。しかし女房殿から、「行かなきゃダメな会議なら、行かなきゃダメでしょ」と言われ、プロポリスを飲んで出かける。台風なのに…。
 1時間半遅れで行った会議は、熱かった。行ってよかったです。

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