元警察官が公務執行妨害で執行猶予中にまた
9月18日(木) その1
被告人質問を20分もやったとか、論告は1分だったとか、私にとってはけっこう大事。しかし腕時計を持ってない(どこかにあるはずだが、もう少なくとも10年は見てない)ので、携帯電話を足の間に置いてチラチラ時刻を見てる。でも、よく落とすんだよね、法廷の硬い床に、ゴツンと。手探りで拾おうとして、後ろの傍聴人の靴先をつかんぢゃったり(笑)。
申し訳ないので、腕時計を買おうか…いやぁ…。
というわけで、ストップウォッチ、の時計表示画面を、これからしばらく使ってみることにする。これ、2006年6月に駐車監視員制度がスタートして7月、そうだ、確認事務にかかる時間を計ろうと、新宿ヨドバシカメラで買ったのだ。以後、1回も使っておらず、説明書をなくしたので、時計としてしか使えないんだけどね。
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CITIZEN ストップウォッチMN 8RDA06-033 |
11時00分から東京地裁405号法廷(小池勝雅裁判官)で、「公務執行妨害」の新件。
被告人氏名に見覚えがあり、手元のデータ表を検索したら、ヒット! 今年4月17日にたまたま傍聴した「公務執行妨害」の被告人(元警察官)ではないか。
そのときは、「泥酔して電車内で乗客とトラブルを起こし、駅長室へ連れて行かれ、巡査長から事情を聴かれるとき、わけもわからず腹を立て、その左頬を右手で1回平手打ちした」という事件だった。判決は4月28日、懲役1年、執行猶予3年だった。
それから数カ月、今度は…?
7月26日未明、酔ってタクシーで寝込み、そのトラブルから、江戸川区内の駅前交番で、「お巡りナマイキだ、お前に言われたくないよ」と、巡査(28歳)の顔面を拳骨で1回殴る暴行を加えたんだという。
前回の裁判で、被告人は「民族運動」に関わってるという話が出てきたが、今回は具体的な団体名が明かされた。
弁護人と証人(被告人の父親)の話に、被告人は「広汎性発達障害」というのが出てきた。それが事実として、被告人の場合は「高機能」のはず。それも、かなりの高機能かと思われる。
でも、そんな様子は、前回も今回も感じられず、ちょっと意外な気がした。違和感を覚えた。仮に発達障害だとしても、前回の犯行も今回の犯行も、それは無関係ではないのか…。
ま、知人のお子さんが高機能発達障害とされており、その話からすると…うーん、長くなるのでまた今度。
証人尋問が終わったところで、
裁判官 「あなたが病気に罹っていることが分かったので、そのへんのこと、検察官のほうで調べたいと…」
ということで、続行となった。
11時41分閉廷。
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広汎性発達障害の子どもたち―高機能自閉症・アスペルガー症候群を知るために 著者:辻井 正次 |
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発達障害の子どもたち (講談社現代新書 1922) 著者:杉山 登志郎 |
今日の裁判所は、というかここ数日、全体に男子学生の姿が目立ったような気がする。8月中は、女子学生が圧倒的に多かったと思う。
すると、こんな仮説を立てることができないか? 夏休みに裁判傍聴を義務付けられた学生たち、のうち女子学生は早めにしっかり傍聴し、男子学生は提出物の締切りが迫って(あるいは過ぎて)から、あわてて傍聴する…。
「人は、誕生日の2~3カ月前から誕生日にかけての期間に、犯罪を犯しやすい」と同様、偶然と妄想に基づく仮説かなぁ。
いろんな仮説を立てるのって、楽しいよね(笑)。
「8月の終わり頃から、今井は毎日同じ麻のジャケット(乃至シャツ)を着てる」ってのは、仮説じゃないよ事実だよ。去年デパートで買ったこれ、去年はほとんど着なかったんだけど、今年急に、薄くて軽くてすごく良いと、気づいたのだ。汗臭いと嫌われるから、毎日帰宅後自分で洗濯してるよ~。
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