尊敬できる指導者に出会うこともなく
9月17日(水) その1
日曜は20時頃寝た。月曜は22時半頃寝た。いずれも翌朝6~7時頃まで。私は不眠症とは無縁だなぁ、うふふ、と。
調子にのってバチが当たったか、火曜は遅めに24時半頃寝た(お気に入りのソファに横になって電灯を消した)のに、眠れなくて眠れなくて。そんなこともあるよね~。
朝の電車は、なぜか遅れて、遅れたぶん、ホームに乗客が溜まるもんだから、も、た~いへん。通勤人諸氏のように鍛えられてない私は、ひぃひぃ言っちゃって…。そんなこともあるよね~。
なぜそうまでして早めに裁判所へ行ったかというと、簡裁の今週の予定をチェックするの忘れてて、もしや朝一で「道路交通法違反」の新件が入ったら! とね。
今日は簡裁に「道路交通法違反」はなかった。
10時台は、とくに傍聴したいものがない。どうしよう。こんなときは…。
9時56分頃、東京簡裁534号法廷(八木澤秀司裁判官)に入ると、9時50分開始予定の「窃盗」か何かの判決をやっていた。被告人は、いかにもヤクザ風。
9時58分から、9時55分開始予定の「窃盗」の判決。
被告人(身柄、留置場)は、私より若干年配かな? 洋服店の経営が立ち行かなくなり、長年親戚のように親しく付き合ってきた高齢者(女性?)宅を、在庫品の販売のことで尋ねた際、手提げバッグから財布(現金7万円およびキャッシュカード等在中)を抜き取り、キャッシュカードで郵便局や銀行から30万円、20万円、40万円を引き出したのだという。
懲役2年、執行猶予3年。
勾留場所が留置場だから、その場で釈放。
傍聴席にいた女性3人が立ち、うち娘らしき女性が被告人に「よかったね」と。
10時7分から(八木澤裁判官は時間を気にしないのだ)、10時00分開始予定の「占有離脱物横領」の新件。
手錠・腰縄で入ってきた被告人(24歳)は、頭は坊主で、レンズの小さな度付きサングラス。全体に、俺はヤクザだぞと、びんびんアピールしてる印象。
中卒後、職を転々とし、郷里での少年時代、暴力団の何かだったんだそうだ。
前科2犯、前歴8件。何かの罪で、静岡地裁で懲役1年、保護観察付き執行猶予4年の判決を受け、猶予を取り消されて服役、仮釈放されたが、仮釈放も取り消されて残刑を服役…。
今年6月に川越の少年刑務所を出所後、友人宅を転々とし、数回にわたり無銭飲食をやり、本件(自転車の占脱)以外にも自転車の占脱をやったことがあり、車上荒らしをやったこともあるんだという。
兄弟や母親とは、4年くらい音信不通なのだという。
ちなみに本件の被害品(氏名不詳者が遺留したのを、被告人が自己のものとするためその場から持ち去った自転車)は、女子小学生のもの(姉のお下がり)だそうだ。ま、小学生とはいえ高学年にもなれば、26インチの自転車に乗るのは珍しくないわけで。
求刑は懲役1年6月。
前科10数犯、刑務所を出たり入ったり、そんな年寄りは珍しくない。
この被告人は、そうした年寄りの、40~50年前の姿なのか。
あるいは、心機一転、地道に努力することに目覚めて、過去をすぱっと断ち切るのか。そのためには、岩垂正起裁判官じゃないけど、“尊敬できる指導者との出会い”が必要なんだろうなぁ、とか思ってしまった…。「尊敬できるマトモな指導者に出会うこともなく、無為徒食の生活を送り…」と、岩垂裁判官はよく言ってたよねぇ。
私の“尊敬できる指導者”って誰? その話はまた今度。
しまった。今日の記事は、傍聴1件につき罪名と数行程度のコメントと、あとどうでもいいことをちょろっと書いて終わろうと思ったのに…。
しょーがない、カテゴリー分けの問題もあるので、ここでいったん切るです。
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