宝田明さん オービス64キロ超過
以下は、「iza!」のニュースの一部。
宝田明さんが速度違反 首都高で64キロオーバー
俳優の宝田明さん(74)が首都高速を乗用車で運転中、速度違反で警視庁に摘発されていたことが1日、分かった。
同庁交通執行課によると、宝田さんは7月29日午後2時ごろ、東京都内の首都高中央環状線内回りで乗用車を運転。制限速度を64キロ上回る時速124キロで走行した疑い。自動速度違反取締装置に写った写真のナンバーから、宝田さんの車と特定された。
見出しを見たとき、所ジョージさんと同じ首都高速・湾岸線東行き、羽田空港3丁目のオービスⅢLkか? と思ったが違った。
なんにしても、首都高速での超過60キロ台は、近い時期の同種前科などない限り、略式で罰金8万円→9万円だ。墨田分室へ呼ばれるか、あるいは、霞ヶ関の区検でひっそり処理されるのだろう。
速度違反の罰金の相場については、文庫本に書いた。
墨田分室で違反者がどう扱われるかの実例は、文庫本に収録した。
だが、もしも宝田さんが、「124キロも出してないです!」と言い出し、徹底的に争ったらどうなるのか…。
起訴されて裁判へ進んだら、宝田さんは当然、驚愕するだろう。
「オービスが信頼できるかどうか、本件測定値が間違いないかどうか、オービスの製造・販売会社の社員に尋ねて、『我が社の商品は絶対に大丈夫です』と証言させ、それで有罪にするのか!? そんなバカな!?」
そのことはもちろん、どの被告人も異口同音に言うわけだが、検察庁も裁判所も、
「ちっともバカげてない。社員はオービスの専門家である。社員の証言さえあれば十分に有罪にできる」
ということで、もう固まってしまってる。検察庁は「確立された採証法則」とまで豪語してる。
しかし、宝田明さんが目を丸くして言うとなったら、話は大いに違ってくるはず。
うむぅ、オービス無謬神話が崩れる道筋として、やっぱ、有名芸能人が誤測定されて争う事態の出来(しゅつらい)が…。
私は現時点までで170件ほどオービス裁判を傍聴してきたが、どの事件にも確かに共通するのは、オービスの信頼性の裏付けとなるものは、
・オービスの製造販売会社の社員の証言(つまりセールストーク)
・同社作成のあれこれ書類(つまりカタログ)
のみである、ということだ。
それじゃダメだと仙台高裁・秋田支部がオービスを負けさせたのを、最高裁と仙台高裁(本庁)はどうひっくり返したか、この新書に書いたよ。
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コメント
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おぉ~、面白いのをありがとう
それは杉並区下高井戸の、
http://ko-tu-ihan.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/131_6303.html
この速度違反事件の現場ですな。
赤いパイロンの間にある、肌色の小さなパイロン、そのそばにある小さな装置が、間隔3mの光電式の送受光器部分。
画像からは、JEM-340ではないように見えますが…。
そうすると、グーグルのこれ(私は良くないと思う)で、全国のオービスとNシステムを見られるのかな? そのうち、これを使ってオービスマップ、Nマップのサイトが現れたりして。
投稿: 今井亮一 | 2008年10月 3日 (金) 05時52分
面白いのを発見~
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20081001/1222787694
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20081002/1222914833
コメント欄閉鎖反対~




投稿: 名前 | 2008年10月 3日 (金) 02時05分