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2008年11月 7日 (金)

厳罰化 逃げる動機も 強化して

 以下、11月7日付け朝日新聞の記事の一部(記事中では●と■部分は実名)。

容疑者「執行猶予中だったので逃げた」 梅田・ひき逃げ
 大阪・梅田で会社員の●●●●●さん(30)が車に約3キロ引きずられ死亡したひき逃げ事件で、殺人などの容疑で逮捕されたホストの■■■■容疑者(22)が昨年1月、詐欺罪で有罪判決を受け、事件時は執行猶予期間中だったことが大阪府警への取材などでわかった。府警は、■■容疑者から「執行猶予中だったので逃げた」との供述を得たとしており、執行猶予の取り消しを恐れたことが強い動機になったとみて調べている。

 「有罪判決」とは、懲役2年、執行猶予3年だという。 
 11月6日付けの同紙記事には、こうある。

 …当時17歳だった03年3月、出身地の熊本県で無免許運転をしたとして取り締まりを受けていた。04年3月に運転免許を取得したが、その後シートベルトの着用義務違反を2回、時速35キロ以上40キロ未満の速度超過違反を1回重ね、今年3月には大阪市内で酒気帯び運転をし、4月に1年間の免許取り消し処分を受けていた。

 免許取消し処分の理由となった酒気帯び運転は、詐欺の懲役刑の猶予期間中だ。酒気帯びは別種の犯行なので略式による罰金で済んだものと、記事からは読める。
 この被疑者は、略式の処理の過程で、「次は間違いなく猶予取消しだぞ」と言われていたかもしれない。猶予取消しをおそれていたのに助かり、「なんだ、チョロいぜ」と腹の中で思ったかもしれない。

 どう思ったか知らないが、とにかく、執行猶予中でも、免許取消し中でも、車を運転する、それも酒気帯びで運転する、そして事故を起こす、という者は、いくらでもいる。そういう被告人が――もちろん、そんな被告人ばかりではないけれども――刑事裁判の法廷へ、続々とやってくる。
 傍聴を重ねてると、人間の基本は、こういうことではないかと思えてくる。
    先に何が待ち受けるか考えず
    これがバレたらオシマイだということを
    そのときどきの欲望のまま
    「うまくやれば大丈夫だ」とやってしまう
    バレたとき、なんとか助かろうとあたふたする

 私も含めてみんな、多かれ少なかれそうであり、
    その傾向が強い者
    やったことが刑事犯罪に該当した者

 が裁判の法廷へ出てくる、そういうことなんじゃないかと思う。

 私はずっと言ってきた。
 厳罰化は、ある者にとっては、
    違反を自制する動機の強化
 にもなり得るが、ある者にとっては、
    逃げる動機の強化
 にしかならない、と。

 加害者がどんな刑罰を受けようが、殺された者は戻らない(合掌)。と、あっさり言うのが罪深いほど、戻らない!
 だからこそ! 厳罰化へ向かう社会では、裁判用語で言うところの「何ら落ち度のない者」は、新たな心構え、防御が必要と思う。
 …しかし、そんなことを表立って言う者は、ほとんど(または全く)いないようだ。なぜ? それを言えば、被害者が落ち度があったかに聞こえかねないからか。
 私だって、被害者を責めるつもりは毛頭ない。被疑者の行為を憎悪しないものでは毛頭ない。でも、そこで止まっては、同じような被害が、いつまでも生まれ続ける…。そんなことを、いつも考えて、言い続けて、でも何も変わらない、けれども言い続けて…。

※ 11月6日付け毎日新聞

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