泥酔して居眠りして看板に衝突
11月14日(金) その![]()
東京簡裁の「道路交通法違反」が11時22分に終わってから、地裁816号法廷(園原敏彦裁判官。書記官は若いときの五木寛之さんに似てない?)に11時から入ってる、「道路交通法違反」の新件へ。
検察官からの被告人質問が終わるところだった。被告人(在宅。53歳。墓石の販売とか、そっち関係の仕事らしい)の、若い検察官に対する応答に、なーんか偉ぶったものが感じられた。
続いて、論告・弁論。
被告人は、8月初旬、花火(中山競馬場の花火大会関連?)があって酒を飲むとわかっていながら車を運転して出かけ、寺の駐車場に駐車。缶ビール350ミリリットル1本、焼酎720ミリリットルを半分ほど飲み、タクシーで駐車場へ戻り、車内でわずかな時間、仮眠したのち、300m先のコンビニへ冷茶を買いに行こうと運転し、居眠りして自立サイン看板に衝突。警察官による呼気検査の結果は0.52ミリグラム、正常歩行も10秒間の直立もできず、アルコールの影響により正常な運転をすることが困難な状態だった…。
求刑は懲役10月。
弁護人(高齢者)の弁論のなかに、「結果的に因果応報…」という言葉があった。
因果応報。この言葉、法廷では初めて聞くんじゃないか。寺とか墓石とか、普段そっち関係の仕事をしてる弁護士なんだろうか。
弁護人 「できうれば罰金刑に処されたく、しからざるときは執行猶予を…」
裁判官 「どうしましょうか、裁判所は心証とれてますが…」
ということで、直ちに判決。懲役10月、執行猶予3年、訴訟費用負担。
この被告人の前科は、2000年2月に東京簡裁で宣告された、窃盗の懲役1年6月、執行猶予3年だという。
猶予期間が満了してから5年以上たってるうえ、交通前科はない。なくて、いきなり公判請求で、懲役刑(猶予付きでも懲役は懲役)。
酒酔いの「道路交通法違反」(たいがい物損事故を含んでる)は、そうはなく、過去のデータをざっとふり返ると、前科なしでも公判請求されるものがあるが…。
2003年11月 東京地裁 懲役5月執行猶予3年 ※前科4犯
2004年12月 東京簡裁 罰金40万円 満つるまで算入
2005年 6月 東京地裁 懲役5月執行猶予3年
2006年10月 東京高裁 懲役10月執行猶予3年 ※同種罰金前科3犯
2008年 4月 東京地裁 懲役7月 ※累犯前科2犯
昔に比べて重くなってるとは言える。酒気帯びは明らかに重くなってるし。
11時53分閉廷。今日の傍聴はこれでオシマイ。
昨日だか某氏にもらった情報を、確認に行ってきた。
おお~、たしかに、裁判所ビルの11階南側に、「刑事訟廷事務室裁判員係」なるものと、「医療観察準備室」なるものが出現してた。
「刑事訟廷事務室裁判員係」で尋ねたところ、ま、裁判員裁判に関する事務を行う係なんだそうだ。が、裁判員候補者の待合室や「質問手続室」は11階にはなく、2階になる予定だという。
そこで、2階も見てきた。
すると、令状や勾留を担当してる“幻の地裁刑事14部”(だぁって、担当裁判官一覧から14部だけ抜けてるんだもん
)は、北側の101号法廷のそばへ引っ越し、2階の空いた場所へ、待合室や「質問手続室」が入るらしかった。
ふむぅ、そうするとだ、万が一、裁判員制度がこのまま来年5月にスタートした場合、1つの事件につきおおよそ50~100人の裁判員候補者は、まず2階へ行き、原則6人の裁判員と、2人かそこらの補充裁判員が選ばれ、残るおおよそ42~92人は、旅費・日当を受け取る手続きを、2階か9階で済ませ、そののち、選ばれることを前提にムリに空けさせられたスケジュールを持てあまし、自分が裁判員または補充裁判員に選ばれるかもしれなかった裁判を傍聴したり、あるいは他の裁判を傍聴したり(たぶん色情系へ行く人が多いだろう)、つーことになるのかな。
「医療観察事務室」については、確認しなかったが、いったい何だと思う?
「刑事訟廷事務室裁判員係」のそばにあるってことは、裁判員制度の関係か? 酸鼻な人殺しについての証言や写真で気分が悪くなった人を専門に、18階の医務室とはべつにケアーするのか? とも想像できるけど、でも「観察」って何さ。
医療観察って、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」に関係するんじゃないの? そうか、医療観察には地裁が関与するので、「医療観察事務室」はもともと裁判所ビル内にあって、裁判員制度関係の庁舎内の入り繰りで、たまたま11階へ移ったと、そういうことか? 無知なままごちゃごちゃ想像しててもしょーがない。あとで確認しとこう。
久しぶりに裁判所地下の食堂で、A定食、460円。今日は野菜のそぼろ煮だっけ。旨かったが、13時を過ぎると、小鉢(2つ選べる)の選択肢がどえらく少なくなり、かつ、セルフサービスの漬け物が、味の濃いものになっちゃうのかな、損した感じが大きい。
ケチ臭ぇ奴だって言うなぁ、霞が関で昼に何を食べるか、私にとっちゃ重大事なんだからね。![]()
こうして1週間が、やっと、そしてまた、あっという間に、過ぎ去った。
こんなことでいいのか、今日はしみじみ考えてしまった。裁判傍聴のやり方を、思い切って、どかんと変えてしまおうか。勇気が要るし、未開の新天地へずぶずぶ踏み込むとも言える…。どうしよう。
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コメント
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おお~、教えてくれたこと、全部、品買った、もとえ知らなかったよ~
「準備室」のあとに「事務室」ってことは、前々からあったわけじゃなかったわけ? これも新しい「ポスト」なわけ? 「諸要求貫徹闘争方針」ですかぁ、へぇ~。
河北新報の「福島地検も4月から、法廷での立証の際に使うパワーポイント用の資料作成などを補佐する公判担当統括捜査官と中核主任捜査官各1人を、地検郡山支部に増員した」という部分もあわせ、ゆるキャラの向こうではニューポストブームに沸いてる…とか? 興味が尽きませんねぇ。そうか、例の寿司屋が郡山駅前だったのは、そういうわけだったのか、とか。
私としては、「裁判員選任手続のアウトソーシングに関して、データ入力業務等の一般競争入札」にぴくぴくっとなったり(笑)。
何かで検索すると当ブログしかヒットしないってこと、ときどきあるんですよねぇ。
ともあれ、先日は「傍聴マニア」さんから貴重な情報をいただいたし、コメント欄を設けて良かったよ~。
投稿: 今井亮一 | 2008年11月16日 (日) 15時44分
"裁判員係"で検索したところ、
裁判員係自体は8月1日付で設置されているようですね~
http://norainu2000.no-blog.jp/soul/2008/08/post_75f8.html
労働組合の要求に屈したのですかね~
http://www.zenshiho.net/seimei/06.html
東京地裁の裁判員係は、こんな仕事
をしているそうですよ~
http://blog.livedoor.jp/mw80131/archives/51362491.html
"医療観察準備室"で検索すると…
http://google.jp/search?filter=0&q=%22%e5%8c%bb%e7%99%82%e8%a6%b3%e5%af%9f%e6%ba%96%e5%82%99%e5%ae%a4%22
あ、あと、先日話した
ですよ~
福島地裁の裁判員の裁判の数は本庁より郡山支部の方が多くなるだろう
という報道は、これ
http://google.jp/search?q=cache:jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2008/07/20080721t73024.htm
福島地検郡山支部が寿司屋に頼み込んで
裁判員セットを作ってもらった背景が垣間見えますよね~
投稿: 名前 | 2008年11月16日 (日) 12時45分