即決裁判手続き1000号
11月21日(金) その![]()
意外にも朝はすっきり起き、しかしだんだんと具合が悪くなる二日酔いってあるよね。今日がそれだった。昨夜、帰宅した後も飲んだのがマズかった。
電車内は、やたら暑く、二日酔いと乗り物酔いのダブルだ。
車内の温度・湿度を自動調節できるエアコンが発明されたら、通勤人は通勤の疲弊・ストレスからだいぶ解放され、仕事の能率が上がって経済は上向き、過労死やうつ病も減り、発明者は大儲けできるんじゃないか、ねぇ。
今日は9時30分~12時10分という珍しい時間枠の「強制わいせつ」の新件があった。しかも、午後は法廷を変えて13時10分~17時。どうしても今日中に或る手続きまで終える必要があった、つーことなのかな。被告人氏名で検索しても、それらしい事件はヒットしない。うむ~。
べつの法廷では10時~11時で、「殺人予備、銃砲刀剣類所持等取締法違反」の新件が。これは報道された事件だ。「殺人予備」って珍しい。自白しなきゃそうそう成立しないだろうに、どんな被告人なんだろ。以下、刑法。
といった好奇心は捨て、地道に分をわきまえて…。
10時から東京地裁533号法廷(中山大行裁判官)で、「公務執行妨害、道路交通法違反」の新件。
被告人は39歳。身柄、拘置所。良い色のジーンズに良い色のトレーナー。容貌や体型は、ちょっとフィリピンの街角にいそうな…。
もしや交通取締りのトラブルだったら…と朝一から来たのだが、違った。
運転席と助手席のドア全開で停車してるソアラがあり、警察官が職務質問、免許証からの照会により、覚せい剤の前科(2008年10月、懲役2年6月・執行猶予4年)があること、交通違反で手配中(違反が未処理。行政処分か?)であることが判明。
警察官は後部座席のバッグを開けるよう求めた。薬物はなかったが、捜査段階の調書によれば被告人は、「組の事務所へ早く行かねばならず、ヤクザということでイキがっていて、職質をいつまでも受けていられるか」と、ギアをパーキングからドライブに入れ「もうダメだ。行くよ」と、検察官によれば「急発進」。左手を運転席のヘッドレストに当て、右手でキーを抜こうとしていた警部補の、その左腕にピラーを打ち当て、かつ全体としてその発進行為は暴行に当たる、というのが「公務執行妨害」。
「道路交通法違反」のほうは、その直後か後日か聞きもらしたが、大型貨物に衝突しての報告義務違反(第72条第1項後段)。つまり当て逃げ。
道交法は認め、公妨が成立することもわかったが、警部補の左腕が背後にあるとは知らなかった、「急発進」もしていない、と否認。
弁護人はだいぶお年寄り。ゆらゆら揺れてる。耳も遠い。80歳を超えてるんじゃないか。でも、やることはしゃんとしてるようだった。前にどこかでお見かけしたような気がする。
次回、警部補を尋問することにして、10時25分閉廷。論告・弁論を別期日にとって、年内に判決までいく予定。
これ、事件番号が「平成20年刑(わ)第2997号」。もうすぐ3000だ。今年も終わりに近づいたんだな~。判決はクリスマス辺りになるのかな~。
11時から521号法廷(開廷表は菱田泰信裁判官だが、登壇したのは戸苅左近裁判官)で、「道路交通法違反」の新件。
この事件番号が「平成20年(わ)第1000号」。お~、ぴたり賞だ。ちなみに、東京地裁で「(わ)」の前に「刑」も「特」も「合」もつかないのは、即決裁判手続きの事件、そういう取り決めになってるらしい。
けど、最初の頃、「刑」も「特」も「合」もつけないうえに、4桁の番号の4桁目を「5」にしてたよね? あれは開廷表の記載ミス? それとも、最初の頃は即決だけで4桁イクはずじゃなかったとか?
被告人は34歳。身柄、留置場。足下は官品のサンダルではなく運動靴。
カネがなくて免許の更新をせず、運転の要のない仕事をしていたが、どうしても運転せざるを得なくなり、前の晩から早朝5時まで缶ビールをジョッキで数杯、泡盛720ミリリットルを2本、缶チューハイを飲んでいたが運転し、16時半頃、22キロ超過で取締りを受け、無免許が発覚。酒臭があったことから酒気帯びも発覚。0.43mg。7年前に酒気帯び罰金前科1(当時は5万円)。
求刑は懲役8月。直ちに判決。懲役8月、執行猶予3年、訴訟費用不負担。11時17分閉廷。
同じ11時から710号法廷でも、「道路交通法違反」の新件をやっており、エレベータでだいぶ時間を食って、11時24分頃に入ると、最終弁論が終わるところだった。これも即決裁判手続きなのだ。事件番号は「平成20年(わ)第999号」。お~。
「屋台営業を…」と聞こえた。被告人(身柄、留置場)は、紺のカーゴパンツに紺の作業服風ジャンパー、運動靴。人の良さそうな、(シチュエーションのせいもあるだろう)しょぼくれたオジサン。ラーメンの屋台のようだった。
普通に推測すれば、道路の不正使用で、何度か警告を受けた末に逮捕され略式で罰金、満つるまで算入、そのセットを何度か繰り返し、とうとう公判請求になったんだろう。
最終陳述は、「べつにございません」。直ちに判決。懲役3月、執行猶予2年、訴訟費用は不負担。11時29分閉廷。
ユキさんと、地下の食堂でA定食460円。今日は野菜コロッケと「擬製豆腐」。細かな野菜くずとか入った木綿豆腐を鉄板で焼いた…みたいなモノのように思えるのだが、擬製豆腐ってどういうネーミング? 民事の擬制陳述をパロって、第1回豆腐期日に出頭できないので、これを食べることでもって、豆腐を食べたものと見なす?
ちなみに擬製豆腐という料理は実在するらしい。初めて知ったょ。え? 以前にも食べたことあって、そんときもお前は同じこと言ったぞって? うそぉん…。
さて、あとはもう、来週の地裁の予定をチェックして帰る、帰って寝る予定だった、のだが、もたもたするうち、霞が関の裁判所ビルへ通う人なら誰もが「ええっ!」となるだろう、とんでもないことが起こったのだった![]()
« 裁判員制度の宣伝に支出した税金の額がわかる文書 | トップページ | 「裁判所前の男」逮捕! »
「交通/無免許」カテゴリの記事
- 騙された若い外国人たちを次々罰金刑に(2026.03.13)
- 駐車車両のタイヤの上に、現金105万2千円を置き!(2026.01.22)
- 『取調室のハシビロコウ』(江口大和著、時事通信社)!(2026.01.18)
- 12歳女児に目隠し、食べ物を当てるゲームと騙して自己の陰茎を口腔内に(2025.11.18)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。


おはようございます。
」のほうに書いときました。
「その
早くおじさんの話を聴きたいですね~。
投稿: 今井亮一 | 2008年11月22日 (土) 07時49分
あ~!いつかこんな事になると思ったけど、ついに、こんな事になったんですか処分どうなりますかね。
投稿: 千葉正義 | 2008年11月22日 (土) 04時44分