「裁判所前の男」釈放!
11月21日(金)の白昼、「暴行」の容疑で、「裁判所前の男」こと大高正二さんが逮捕された。
11月26日(水)の午後、丸の内警察署へ差し入れに行ってきた。
面会については、1被疑者1日1回であり、何度か丸の内署へ(ご家族等の面会の邪魔にならないよう午後の遅い時間に)電話したが、その度に、すでに面会があったとのことで、12月11日(木)15時過ぎ、ようやく面会できた。
大高さんは、「こうなったらまな板の鯉ですよ」と、淡々と微笑していた。
最初の10日間の勾留、を認めるための手続きは、日曜(11月23日)に裁判所の小部屋で行われ、次の10日間の勾留は留置場で告げられたそうだ。
留置場にはマンガや本があり、『我が輩は猫である』などを読んでいるという。
「暴行」の事実など全くなく、したがって当然、否認なので、略式の話は出なかったそうな。
すると、あとは公判請求か不起訴か、だ。12月13日が20日目、勾留期限で、しかし13日は土曜なので、12日(金曜)に公判請求か不起訴か決まるという。
不起訴なら釈放。公判請求なら? 大高さんが逃亡などするはずがないし(笑)、隠滅できる証拠などない。虚偽の証人を立てる? そんなことを疑えばすべての被疑者・被告人を勾留しなければならない。何より、“被害者”とされる者をこそ拘束し、警察・検察から隔離しなければならない。
けど、「…のおそれがある」と検察が言いさえすれば、裁判所は勾留を認める。そんなものだ。
大高さんは、公判請求され1年でも2年でも勾留され続けることを覚悟している。
「私にアレをやらせるのを止めるために(デッチ上げ逮捕を)やったわけですから、どんな(無実の)証拠があってもダメだと覚悟したんですよ」
それはいえるかも。大高さんは淡々と微笑していた。
とにかく、どうなるのか12日にわかる。
12月12日(金)の19時頃、私の携帯電話がブブブと振動した。
あっ! もしや、大高さんかも。釈放されたのかも。
が、そのとき私は弁護士会館にいて、「裁判員制度はいらない!大運動」の会議に参加しているところ。電話に出られなかった。
あとで私のほうから電話したら、大高さんだった。釈放されたのだった。
どうも、不起訴のうち「起訴猶予」らしい。以下は刑事訴訟法。
第二百四十八条 犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる。
目撃者によると、“被害者”とされる者は自分で倒れたらしい。大高さんが後退したとき、その者に触れ、その者が倒れたとしても、「暴行を加えた」とは到底言えない。暴行罪は成立しない。
だったら「嫌疑なし」、せいぜい「嫌疑不十分」だろう、と思う方もおいでだろうが、当局側のメンツを保つため「起訴猶予」に落とす、それは国家の秩序を守るための普通の運用であると、26年間交通違反・取締りに関わり続けてきて思う。
でも、起訴猶予らしい、というのは、大高さんから電話で聞いた、検察官の言葉、から受けた私の印象であって、ほんとうは「嫌疑不十分」か「嫌疑なし」なのかもしれない。検察官は、誤った印象を与えることをわざと言うこともある。もしかしたら、じつは不起訴の決済はしておらず、これから在宅で公判請求するかもしれない。
「暴行」の容疑で逮捕されたことは、ニュースになって広く報じられたが、20日間も勾留され釈放されたことは、ニュースになるのか…。
15日(月)、裁判所の門前は…。
あ~、また月曜から裁判所へ行かなきゃいけないじゃーん。困ったなぁ。←先生! 今井君はぜんぜん困ってないです、喜んでます、良くないと思います!
てゆっか15日(月)は10時から、『敗れざる者たち』でも紹介されてる「えん罪JR浦和電車区事件」(罪名は「強要」)の控訴審第1回があるんだよぅ!
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おお!釈放ですか。これは嬉しいニュースです。おじさんがいないと裁判所にきた気がしなかったですからね。またおじさんがきたら話聞いてみたいですね。
投稿: 千葉正義 | 2008年12月14日 (日) 02時08分