警部補の自浄に感動!
警視庁の「交通関係法令違反点数の抹消上申について」、2007年4月分、52件128枚、3840円を、ようやく読み終えた。
交通違反を研究するうえで、なかなか面白い文書群だと思う。
だいたいは決まり切ってるんだが、ときどき、え~っ!? おぃおぃ、そ、そんなことがあったの!? というのが混じってる。
画像は、その128枚の最後の1枚、最後の抹消上申の添付別紙だ。
これ、何度読んでも、
「違反は成立するが、状況から判断して取締りは妥当性・公平性を欠くので、点数を抹消して、違反者の権利回復を図りたい」
という主旨としか読めない。
そりゃそうだ、そのように書かれてるんだから。
でもさ、違反自体が成立するなら、運転者が裁判に訴えても、裁判所は絶対、「点数登録に何ら違法性はない」と運転者を負けさせる。警察側を勝たせるはず。
ところが、この石神井署の交通執行第二係担当係長は…。
がーん まぁさぁにぃ自浄能力、『巨人の星』風にいえば、
俺は今、猛烈に感動している
である。
新年早々、心洗われるものを見せてもらいました、感謝
こういうことをやってのけられる人は、相当に有能で、誇りをもってバリバリ仕事し、上からはともかく、部下からの人望は厚いんだろう、と想像する。
詳しいことは、次の『ドライバー』に書こうかと思う。あれ、次のネタは、すごく良いのを予定してたんだ、どうしよう…。
ちなみにこの、いわゆる“墨塗り”は、色と形からして、単に黒い墨やインクを塗ったのではなかろうと思う。
非開示を不服とする裁判を起こされても大丈夫なよう、よく検討し、上の決済を得てから、もとの文書をコピーして、隠したい部分をカッターで切り抜くか、または真っ黒い紙を適宜の大きさに切って貼るかし、そのうえでコピーしたもの、と思われる。
たいへんなお手間を取らせてしまったわけで、恐縮ですぅ。
でも、これだけ面白がり、ここまで感動する者もいるってことで、許してね。
ここんとこ、有酸素散歩をさぼってた。結局ナンだカンだで2時間くらい取られちゃうんだもの。
そのかわり、コーヒーの湯が沸くまでの時間とか、室内で適宜運動してたの。息が切れるくらいのを、1日に何度も。
で、今日は思いついて、野球のバット(木製)を持ち出し、お外で素振りしてみた。こりゃあ良いね。毎晩やるかな。ただ、危ないオッサンがいるぞと通報されないか心配
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