逆送のオービス91キロ超過
1月15日(木) その
今日は午前中は休みたかった。昨日食堂でばったり会った某誌編集長から「原稿、大丈夫ですよね。念のため」と言われた原稿、1行も書いてないし。
でも、「交通違反バカ一代」としては気になる被告人のこの「道路交通違反」は、やっぱ傍聴しとかねば、と10時から東京地裁へ。
ところが、法廷が閉まってる、廊下に開廷表が出てない…法廷を間違えた
しかしもうすぐ10時。1階カウンターの開廷表を見に行くヒマはない。行ってもどうせ人だかりですぐには見られないだろうし。
えぇい、ままょと、近くの404号法廷(建石直子裁判官)、「道路交通法違反」の新件へ飛び込む。
被告人(在宅)は痩せて首の細長い、茶パツの若者。首都高速・湾岸線東行き・羽田空港3-3のオービスⅢLkによる91キロ超過(測定値171キロ)だった。
勝手なこと言って被告人には申し訳ないが、マニア的にはラッキーというか、家裁から逆送になった事件だった。そういうのは私はたぶん初めて…かな。
これを傍聴した方は、「なんてハッキリしない、ぐずぐずした被告人なんだ」と思ったかもしれない。私は、「ほんとに171キロも出したのか? それで気持ちに引っかかりがあるんじゃないのか?」と思ってた。本件の真実がどうだか知らないけど、オービスの測定値が絶対正しいという客観的な(つまりメーカーが「正しい」とただ言い張る以外の)裏付けは何らないのだから。
そのほか、なかなかに興味深かったが、書いてるヒマがない。
直ちに判決、懲役4月、執行猶予2年、訴費不負担。10時47分閉廷。
19歳で懲役前科持ちになってしまったわけだが、人生万事塞翁が馬、災い転じて福となす、だよ。
狙いの「道路交通法違反」は、明日だった。なんでそんなの間違うんだ。明日とわかってれば、今日は午前中は休んだのに…つか明日はたぶんそれ傍聴できないし…。でも、おかげでこれを傍聴できたから、ま、いっか。
興味深い報道を2つ。
<<裁判官「刑務所に入った人間と友達は考えられない」>>
どういう「傷害罪」なのか、どういうシュチュエーションで言ったのか、そのあとどうフォローしたのかしなかったのか、にもよるだろうが、一般論としてその裁判官がそういう認識なら、私もムカつく。だって、「刑務所に入った人間」とつい先日楽しく酒を飲んできたばかりだし(笑)。
<<「出たら無差別殺人する」と明言した被告でも懲役4年>>
だから死刑だ無期懲役だ、ってわけにもいかないだろうけど…。
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