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2009年1月16日 (金)

ホームレスの生き様は裁判官には分からない

1月15日(木) その

 次の傍聴予定は、11時30分からの高裁717号法廷、「派遣社員、父の葬儀費用なかった」などと報じられた死体遺棄」の控訴審第1回…。

 まだ時間があるので、10時57分頃、同じ7階の簡裁728号法廷(小川利行裁判官)へ。10時30分スタートの「住居侵入」の、論告が終わるところだった。
 前刑出所後間もない犯行だそうで、求刑は懲役1年6月。
 最終弁論によれば、焼酎500ミリリットルを3本(えぇっ!? 缶酎ハイ等じゃなくて!?)を飲んで、昔住んでいた場所へ来て、友人宅と勘違いし、無施錠の玄関から靴を脱いで上がり込み、その家の住人(被害者)が戻ってきた…ということらしい。
 今日の期日は「審理」になってる、過失だと争ったのか? と思ったら、弁護人は「寛大な判決」を求めていた。
 被告人は身柄(留置場)。よく見えなかったが、40歳くらいなんだろうか…。
 11時05分閉廷。

 いったん1階へ降りたが、同じ728号法廷で11時15分スタートの「窃盗」を、どんな事件かだけでもちらっと見ておこうと、11時17分頃戻る。
 裁判官が恩田剛裁判官(研さん裁判官)に交代していた。検察官の冒頭陳述が終わるところだった。所持金0円、服役前科ありの万引きらしい…。

 東京簡裁の場合、被告人席はバーのすぐ向こうにあり、背中しか見えないのだが、本件被告人(身柄、留置場)は、ちょっと女性っぽいともいえる髪型で、なで肩。あれ? 女性なの? あっ、留管の警察官の1人が女性警察官じゃん。被告人は“女ホームレス”なのだった。35歳だそうだ。

 検察官請求の書証を弁護人が全部同意し、検察官が要旨告知。11時30分から被告人質問。それらを聴くうち、出られなくなってしまった。
 両親を知らず、物心ついたときから四国の施設で育ち、中学を卒業して6年間ほど工場で働き、北陸で結婚、しかし「いっしょに居るのが嫌になってぇ」、出ていきたくて、空き巣や出店荒らしをやり、それらは前科とはならなかったが、離婚、あてもなく上京し、路上生活。2002年に万引きで執行猶予。2003年に万引きで懲役刑となり、猶予も取り消されて服役。岩国刑務所を出てまた東京へ。そうして今回、空腹に耐えかね、焼きそば1個、おにぎり3個、寿司2パック、お菓子3個、運動靴2足、サンダル1足、6857円相当を万引き…。

裁判官 「路上生活が苦じゃないとこに問題があるんじゃないかと」
 そのとおりだと思う。しかし被告人は、即座に大きな声で言うのだった。
被告人 「それは裁判官の人には分からないですよ。仕事もそんなすぐないし」

 ホームレスによる万引き事件はよくあり、この事件では、ホームレスの気持ちというか、生き様というか、そんなものが分かりやすく出ていたんじゃないかと思う。よくしゃべる被告人だったし。
 求刑は懲役1年10月。11時57分閉廷。

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 4歳の少女ホームレスを追い続けたフォトブックだ。

 地下の食堂へ降りたが、今日はなんとなく、また秘密の通路をとおって家裁の食堂へ。奮発して、なんとかタンメン470円、さらに奮発して大盛り50円増し。旨かった~。
 家裁の開廷表を見ると、13時30分から15時30分の期日で、「離婚」の証拠調(本人)が入ってた。ふぅん…。

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