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2009年2月18日 (水)

被害者参加で否認!

2月16日(月) その

 

 13時10分から地裁409号法廷(小川賢司裁判官)で、2月9日に第1回を傍聴した道路交通法違反」(無免許)の判決。
 普通に懲役5月、執行猶予3年、訴費不負担。
 この小川賢司裁判官は、早口であれこれよくしゃべる。傍聴人からすれば、たいへん参考になる、ありがたい。
 この被告人は弁護人選任を希望してなかったんだそうだ。そうとわかることが簡裁(の特に道交法違反)ではときどきあるが、地裁では初めてかも。

 

 13時30分から地裁405号法廷(小池勝雅裁判官)で「自動車運転過失傷害」の新件。
 13時20分頃に入ると、20席の傍聴席にもう5人ほど、同じ裁判所のパンフを持った男性たちがいた。13時24分には11席が埋まった。
 被告人は、失礼ながらはち切れそうなおデブで、右腰に鍵束と、20cm近い豚君のぬいぐるみのキーホルダーを下げていた。
 原付バイクで赤信号を無視(看過)し、交差点出口の横断歩道を右方から左方へ横断中の自転車(88歳)の後部に衝突、加療8週間の左腓骨骨折等の傷害を負わせたんだという。
 赤信号の看過を責められていたが、問題はそこなんだろうかと…。
 求刑は禁錮10月。14時8分閉廷。

 

 14時30分からどうにも気になる「公然わいせつ」の判決があったが、涙を飲んで断念し、「自動車運転過失致死」の傍聴券抽選(締切14時30分。開廷は15時)に並ぶ。
 一般傍聴席36席のところ、並んだのは26人。無抽選。傍聴券でなければ「公然わいせつ」を傍聴できたのに…。

 

 テレビカメラの撮影(2分間)が入った。これは被害者参加なのだ。
 被告人は21歳、解体工。細身で背が高く、モテそう。被害者(死亡)の奥さんらしき女性が弁護士に伴われて検察官席にいるのに、被告人にはあまり反省の色が見えない…と思ったらなんと、否認なのだった。
 公訴事実は、被告人が対向車線へ進出して対向車と衝突、胸腔内損傷などで死亡させた、というのだが、被告人によれば話は逆で、対向車のほうが自車線へ進出してきたのだという。弁護人は3人。
 事件の真実がどうか知らないが、被害者側は警察・検察のストーリィを信じ込んでるはず。そのウソが暴かれていくのを、検察官席で見ることになるのか。裁判官はムリムリ有罪にしても、そのムリムリに被害者側は気づくかも。どう思うんだろう…。
 被害者参加、懸念されていたことが続々と現実になっていく…。

 検察が取調請求した書証について、弁護人は意見を書類で用意しておらず、
弁護人 「えっと、次の行の1、2、3、4、5、6、7、8、9文字目から11文字目まで不同意…」
 と15分近く続け、15時20分、私は退出。

 

 16時からの「恐喝・傷害」(これも被害者参加。1月23日に傍聴)の判決の、傍聴券抽選の締切が15時30分。こっちは一般35席のところ、並んだのは15人。傍聴券でなければさっきの自過死を最後まで傍聴できたのに。

 少年院で知り合った2人。両名それぞれ懲役2年、長く垂れた茶パツで顔を隠したほうは未決70日算入、黒い短髪のほうは未決60日算入。今度は刑務所で誰と知り合うのか…。

 

 警視庁へ行き、16件開示請求。手数料はだいぶんな金額になりそう。ピーポくんローンってあったっけ…。

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