生まれ育ってきた環境には
2月10日(火) その
早めに簡裁826号法廷(永瀨進裁判官)に入ると、「建造物侵入、窃盗」の審理をやってた。
被告人(身柄、拘置所)は若い。左手の小指が、先から2関節、あれ? 無い? え? よくわからなかった。
否認のようで、同意書証の要旨告知をして、次回は証人(退職して東北のほうにいる元警察官)を尋問予定。
それが終わって15時55分、傍聴席はどどっと満席になった。こんな時間なのに、簡裁なのに、次のはこう言っちゃ何だが単なる「窃盗」なのに、なんで
16時から「窃盗」の判決。被告人は2人(両名とも身柄、留置場)。母娘だそうだ。サミットストア(が入ってる商業施設?)でズボンなど9点、1万7490円相当、続けてカットサラダなど33点、9205円相当を万引きしたんだという。母親の夫(娘の父親)が全額弁償したんだという。
2人とも懲役1年、2人とも執行猶予3年、娘のほうだけ保護観察付き。
16時07分閉廷。傍聴人の半分以上がどどっと出ていった。
16時10分から、2月5日に第1回を傍聴した「窃盗」の判決。ゲームソフトの万引き。なんだか気になる被告人だったので、この時間まで残ったの。
懲役1年、執行猶予3年、保護観察付き。
裁判官 「反省する態度が裁判所には伝わってきたこと…」
を、執行猶予を付した理由に挙げていた。そうやって言ってあげる(認めてあげる)ことが大事なんだな~と思ったょ。
裁判官 「生まれ育ってきた環境には同情すべき点も多いこと…」
も挙げていた。そういう書証があったんだろう。幼い頃だいぶ虐待されたんじゃないかと私は感じ、それで気になっていたのだ。
裁判官 「あなたの頼れる身内は、たった人のおじいさん、大切にしてください」
16時19分閉廷。
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幼児虐待―実態とその後の発達段階における精神療法の実際 (シリーズこころの健康を考える) 著者:上里 一郎,山中 康裕,西村 良二,堤 啓 |
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保育者は幼児虐待にどうかかわるか―実態調査にみる苦悩と対応 (子育てと健康シリーズ) 著者:春原 由紀,土屋 葉 |
傍聴道(ってそんなのないけど)を極めるには、こうした本も読んでおかねば。
というわけで、1日分をカテゴリーに分けて書いてみたんだけど、こりゃ疲れるわ~。こんなこと、とてもやってられない。
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