即決裁判手続きの事件番号は

2月12日（木）　その

　14時から地裁633号法廷で「道路交通法違反」の新件。
　地裁で新件で30分間だから、即決裁判手続きのはず。
　事件番号は「平成21年（わ）第27号」。
　え？　2月9日の即決裁判は「平成21年（わ）第5006号」…。

　東京地裁の場合、「（わ）」の前に、刑法犯の「刑」か、特別法犯の「特」か、合議事件の「合」か、漢字を1文字付ける。
　そうすると、即決は、
　　　・単に漢字1文字を省く
　　　・省いたうえで4桁目を「5」にする
　二通りのやり方があるってこと？　それは、部が独自に決めるわけ？　今日のは第2刑事部で、9日のは第13刑事部…。
　いや～、でも、部が独自に決めるのは、統一性がなくて良くないんじゃないか。
　もしかして、2部と13部とで、
「『刑』だけで3800件を超えてるんだぞ。何でもかんでも迅速化の流れのなかで、即決が5000件を超えたらどーすんだ。シンプルに漢字1文字を外すだけ、それがお洒落でいいんだ！　こっちのやり方で統一しろ」
「何がお洒落だバカ野郎！　即決と直ちに判別できるよう、何らかの手を加えるべきなんだ。お前のほうがこっちに合わせろ！」
　とモメてるとか？
　よぅしっ、まずは事件番号に「即」の1文字を付けるのを、急ぎ商標登録か特許登録か、そういうのして、それから、
「もしもし、諍（いさか）いは良くないですよ。どうです、即決ならではの漢字1文字を付けては。どんな漢字？　そりゃもうアレしかないでしょ。お任せしますよ、うふふ」
　と仲裁に入り、裁判所が事件番号に「即」を付す度に私にカネが転がり込んでくる…。私って、やっぱ商才あるよね～。

　633号は傍聴席20席の狭い法廷。
　13時56分の時点でもう傍聴人が9人。後から後から来て、14時05分には満席になった。なんで　色情系はどこも満席だったそうで、阿曽山さんは「今日の東京は傍聴人が多い！多過ぎるっ！」と書いてるけど、いっくらなんでも道交法まで　世も末だ…って日本語の使い方、間違ってますか。

　事件は、先輩宅で焼酎を飲酒し、ペットボトルのお茶を買ってこいと言われ、運転免許を取得したことがないのに、先輩の普通自二を勝手に運転、警察官により停止を命じられ呼気検査をされそうになったが、「（その）言い方が、あんまり、自分の思ってたアレと違うんで、応対？　対応？　なんか暴力的な言葉だったんで」検査拒否し、現行犯逮捕。検査結果は0.7mg。

　な～んか、投げやり～な、法廷的には反省なさそ～な。被告人席で、だれた感じで首をかしげ、つまらなさそうに視線を投げてた。腹に一物あったのか、もともとそういう個性なのか…。

　直ちに判決。懲役7月、執行猶予3年、訴費負担。14時20分閉廷。

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