車離れで交通利権も変わる?
2月6日付けの「東洋経済」の<<自動車教習所が窮地に! 「免許離れ」が深刻化>>、経済誌ならではの良い記事だね~。
じつは、若者乃至社会の車離れ、を強くうかがわせるショッキングなデータが他にもある。それは次の(3月20日発売の)『ドライバー』の“大盛り特区”に書く予定。
そういうのとはちょと違うけど、交通社会における、もひとつショッキングな数字がある。
それは、「全国公益法人協会」→「情報公開サイト」→「た」→「財団法人東京交通安全協会」と辿って開けるPDFファイルの、ずっと下のほうにある「公益事業会計 収支予算書」の中にある。
2008年度予算額 2007年度予算額
指定車両移動料収入 0円 1億4310万8千円
駐車場保管料収入 0円 1264万5千円
証紙収入 0円 93億2705万1千円
この3つ、2008年度はゼロだよゼロ
上の2つは、駐禁レッカーの“安協移動”をヤメたからだ。すなわち、警察とレッカー業者との間に安協が入って、集金等の事務をやって手数料を抜くということを、ヤメたからだ。
「証紙収入」ってのが何なんだか、今んとこ私はよくわからない。
PDFファイルの次のページの「事業費支出」に、2007年度の「証紙購入費支出」が93億2123万1千円とある。
でかいのは、運転免許の交付・更新の手数料のはず。その証紙を、安協が仕入れて安協が売って、「証紙売捌収入」が2007年度は1億9574万6千円、2008年度は1億8740万3千円…。証紙の仕入れや販売を安協がやる必要はない(つか、やること自体おかしい)わけで、都が全部用意し、安協は売り捌きの手数料だけ取る形にした、ってことかな…うーん、それは都またはj警視庁に聞いてみないとね。
ちょっと目を引くのが、「基本財産利息収入」。
2007年度 5603万4千円
2008年度 5272万円
もしかして、利息がそれだけ入るってこと?
利息で5千何百万って、もとの「基本財産」はどんだけぇ~っ
財団法人ならぬ財産法人、なんつって。
財団法人日本漢字能力検定協会が最近騒がれてるけど…。
とにかくね、車離れが進むなか、“安協移動”もヤメになって、安協はどうなるのか。そのうちイッパツ大逆転が予定されてるのか、むむーん。って、よけいなお世話ですか?
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