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2009年2月23日 (月)

男より男っぽい女被告人

2月23日(月) そのone

 10時30分から地裁801号法廷で「道路交通法違反」の、たぶん即決裁判手続き。
 電車が遅延したが、いつも早めに出てるので、3分ほど前に法廷に入れた。が、数席を残してぎっしり。なんでsign02 しかも、身柄の被告人が証言台の前に立ってる。もう始まってるのsign02

clip 違った。前の「出入国管理及び難民認定法違反」の、それも弁護人からの被告人質問をやってるところだった。
 被告人は中国人らしい。若くて背が高く、育ちが良さそうなハンサム。密入国に必要だった(日本円で)300万円は、借金せず、母親が出してくれたんだという。富豪の坊ちゃん? 日本料理の技術を身につけて故郷で料理店を開くべく、真面目に働いてたんだという。そんならなんで正規のビザで来なかったのか。来られない事情があったのか。正規のビザより密入国のほうが安価で手軽…てこたぁないよね。
 これも即決裁判手続き。懲役1年6月、執行猶予3年、訴訟費用不負担。傍聴席から入管の職員が2人、立ち上がった。強制送還の手続きに入るのだ。
 終わったのが10時45分。もうダメだ。道交法はあきらめ…。

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clip 11時から地裁806号法廷(井口修裁判官)で「傷害、公用文書毀棄」の新件。
 もしや交通取締りがらみか。違った。忘年会で飲酒し、さらに飲酒して帰宅途中、タクシーの女性運転手とモメ、腹を蹴るなどの暴行により加療1週間の傷害、それで現行犯逮捕されて麹町署で弁解録取書を取られる際、弁録を10数片に破いた、という事件。

 被告人の氏名は、女性か? と思えるもの。けど、開廷表の氏名で男女の別は判断できないことがよくある。男性かもしれない。
 刑務官に伴われて入ってきたとき、短髪で男っぽい格好の、ちょっと昔のフランス映画に出てきそうな良い感じの女性、と思った。
 しかし人定質問に答える声は、しゃがれて低く、話し方も男っぽい。腕と手首の置き方が、空手家のような。あれ?
 目撃者の調書の要旨を、検察官はこう述べた。
検察官 「(タクシーの)運転手のような女性に、何度も男性が…と、この方(目撃者は)認識してるんですが…」
 弁録を取られるとき、「なんだよ、俺が何したんだよ、さっきいた女刑事はどうした。俺は女だ。女刑事を呼べ」と言ったそうな。
 やっぱ女性なのだ。というか、刑務官の1人が女性だし。

 ま、とにかく、そこらの男より男っぽい、スカッとした被告人だった。
 2003年10月に「詐欺」(無銭飲食)で懲役1年、執行猶予3年の判決を受け、その猶予期間中(といっても終わるギリギリなのだろう)の「建造物侵入」(寝る場所を探していたのだという)で2006年12月に懲役1年、保護観察付き執行猶予5年の判決を受けており、今回はもう実刑確実。
 こんなことも言っていた。
被告人 「保護司の人って、上で勝手に決めて、自分には何にもないって、どうしてですかね。仕事休んでまで会わなきゃいけないのか。勝手にいついつどこで(会う)って決められても、そういうのどうなんですかね。今回、新しい保護司さん、急に明日行くからと言われても。相談したってぜんぜん(相談に)のってくんないじゃないですか。そんな保護司なら、要らないし」

 検察官は論告で、「あまりに短絡的な」と言うところを「あまりにテンラク的な」と言い間違え、訂正した。
 転落的…。この言い間違い、心理学者がごちゃごちゃ言うかも(笑)。
 この検察官は、グレーのパンツスーツで、身のこなしが軽い、颯爽とした女性だった。弁護人は、ワタシ的には、良家のお嬢様、みたいな。
 しかし、
弁護人 「被害者にも落ち度が挙げられます。被害者がそもそも携帯電話を被告人に貸さず、返すことを強く求めなければ…。被害者にも帰責性があることは明らかであります」
 え~っ? そっ、そういう弁論は初めて聞いたょ。山口雅髙裁判官だったら大変なことになるょ。

 被告人は最終陳述で、証言台の前に立ち、少し考えたが何も言わず(小声で何か呟いたかもしれない)、空手の試合を終えた選手のように、腰を折って頭を下げた。すんごく決まってる、と思った。

 傍聴人の数は、10分ちょい前に私が法廷に入った時点では、ゼロだった。被告人が入廷してから、私は後ろを見る余裕がなかったので、よくわからないが、たしか40数席くらいの傍聴席が半分以上埋まった…くらいだったろうか。
 さっきの「出入国…」があれだけ埋まるなら、こっちは女性風の氏名だし、「公用文書毀棄」はわりと珍しいほうだし、もっと激しく埋まるかと思ったのに…。

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