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2009年2月13日 (金)

500m全力で走って逃げたが

2月12日(木) そのthree

 今日は人が多い、多すぎる。今時風の読みようがない氏名で、しかも狭い法廷、たいへんなことになるかも…。
 と20分前に行ったら、もう数人が並んでた。最終的には2席ほど余ったが…。

 隣の席が毒人参さんだと、しばらくして気づいた、おお~。

clip 15時30分から地裁802号法廷(佐藤晋一郎裁判官)で「器物損壊」の新件。
 パチスロ店で他店のメダルを換金した窃盗容疑で取り調べを受けたこと、交際相手に会いに行ったが会えなかったことに、うっぷんを溜め、その交際相手方から、もう終電はないだろうと徒歩で帰宅する途中、午前2時頃、うっぷんを晴らすため、駐車場にあった車のシートカバー(1万円相当)にライター(黄色っぽいオレンジ色の100円ライター)で火を付け、カバーの一部を焼損、たまたまジョギングで通りかかった人物が火を発見、近くにいた男が逃げ出したので追いかけ、500m追いかけて捕まえた。「なんでこんな馬鹿なことしたんだ!」「最近いろいろあって…」。というふうな事件。

現住建造物等放火)
第百八条
 放火して、現に人が住居に使用し又は現に人がいる建造物、汽車、電車、艦船又は鉱坑を焼損した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。
(非現住建造物等放火)
第百九条
 放火して、現に人が住居に使用せず、かつ、現に人がいない建造物、艦船又は鉱坑を焼損した者は、二年以上の有期懲役に処する。
 前項の物が自己の所有に係るときは、六月以上七年以下の懲役に処する。ただし、公共の危険を生じなかったときは、罰しない。
(建造物等以外放火)
第百十条
 放火して、前二条に規定する物以外の物を焼損し、よって公共の危険を生じさせた者は、一年以上十年以下の懲役に処する。
 前項の物が自己の所有に係るときは、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。

(器物損壊等)
第二百六十一条
 前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。

 私はよく知らないんだが、シートカバーが全部燃えて、車もかなり焼損するようなことになったら、「建造物等以外放火」だったのかな。現場は密集した住宅街だそうで、車のガソリンに引火して爆発、民家に燃え広がるようなことになったら、死刑もあり得る事件だったのかな…。

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 被告人(身柄、拘置所)は21歳。どえらくきちんとした話し方…なのだが、気が入ってないというか…文法的に正しい、しっかりした文章(見事だったと思う)を、抑揚なく述べる、というか。
 弁護人(年配)も変わってた。示談書の内容を長々読んだ。普通はそんなことしない。さらに、被告人の実家は、ま、小規模家内工業をやってるそうで、その製造工程を、情状証人である被告人の母親に事細かに尋ねるのだった。
 証人によれば、示談金の10万円を「私と主人とで、ちょっとよそから借りまして」支払ったそうな。10万円を借りるとは、家業はよっぽど厳しい状況なんだろうか。弁護人はその工場を見て、「はは~、これはこうやってつくるのか、たいへんだな~」と胸を打たれ…みたいなことがあったんだろうか。

 判決期日を決める際、弁護人は、その日は13時30分から別件(民事)があるのでと13時ちょうどを提案。ええっ!? と思ったら、書記官がぎょっと弁護人を見たょ。
 証人尋問も被告人質問も、お約束の「約束」で締めなかったし、けど嫌みは無く、明るくて穏やかそうで、なんつーか自由奔放な人なのかもしれない。←今回の被告人はこんな言葉の選び方、しないはず。

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 それにしても、深夜にジョギング中だったというその人物。なんという偶然sign01 しかも500m、逃げも逃げたり、追いも追ったり。被告人の調書にはこうあるそうだ。
被告人 「全力で走って逃げましたが、結局この人に捕まってしまいました」

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 2月9日(月)、傍聴件抽選に外れたあの傷害」、たいへんな公判だったと聞いてたが、実際たいへんなことになったんだね
 批判も多いなか、新しく始める制度。国側としては(これが第1号ではないとはいえ)順調なスタートを切りたかったろうに、懸念されていたことがズバリ起こったわけだ。

 被告人側は「何とか示談をとって刑を軽く」と思い、被害者は被告人を厳しく処罰してほしくて示談に応じない、ということはよくある。それで重めの判決が出て、その直後にその法廷で、民事の損害賠償請求を…。ものすごく大胆な“改革”を思いついたな~、という気がするんだけど…。

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