その弱さに負けるか負けないかで
3月26日(木) その
9時55分から東京簡裁826号法廷(永瀨進裁判官)で「建造物侵入」の判決。
ぎょっ、車椅子の被告人(身柄、留置場)は、金髪の白人ロッカー と一瞬驚いたが、日本人だった。ロッカーでもないらしい。
約4年前から仕事に就かず、公園で寝泊まりしていたが、昨年の大晦日、寒さと腰痛に耐えかね、寒さをしのぐため、工事事務所の作業所詰め所に侵入したのだという。
罰金10万円、満つるまで算入。
裁判官 「1日も早く働いて、今度は自分であったかい部屋を見つけてください」
どうってことないセリフだが、永瀨さんが言うとしみじみ味がある。
続いて10時から、3月12日に第1回を傍聴した「窃盗」の判決。
懲役1年2月、未決15日算入。訴費不負担。
裁判官 「人間、誰も弱さはあります。その弱さに負けるか負けないかで人生が決まりますから。娘さんにまた堂々と会えるようになってください」
人間、弱さはある…。当たり前に聞こえるが、名言だと思う。
10時18分閉廷。
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本日発売、かな? 「鉄人社ノンフィクション 北尾トロ責任編集 この裁判がすごい」。
今日届いたばかりで、まだチラッとしか読んでないのだが、漫画と写真がたっぷり入って、これは面白そうだよぅ。わくわく読みたくなる本(ムック)だ。
ちなみに私は「交通ジャーナリストの今井です。最近、もっぱら“公然わいせつ”にハマってます。」として6ページ書かせてもらってる。
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