もう刑務所へ戻るしかない
3月10日(火) その
11時から東京地裁706号法廷(西連寺義和裁判官)で「器物損壊」の新件。
この被告人氏名は、救援連絡センターのあの人と同姓同名。なんかつまんないものを壊したとかいう容疑で、ムリヤリ逮捕された? いや、先日お会いしたばかりだょ。当局があの人をつまんない容疑で検挙するとすれば、それは身柄を取るため、のはず。在宅で進めるはずがない。同姓同名の別人なんだろうな~。
やっぱり別人だった。
しかし この事件に、私は激しく感動した。
要するに、出口なし、娑婆で生きていくのが難しく、また刑務所へ戻りたく、しかし一般人にあまり迷惑はかけたくなくて、駐車場にあった車のうち、いちばん安そうな車の、フロントガラスは高くつくから横のガラスとサイドミラー(2万3405円)を、拾った鉄パイプで叩き壊した、それも、その車の持ち主の娘である女性(子連れ)に、これから壊すので警察へ通報するよう申し向け、あまりショックを与えないよう反対側へ回って…という事件。
母子は逃げ出して110番通報。警察が来るまで被告人はその場にいたそうだ。
なんともいえない絶望感、諦観を漂わせた、63歳の被告人だった…。
求刑は懲役1年。11時59分閉廷。
これは『実話漫画ナックルズ』で続けさせてもらってる好評連載の、次の締切原稿で書こう。もしかしたら、被告人が刑務所で読んでくれるかもしれない。他の服役囚から「これアンタだろ」と言われるかもしれない。そういうつもりで書こう。てゆっか、あの原稿は、いつもそういうつもりで書いてるのだ。
これは最近出たやつ。私が原作の短い漫画も載ってる…はず。
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じつはね、11時30分から同じフロアの高裁720号法廷で、2月24日に第1回を傍聴した、なんとも気になる女性被告人の「窃盗」の判決があり、途中で抜けて行ってみたの。だが 期日が入ってなかった。
どうも不安定な感じがあったけど、もしや自殺を図ったとか? 心配…。
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