浮かれた気分で191キロ
13時15分から東京地裁423号法廷で、3月10日に第1回を傍聴した「公然わいせつ」の判決。
3月10日は、30分前から列ができてた。今日はどうだろう、もう入れないかも。
とハラハラしつつ13時10分過ぎに。
おお~! まだ数席空いてた。超ラッキー!
判決は懲役5月。
公然性は必ずしも高くなかったという事情はあるにせよ、累犯前科2犯、この種犯罪の根深い傾向があると言わざるを得ず、実刑はやむを得ない…と。
検察庁の職員が2人、バーの中へ入った。保釈取消の手続きをするのだ。
私は急ぎ、次の法廷へ。
13時30分から地裁405号法廷で、1月29日に第1回を傍聴した「道路交通法違反、犯人隠避教唆」の第2回公判。
これも傍聴席は20席。もしかしたらもう入れないかも、とハラハラしたが、13時23分頃、傍聴人は1人だけ(知人でびっくり)だった。
そういえば今日は、団体さんを見かけなかった。そういうことなのか?
世の中に/絶えて団体さんのなかりせば/春の心はのどけからまし。
いや、傍聴人が増えるのは良いことであり、何かの団体・グループが「よし、今回は裁判所へ」となることも、どんどんあって欲しい…。だから私も、「いっぺん裁判を傍聴してみよう」という主旨のことをあちこちで書いている…。のだけれどシカシ、自分がどうしても傍聴したいのが満席で入れないとかあると、うぐむむぅっ! となるのだ。嗚呼、わがままなジレンマ。とほほ。
今日は追起訴。外国製スポーツカーに交際中の女性を同乗させ、会員制リゾートクラブへ宿泊に行く途中、東北道下り宇都宮付近のオービス(たぶんオービスⅢLk)により測定&撮影された。制限は100キロ、測定値は191キロ。
オービスⅢLkは240キロまで測定可能なのだ。つかLhは199キロまで、RS-2000は220キロまで可能なんだけどね。
なぜそんな高速度を出したのか、同乗女性を喜ばせようと、浮かれた気分で調子にのってしまったんだそうだ。
ただ…捜査段階の調書は、こんなふうになってるという。
「私の感覚では160キロくらいでしたが、■■(車名)は性能が良く、191キロでも楽に走行できますので、191キロ出ていても少しもおかしくありません」
いかにも、測定値が怪しいときに警察官が取りそうな調書、とも思える…。
ほんとに191キロ出ていたのか、誰にもわからない。ほんとは何キロだったのか、検証する方法は一切ないのだ。
2008年3月に、速度違反で罰金。同年5月に87キロ超過(前回起訴分)。これで免許取消になるのをおそれ、社員を身代わりにして犯人隠避教唆(前回起訴分)。そして同年6月、追起訴分の91キロ超過…という順序になる。
免取りを意識しながら、オービスに何ら注意を払うことなく、懲役相当の速度超過を2回も…。そのことからは、被告人はスピード狂では全くなく、ただただ新しいスポーツカーを手に入れて調子にのってしまっただけ…かなと推理できる。
求刑は懲役1年2月。
14時02分閉廷。
14時30分からの「器物損壊」の判決をチェックしておきたくて、806号法廷へ。
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コメント
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おだてて特別席に座らせ、居眠りしたところを見計らって書記官が手元のスイッチを押すと、特別席はカパッと傍聴席のリンクから外れ、モーター付きキャスターにより自動的に廊下へ出ていく、めでたしめでたし…。
特別席はこんな感じかな? → 素敵ぃ~。
投稿: 今井亮一 | 2009年4月19日 (日) 18時32分
あれですね。
今井さんのような方のために
「高等傍聴席」「最高傍聴席」
造ればね。(*゚▽゚)ノ
投稿: 傍0号証 | 2009年3月20日 (金) 20時44分