罰金/放置違反金/反則金
3月17日、産経新聞がととっ、とんでもないことを報じた!
反則金の納付無視、容疑者2人を逮捕 埼玉
反則切符を切られながら反則金を納めなかったとして、埼玉県警交通指導課などは、道交法違反の疑いで、上尾市小敷谷の運転手の男(31)と、川越市大手町の会社員の男(37)を逮捕した。
交通指導課の調べでは、運転手の男は平成20年6月18日、さいたま市の市道でトラックを運転し、左折禁止場所を左折した疑いが、会社員の男は同年4月9日、通行禁止時間帯に志木市の市道で軽乗用車を運転した疑いが持たれている。
交通指導課によると、両容疑者は再三の反則金納付の求めに応じなかったことなどから、悪質と判断し逮捕した。両容疑者とも容疑を認めている。会社員の男は「お金に困っていたので払う気はなかった」などと供述しているという
書きも書いたり、載せも載せたり!
警察庁から月50万円で広報を民間委託されている、という噂(笑)の私めが解説を…ってそのギャグもうウザイよ。
「反則金を納めなかったとして…逮捕」。これ、完全に誤報だ。
何度も何度も何度も何度も何度も言うけど、反則金の納付は任意。つまり、反則金は法律上、払うも払わないも違反者(とされた運転者)の自由。払わなくていいものを払わないからって、身柄拘束することはできませんっ。
じゃあ、なんで逮捕されたのか。
その理由は『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?』にも書いた。
産経の記事は、逮捕の本当の理由を、記事3段落目の「再三の反則金納付の求めに応じなかったことなどから」の、「など」の2文字に含めてるのかな、と思われる。
でも、そんなマニアックなところに気づく読者はどれくらい居るだろう。
「反則金の納付は義務! 払わないと逮捕!」
との誤った印象を刻まれる読者がほとんどだろう。
「反則金」「罰金」「放置違反金」、この3つが全くぜぇんぜっん違う性質のものだってこと、大方の運転者が知らない。他にも、大方の運転者が知らないことがたくさんある、交通違反の取締りは年間1200万件を超えるのに…。
そこから、おかしな噂や迷信が生まれ、無用なトラブルや反警察感情も生まれてくるんだろうと思う。
まぁね、だから私みたいな者が、交通違反だけで飯を食えてしまう、こんなにも長く、ということになるんだけども…。
既にご存じの方もおいでかと思いますが、少しお知らせ。
「道内国会議員、候補者に対する裁判員制度に関するアンケート結果」
「裁判員制度は本当に必要か?「司法改革」への疑問」4月10日
「講談で考える裁判員制度」4月11日
« 依存症にさせてナンボの商売 | トップページ | 車底部に巻き込み6.2Kmにわたり »
「報道にコメント」カテゴリの記事
- 反則金の違反、青切符のサインを拒否して逮捕!(2026.04.03)
- 裁判官マップ、傍聴マニアが投稿するなら(2026.03.21)
- 収益性の悪い裁判所は閉庁って!(2026.03.16)
- 「公わい名人」と呼ばれた時期もあった(2026.03.07)
- 捜査書類を保管しても組織のプラスにならない(2026.03.06)

