フォト
2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
無料ブログはココログ

« 検察官上訴の場合の未決通算 | トップページ | 裁判官、検察官を真っ先に殺しますよ »

2009年4月14日 (火)

留置場で見つけた夢

 今日は東京地裁で、うまい具合に「道路交通法違反」の新件が10時と11時からあり、10時10分から東京高裁で「名誉毀損」の第1回もあり、それより何より東京簡裁で11時15分から、被告人氏名が「自称■■■」の「窃盗」の新件があった。
 「自称■■■」…。どこそこ警察署の「留置番号■号こと氏名不詳の男」ってのはたまにあるが、「自称」って私は初めて。何だろう、何かな。

 

 しかし、今日は午後一杯いろいろぎっしりあるのに、4時間ほどしか寝てない。居眠りしまくりになってしまう、と午前はあきらめ…。

 

 13時30分から地裁529号法廷で、3月2日に第1回を傍聴した「道路交通法違反、業務上過失傷害、犯人隠避教唆」&「犯人隠避教唆」の第2回公判。
 第1回は10分前に、傍聴席20席のところ15席が埋まり、続々と人がやってきたので、今日は13時20分からの「窃盗」(4月7日に第1回を傍聴した、菓子2個191円の万引き)の判決をあきらめたのに、10分前の時点で、私を含め3人だった。
 始まる頃、半分くらい埋まり、13時47分頃、どこかで13時30分からの判決か何か終わったのか、どどっと傍聴人がやってきて埋まり、その後、1人出れば1人入る、という状態だった。

 

 裁判官が、神坂尚さんから神田大助さんに交代。
 今日は、被告人2人のそれぞれの妻を証人尋問。そして被告人質問。見所の多い、なかなかに味わい深い公判だった。書けば長くなる…。
 求刑は、前者が懲役2年、後者が懲役10月。
 14時56分頃閉廷。

 

 急いで簡裁826号法廷、「横領」の新件へ。
 簡裁で「横領」は珍しい。しかも被告人(身柄、拘置所)は女性氏名。
 …が、声が男っぽい。髪型が女っぽくない。性同一性障害なのだという。
 稼働先の店主から酒屋への支払い金として預かった27万6000円を、自己の用途に使用する目的で着服して横領、交通費や飲食費(ホストクラブ)等で多くを費消した、という事件。
 それだけじゃ到底語れない、見所の多い、味わい深い公判だった。留置場で夢を見つけ、前進努力あるのみ、なのだという。書けば長くなる…。
 求刑は懲役1年6月。

 

 裁判官は江波戸直行さん。私はお初。検察官は今間三郎さん。私は2回目。弁護人は、テレビの『鬼平犯科帳』の、音にも聞こえた本格のおかしら、大滝の五郎蔵どんに、しゃべりがそっくりじゃん?
 15時56分閉廷。

 

 非常階段を簡裁728号法廷へ下り、15時~17時の「脅迫」の、たしか第3回公判へ(第1回は2月10日)。
 裁判官は小川利行さんから岡野清二さんへ交代。
 ちょうど検察官からの被告人質問が終わるところだった。
 それから16時20分過ぎまで、裁判官が質問。というか、ほとんど裁判官がしゃべってたんじゃないか。
 16時25分閉廷。

 

 

 そこへ阿曽山大噴火さんが来て、午前の「自称■■■」の様子を聞いた。ええ~っ、そんな事件だったの 仮眠せずに出てくればよかったょぅ。
 でもまぁ、それを言ってちゃキリがない。あきらめよぅ。
 被告人は留置場で夢を見つけ、私はあきらめる…。人生、あきらめることも大事だよと、ま、意地を張っておこう。

 

人気blogランキング ←4月14日20時20分現在、週間INが350で位~ 

« 検察官上訴の場合の未決通算 | トップページ | 裁判官、検察官を真っ先に殺しますよ »

刑事/その他刑事」カテゴリの記事