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2009年4月27日 (月)

裁判員いらなインコが泣いた日

 寝付きは素晴らしく良いのだが、4時間前後で目が覚めてしまい、嗚呼、原稿書かねば、お宝資料を整理せねば、と思うと眠れなくなる。小さな睡眠導入剤を半欠け飲むと、やたら眠れる。その半欠けを前夜(つか明け方)は飲まず、睡眠3時間程度で…。

clip 傍聴券、先着順。9時45分締切り。9時30分頃に交付所へ。11番目だった。
 10時から東京地裁725号法廷で、4月15日に第1回を傍聴した「脅迫、証人威迫」の判決。今日も撮影あり。懲役1年2月。未決算入なし。報道されてる

clip 10時から地裁802号法廷で、4月16日に証人尋問(被告人の父親)を傍聴した「器物損壊」の論告・弁論。
 10時13分頃に入ると、まだ論告をやっていた。前刑出所後、親元へ戻ったがわずか数日で、140万円を持ち出し、費消しつつ無為徒食の生活を送った挙げ句、1日に500名が出入りし犯行時も100人の客が遊戯中だったゲームセンターのトイレで、ライターでトイレットペーパーに火をつけたんだそうだ。放火と器物損壊の境目がよくわからない、不勉強。
 求刑は懲役1年6月、ライター没収。
 最終陳述が、非常に誠実で頭良さそうな、びっくり。精神的にだいぶ不安定なのかな…。

cloud ほんとは議員会館へ行くべきなのだが、電車で移動する気力がなく、まして議事堂方面へ上り坂を歩く元気もなく、何より次の事件を傍聴したくて…。

 10時52分頃、506号法廷の前へ行くと、中から弁護人や傍聴人たちがぞろぞろ出てきた。前の「殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反」の控訴審判決が終わったのだ。別居中の妻を刺し殺したとされる事件だ。
 複数の傍聴人の話から「懲役14年」と聞こえた。未決算入は200日くらい、であるかに聞こえた。原判決が14年で控訴棄却なのか、原判決破棄、14年と自判したのか、私は知らない。

clip 11時から、がらがらの東京高裁506号法廷で「道路交通法違反、有印私文書偽造、同行使」の判決。
 被告人は若めの女性。身柄、拘置所。刑務官は男2人、女1人。
 2001年に無免許と業務上過失傷害で罰金前科あり。2008年に入り、無免許で罰金、その数日後にまた無免許で捕まった際、他人になりすまし、懲役2年、執行猶予3年。それから2カ月弱で、また無免許で捕まり、まったく同様に他人になりすましたんだという。
 原判決は懲役1年2月。控訴棄却。当審における未決20日算入。
 就学前と学齢期の、3人の子どもがいるんだという。お母さんは、無免許運転により、合計3年2カ月の刑期で下獄することになるわけだ…。

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clip 11時6分頃、地裁714号法廷に入ると、11時からの「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律違反」の判決が終わるところだった。この罪名を、私は傍聴したことがない。
 懲役8月、罰金20万円、未決20日算入。
 菱田泰信裁判官が、「暴力団員が、暴力団の論理に従って、暴力団員らしい犯行を…」と言っていた。

 修習生が10人以上いて、見えた限りみな有斐閣の2009年版の「判例六法」を持っていた。昨日簡裁の検察官の机に見た、明るい紫色のではなく、もう少し大きなサイズの、灰色のやつ。downこれかなぁ…。

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clip 続けて11時15分から「道路交通法違反、自動車運転過失傷害、私印偽造、同行使」の判決。
 2005年に免許更新せず無免許となり、仕事先には免許あるとウソを言い、仕事で日常的に運転。本件も仕事で会社の車を運転中、交差点で自転車と衝突、人身事故を起こし…。
 「有印私文書偽造」と「私印偽造」の違い、私はまだ把握してない…。crying
 速度違反や反則金不納付による交通罰金前科多数。
 懲役1年6月、執行猶予3年、供述書末尾の偽造部分没収。
 「事故は被害者の落ち度を否定できず…」と菱田裁判官。自転車が飛び出してきたんだろうか。

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clip 11時30分から地裁804号法廷で、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反」の、勾留理由開示の手続き。
 処理を頼まれた家電製品や書籍等、8.91立方メートルを他人の敷地(空き地)に捨てた(被告人いわく一時置いた)んだという。
 裁判の内容は、例によって例の如く。裁判所が(実質は警察・検察が)勾留したいと思ったら勾留するんですよ、それ以上でもそれ以下でもなく、理由なんてとくにないんですよ、と分からしめるためのみの手続きを、何のためにわざわざ設けているのか。と、いつも感じる…。

restaurant 地下の食堂でA定食460円。今日はハムカツとコロッケ。でぶはこういうのが好きなにょ。coldsweats01
 13時30分に弁護士控え室に集合の予定。それまで判決を2件…。
 12時57分頃、402号法廷の前へ行くと、狭い通路にもう4人いた。なんで?

clip 13時15分から地裁402号法廷で「窃盗」の判決。
 懲役1年6月、保護観察付き執行猶予3年。
 他人の家の玄関から表札を1個盗んだ…へぇ…。なぬ? 次々と3個盗んだ? あれ? 字体などが気に入った表札を…電話帳から探して地図に印をつけ、散歩の途中…自宅から大量の表札が…嗜癖は顕著…。
 なんと、報道された事件だった。被告人(身柄、留置場)は最初、ぎっしりの傍聴席を見て不安そうにしていたが、判決が終わると硬い表情がゆるんだ。傍聴席の端にいる可愛いお婆ちゃん(母親なのだろう)によく似た、子どものような感じの、人の良さそうな中年男性だった…。

clip 続けて13時20分から、次の「窃盗」の判決。
 懲役2年6月、未決100日算入…実刑かと思ったら執行猶予4年。
 こっちは振り込め詐欺の出し子だった。銀行の支店やコンビニのATMで、他人名義のカードを使って79万円、20万円、8千円、53万8千円、99万8千円、100万円、8千円を引き出したんだという。
 全額かどうか不明だが、義父が被害弁償し、示談成立。
裁判官 「ご家族の協力があったからこその執行猶予ですよ」
 被告人は泣いていた…。

karaoke 13時30分、弁護士控え室に集合し、14時から司法記者クラブで「裁判員制度はいらない!大運動」の記者会見
 午前の「脅迫、証人威迫」で見かけた記者さんたちもいて、なんだか不思議な気分。ってそれは記者さんたちのほうかも。てへっ。←オヤジが「てへっ」とか言うな! pout

 ところで、今日は印象的なことがあった。
 「裁判員いらなインコ」(法務省の「サイバンインコ」への風刺で、「大運動」がリース会社から借りてる既製品の着ぐるみ)が裁判所へ入ろうとしたところ、そのままではダメということで、頭部を取って(実は中に女性が入っていたことが発覚!)入ったのね。それでもだいぶモメたらしい、私は見てなかった。
 しかし司法記者クラブでなら大丈夫だろうと頭部をかぶったら、東京高裁の庁舎管理権により記者クラブ内の会見室でもダメと言われ…。記者クラブのドアの中は一種の治外法権かと思ってたのに…。
 裁判所へは、いろんな主義主張の人が来る。ゼッケンや旗や幟旗、示威行動はご遠慮願います、それは、まぁ、わからないじゃない。だけど、司法記者クラブという、報道機関の、閉ざされた部屋の中で、だよ。そりゃあ、インコも泣くょ。

 記者クラブに居るのは若い(私より若い)人ばかり。内心、忸怩たるものがあったろうと、私は痛ましく感じた。
 裁判員制度は、そもそもの目的(司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資することsign03)からして、オイオイ、ちょっと待てよ、そんなことのために、なんで、死刑もある重大事件の裁判に限って国民が罰則付きで強制動員されなきゃいけないの、んなバカな、「被告人が言う目的と本件犯行との齟齬・乖離は著しく、到底信用できない!」と、刑事裁判ならバッサリ斬って捨てられるよ、である。
 本来、メディア、とくに新聞は連日、「ここがおかしい。ここもおかしい」と検証報道をしておかしくない。ところが、なぜそうならないのか、若い記者さんたちも、きっと、嫌~な気分で居るはず。

 とにかくね、新聞・テレビが自由に報道できるようになれば、裁判員制度はたちまち立待岬、施行が延期され、すぐに廃止されるだろう。その先にこそ、司法に対する国民の理解が増進し、その信頼が向上し、無罪が無罪とされ、司法が行政の補完機関でなくなる時代が来るのだ、と思う。どうでしょう。

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コメント

 おいおい~、緑っぽい服を着て、駐車監視員資格者証をその中継車の運転手乃至現場責任者に見せ、「春の割引セール実施中。すぐ振り込むなら1万円ぽっきり」と付記した放置違反金納付書(振込先は俺らの銀行口座)を配って回ろうと、誘うのはヤメてよね~。

5号館前の車道に放送局の中継車がたくさん横付けされていますsign01
切符を切ってくださいsign03

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