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2009年5月26日 (火)

日本版『俺たちに明日はない』

5月25日(月)

 『ビッグコミック・スペリオール』の最新号の、『世界の中心でくだをまく(仮)』(略して“せかくだ”)に、池内ひろ美さんが、元東京高裁部総括判事の大久保太郎さんといっしょに登場してるsign01
 “せかくだ”は私は好きで、連載開始からずっと読んでるんだが、知人が登場すると、あの作品は実在の人物からキャラを立て、そのキャラを動かしてるんだな、というのがよく感じられる。うまくキャラが立ってると思う。小池一夫さんのお言葉、「マンガはキャラだsign01」が思い出される。

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 池内さんが“せかくだ”に登場すると聞き、オイラも連れてってよぅ、隅っこで只酒飲ませてよぅ、おとなしくしてるからぁ、とお願いして却下されたのは、どこのどいつだぃ? 私だよぅ。crying

clip 11時30分から東京高裁622号法廷(若原正樹裁判長)で、「自動車運転過失傷害」の控訴審第1回。
 被告人は茨城県警の巡査部長。量刑不当の主張。
 被害者は、なんとか歩けるようにはなったものの、脳に障害が残っているんだという。原判決はまだ分からないが、酒気帯びや措置義務違反がない限り、相場からすれば、執行猶予付きの禁錮刑の可能性が高い。
 それでも、地方公務員法第28条第4項により職を失うため、どうか罰金刑に、という主張かと思われる。現在、同条2項2号による「休職処分」を受け、給料は60%までカットされているんだという。
 弁護人が証拠請求した嘆願書3通を、検察官は不同意とした。関係の団体に事実上のお願いをしてこの種の嘆願書を作成、提出することは警察の立場として如何なものか…ということを検察官は言っていた。関係の団体とは、防犯協会や交通安全協会などだろうか…。
 被告人質問によれば、その嘆願書がなくても、原判決後の情状は十分に良いようで、原判決破棄…となるのか。次回判決。11時53分閉廷。

 念のため言っておくと、事故は過失により起こる(誰もが起こし得る)のであり、誠意を尽くして良い情状を重ね(とくに被害および被害感情を軽くし)、刑事罰の軽減を求めるのは、警察官であっても当然のことと思う。

book あまり腹がへってないので地下の書店の棚をじっくり見てみた。
 第一東京弁護士会から、量刑の表のような本というか冊子が出てるんだね。私がエクセルにためてるデータも、いずれどこかにまとめて出そうか。全国の傍聴マニアがどっと出したら、すごいだろうね。
 裁判員制度関係の本がずいぶんたくさん出てるなぁ…と見てたら、その近くで、東京高裁刑事×部の裁判長と、この本downに出てくる弁護士が、ひそひそと熱く立ち話をしてた。裁判員制度について、らしかった。

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restaurant 奥付によると2009年6月1日発行の、『交通警察101問(改訂)』を買い、そろそろ腹がへってきたような気がして、藪伊豆でかけそば大盛り290円。

clip 13時15分から地裁422号法廷で、5月11日にたまたま被告人質問から傍聴した「覚せい剤取締法違反」の判決があるのだが、こっちが満席になってしまうおそれがある…無罪→懲役3年(実刑)→最高裁が破棄差し戻し、の差し戻し審の判決は見ておこうと…。
 13時30分から高裁506号法廷(中山隆夫裁判長。右陪席は菱田泰信裁判官)で、「傷害致死」の判決。
 原判決破棄、被告人は無罪、かと思ったら、懲役2年6月だった。原審における未決330日算入。
※ こういう場合の「原判決」が、どういう理由で高裁判決なのか地裁判決なのか、いまいち私は分かってない。coldsweats01

裁判長 「最も考慮されなければならないのは、結果の重大性…」
 という言及があった。
 これは、現代の風潮にマッチする考え方ではないかと思う。やがて刑法第39条は削除され、心神喪失・心神耗弱は情状の1つになっていく…んじゃないかな。

心神喪失及び心神耗弱)
第三十九条  心神喪失者の行為は、罰しない。
 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

clip それが14時33分に終わり、急いで地裁719号法廷へ。5月12日に第1回を途中から傍聴した「自動車運転過失致死」の判決が、そろそろ終わるところだった。
 禁錮2年6月、執行猶予4年。

clip 15時から地裁718号法廷(合議。野口佳子裁判長。私はお初)で、女性被告人の「建造物侵入等」の判決。
 5月20日の控訴審判決(控訴棄却。原判決は懲役10年)を傍聴した「強盗、建造物侵入、強盗致傷」、景品両替所(「両替」ってのは明らかに騙しだょね。「換金」以外の何物でもないんだから)を複数回襲撃した犯行グループの、その1人(報道によれば逮捕時45歳)の妻が本件被告人なのだった。
 前科・前歴なし。実行役ではなかったが、共犯者らに対する煽り、鼓舞があり、共謀共同正犯としての責任を負う、と懲役8年、未決150日算入
 傍聴席、最前列中央(より若干弁護人席側)には被告人の娘が2人。イトーヨーカドーで少女向けの服を買い、館内のゲームセンターや軽食コーナーで友だちときゃーきゃー遊んでそうな、若いと幼いの中間のような可愛い少女と見えた。
 母親(被告人)は再び手錠・腰縄を付けられて立ち、傍聴席に座ったままの娘2人を見た。くしゃくしゃの泣き顔だった。娘2人は、傍目にはぽかんとしてるように見えたが、その内心には何が去来したのか。こんな青春もあるのか…。

 日本版『俺たちに明日はない』をつくるなら、襲撃先は銀行ではなくパチ両替所とし、この被告人らの“会話”を参考にしたらいい、と思った。今の時代に合った、最高の作品になると思う。井筒監督、是非…。

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clip 15時30分から地裁828号法廷(髙橋正幸裁判官)で、女性被告人の「自動車運転過失傷害」の判決。
 前科なし。前歴は交通違反歴2件のみ。普通自二との右直事故。被害者は左股関節可動域制限、左足短縮の後遺症が残る、左骨盤骨折などの重傷。
 禁錮10月、執行猶予3年。
 15時38分閉廷。

memo 久しぶりに警視庁へ。前から居る女性職員はみな「今井さんが来てくれないので寂しかった」と泣き、新しい女性職員は「あなたが今井さんですか。いやん、素敵っ」と頬を赤らめてた、ふふ。←お前はよくそんなバカなこと言うよなぁ。wobbly
 パーメ・パーチケに関して1件開示請求。

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