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2009年6月28日 (日)

ついに傍聴人にも日当が!

裁判員制度:開始に合わせ、検察モニター募集--さいたま地検
 裁判員制度の開始に合わせ、分かりやすい刑事裁判を実施するため、さいたま地検は「埼玉県検察モニター制度」を始め、モニターの登録を呼びかけている。県民に裁判を傍聴してもらい、検察側の公判活動に裁判員と同じ県民感覚を取り入れるのが目的という。
 応募資格は、県内在住で選挙権があり、平日の日中にさいたま地裁で開かれる刑事裁判を傍聴できる人で、参加者には若干の謝礼を支払う。
 制度では、年に10回程度、1裁判につき約3人を抽選で選び、裁判員裁判を初公判から判決まで約3日間連続で傍聴してもらう。その後、検察の立証方法や公判での検事の説明の仕方について、アンケートや座談会形式で答えてもらう。

 と6月25日付け毎日新聞、の一部。
 げぇ~っsign01 それってどゆことsign02
 大混雑の傍聴券抽選に並び、外れたんで他の裁判を飛び込み傍聴しようとしたが、どこも満席で入れず、入れても窮屈で暑くて、もう裁判所なんか来たくない、バージニアウルフなんか怖くない、てぇとこからモニターしてもらう場合もあり得ます…とはこの記事からは到底想像できない。

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 モニターには席が用意されると読める、3日連続。
 その席は、どこに?
 バー(傍聴席の前の木の柵)の中? いやぁ、それはあんまり適当じゃないだろうし、「傍聴」と何度も出てくるところかしても、傍聴席だろうと推察される。

 てぇことは、埼玉地検は傍聴席を約3席、確保するわけ?
 どうやって?

 初めての、または始まったばかりの裁判員裁判は、傍聴人が押し寄せると想像される。傍聴券は抽選になるだろう。
 地検の職員を100人くらい動員し、なんとしても傍聴券をゲットする?
 万が一、外れたら、新聞発表までした「埼玉県検察モニター制度」は、全国的な笑いものになりかねない。
 やっぱ、裁判所に申し入れて傍聴席を約3席、確保するんだろうね。

 って、ちょ待てぇよsign01 そしたらその分、一般傍聴人の席が減るじゃんsign01
 ずるいぞ検察、その席、裁判所からいくらで買ったんだ。裁判所よ、俺が1000円多く出すから俺に売れ! そうして俺はマスコミに、2倍の額で売る! ってウソうそ、「埼玉県迷惑防止条例違反(ダフ屋行為)容疑で逮捕」されちゃうよぉ。 coldsweats01

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 各地裁(および支部)での、とくに初めての裁判員裁判は、仮に傍聴席が70席として、一般傍聴人にどれくらい割り当てられるのか、抽選の当たりくじは何本になるのか、気になる。

 まず、司法記者クラブの加盟社が、各社1~2席、合計20席くらい取るとしようよ。もっとかもね。
 検察官、弁護人の冒頭陳述が終わると飛び出す記者もいるはず。東京地裁を見てきた限りでは、そうやって空いた席は最後まで空席のまま。一般傍聴人を座らせることはしない。

 そして、他の部の裁判官、書記官、検事、法務省、最高裁、警察庁、都道府県警本部の警察官たち、弁護士(以下、裁判官等)…今後のために裁判員裁判をナマで見ておきたい「関係者」(昨日の記事参照)は、いっぱいいるはず。
 司法修習生や研さん裁判官は、従来の裁判でも、バーの中に席が与えられる。席があるのに傍聴席に座る人もいる。バーの中の席がいっぱいで、傍聴券の列に修習生が並んでるのを見たこともある。

 じゃあ、裁判官等はどうするのか。
 バーの中に席を設けるのか。
 裁判官、書記官はそうするとしても、傍聴を希望する裁判官、書記官ぜんぶをバーの中に入れられるのか? 警察職員とかをバーの中へ入れるのは、不適当なんじゃないか?
 そうすると、埼玉地検がモニターのために傍聴席を確保するであろうように、裁判官等の傍聴席も確保するのか?
 それが仮に20席とすれば、全70席のうち一般傍聴人に割り当てられるのは30席くらい。もっと少ないかも。
 その傍聴券を狙って、何百人も並ぶことに…ひぃ~っsign03

 なーんてことが妄想されるわけで、そしたら埼玉の傍聴マニアは、なんとしてもモニターにならなきゃsign01 しかもっ、傍聴して国からゼニが出るわけで、モニターに選ばれた人は完全に“傍聴界の勝ち組”だよね。

 最後になりますが、「モニター」の中身について。
 たとえば、
「被告人を何でもかんでも悪く言えばいいってもんじゃないだろ」
「紙の試験に勝ち上がってきただけの国家公務員が、地べたを這いずり回ってきた被告人を、試験秀才の論法で偉そうに断罪するってどうなの」
「証人尋問、被告人質問で何が出るか分からないのに、最終意見(論告)をあらかじめ用意してるって、おかしくない?」
 といった感想、意見は出ず、もっぱら、ネクタイの色とかしゃべり方とか、あのワイドショーのあのコーナーのようにモニター画像・映像を使ったらどうだとか、そんな「感覚」になるのかなぁ…。
 ま、これは、埼玉地検の誰かによる、“裁判員祭り”に浮かれての、しょーもない思いつきのように私には感じられる。いや、ごめん、過去にも度々、冤罪事件などについて、謝礼を払って一件記録を読み込んでもらうとかして、「アンケートや座談会形式で答えてもら」ってたっていうなら、私の見当違いもいいとこなので。←うーん、なんか嫌らしい言い方。bearing

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 てゆっかさ、裁判員裁判は、制度自体が素人の印象を操る手続きであると、あんまり表現は旨くないと思うが、まぁ、そんなふうに言うことができ、だから、制度の趣旨に則り、素人の印象、感覚を素人から聞く、それは正しいんだと思う。
 でも、そうすると、弁護人の側はどうなるのか。検察側にだけ謝礼(元は税金のはず)やモニター席を用意してやり、弁護人の側には用意しない、というのは不公平だよね。どーすんだろ…。
 とにかくこうして、一般傍聴人や、記者クラブに所属してない、しない、できない(お~、三ない運動!)ジャーナリストたちの傍聴席が、減っていく。司法改革か…。

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