科捜研の技術吏員を証人尋問
6月15日(月)
4時から11時まで7時間もぐっすり眠ってしまい…。
13時20分から東京高裁622号法廷(若原正樹裁判長)で、5月25日に第1回を傍聴した「自動車運転過失傷害」の判決。
被告人(在宅)は現職(本件により休職中)の警察官。
原判決は禁錮1年、執行猶予2年。軽いといえる。が、軽くても禁錮以上の刑を受けると失職するので、罰金刑にしてほしい、との控訴趣意。さすが現職警察官、ツボをおさえているというか、情状立証はこれ以上ないものといえた。
だが、控訴棄却。要するに、被害者は頭蓋骨骨折等で入院98日間、高次脳機能障害を負い、たいへんなことになっている、そこからすれば、やはり罰金刑はあり得ない、という結論のようだった。
13時30分から高裁410号法廷(金谷暁裁判長)で、昨年夏から少なくとも5回の審理を経て11月27日に東京地裁で判決があった「公務執行妨害、傷害」(被害者は都営線の駅員)、の審理。
被告人は相変わらず長身で、白髪の長髪。検察官請求の書証によれば、被告人は躁病で入院していたことがあり、誇大的思考、激怒性…だったかな、そういう診断で、薬物により病状は改善しており、拘置所の回答でも、特段の異常は認められず投薬等の治療は行っていないんだという。
弁護人からの、被告人質問と鑑定の請求は不必要として却下し、次回判決。
14時から高裁506号法廷(中山隆夫裁判長)で、5月27日に第1回を傍聴した「傷害、道路交通法違反、危険運転致傷」の審理。
茨城県警本部、刑事部、科学捜査研究所の技術吏員を尋問。
どういう事件か、さっぱりわからないのだが、被告人車両の車底部について、被害者が巻き込まれた痕跡が認められなかったのでジャッキアップしての調査は行わなかった、というのが印象的だった。
鑑定の結果によって、被告人や被害者の人生が変わるんだから、何もないと思っても、ジャッキアップして、何もないことを確認・記録すればいいのに。そういう余裕が警察にないのか、はたまた、現場が立てたストーリィ以外の調査は行わないのか…。
どっちにしても、こういう鑑定は警察(事件の一方の当事者といえる)がやっちゃダメだと思う。
15時25分閉廷。
14時30分~15時30分で地裁813号法廷に、報道された「名誉毀損」(被告人は自衛官)の新件が入っていたが、迷わずあきらめた。交通事故についての科捜研の証言を私は傍聴したことがないので、傍聴体験をしておこうと。自分は何者なのか、何を優先すべきなのか、そこだよね。
ほんとならこれで帰るのだが、今日は18時から近くでパーティがあり…。
16時から地裁713号法廷(福崎伸一郎裁判官)で、女性被告人の「傷害」の審理。傍聴してみてわかった。これ、5月18日に第1回を傍聴した、被告人が売春婦の事件だった。期日を手帳に書き忘れてたのだ。
検察官は証人を2人請求していたが、1人は在廷できないとのことで、町田のドンキホーテでので暴行事件の被害者を尋問。
在廷できなかった証人とは、新宿歌舞伎町で諍(いさか)いの挙げ句カミソリで手を切られたという「同業者」だったのか?
16時58分閉廷。
毒人参。さんほかマニア諸氏としばし歓談して…。
18時から東京會舘で、筑摩書房の「太宰治賞」の授賞式へ、またも宮崎学さんの代理で出席。
三鷹市長がなんで来てるのかと思ったら、あっ、そうか、太宰治氏のお墓は東京都三鷹市にあったのね。間もなく「桜桃忌」、そして私のご生誕55周年記念日だ~。Go! go! ←オヤジ~(笑)。
今回も、だ~れも知り合いは居ないだろうと思い、池内ひろ美さんに同行してもらった。そしたら、さすが池内さん、偶然お知り合いが…。
今回も料理は旨く、満腹満足。最後に、カニ爪などのフライものを発見、あれ~、そんなのもあったんだ~! 普段なら大喜びで各1個ずつ皿に取るところなのに、もうダメ…。
これに、受賞作の『だむかん』(柄澤昌幸。253枚)ほか、最終選考に残った3作品、『ひょうたんのイヲ』(山本眞裕。208枚)、『大学半年生』(小峰淳。201枚)、『ヘラクレイトスの水』(杣ちひろ。210枚)が載ってるはずです~。
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