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2009年7月25日 (土)

殺人と傷害致死の減少カーブは

 7月23日(木)、早起きして準備し、11時頃「おとこラジオ」に電話出演させていただく、裁判員制度に関連して。
 午後も裁判所へは行かないことに決め、懸案だった件、すなわち、DVDは読めるがCD-Rは読めない(円盤を挿入してマイコンピュータに出てきた絵を左または右クリックすると、応答なしになってしまう)件について、メーカーへ電話、指示されるままあれこれいじったところ、とりあえずバックアップが必要と言われ、夕方までの時間をまるまる費やすことに。ひぃ~。sweat01
 夕方、新宿へ。某雑誌の編集者氏(ではなく発行人氏!)と、原稿執筆に関連して打barwinebottlebeerせ。
 あんまり寝てなかったもんだから、久しぶりに、最終電車でものすごく遠くの駅まで行ってしまった。朦朧と愕然とが一体になり、改札を出てから、鞄がないことに気づく。
 とりあえず、近くのファミレスで夜明かし。翌24日(金)、鉄道会社へ電話。しっかり保管されてた。ほっ。
 24日(金)午後、鞄を取りに行き、出たついでに裁判所へ。判決を1件傍聴し、その他金曜夕方までに必要なチェックを終え、帰宅。23日夕方には掻き揚げる、もとえ書き上げる予定だった原稿を執筆…。
 ま、そんな2日間だったか。

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 以下、7月23日付け西日本新聞、つか共同通信の配信。太字は今井。

裁判員対象起訴が大幅減 検察“罪名落とし”か
 裁判員制度の施行から2カ月間に起訴された裁判員裁判の対象事件は、計276件だったことが共同通信社の集計で分かった。月平均は138件で、過去5年の月平均起訴件数(258件)を大幅に下回った。弁護士らは「検察が裁判員裁判を避けるため、強盗致傷を対象外の窃盗と傷害罪で起訴するなど“罪名落とし”をしている」と指摘している。
 集計によると、制度が施行された5月21日から今月20日までに起訴された対象事件は(1)強盗致傷罪68件(月平均34件)(2)殺人罪62件(同31件)(3)現住建造物等放火罪21件(同10・5件)(4)強姦(ごうかん)致死傷罪17件(同8・5件)(5)傷害致死罪16件(同8件)-などの順。
 各罪の過去5年の月平均起訴は強盗致傷74・7件、殺人53・2件、現住建造物等放火25・5件、強姦致死傷20・6件、傷害致死16件で、制度施行後の起訴件数を大きく上回っている。
 罪名落としが疑われるケースとしては、例えば大分市で男が男性会社員をけって転倒させ軽傷を負わせた上、バッグを奪った事件は、大分県警が強盗致傷容疑で送検したが、大分地検は「暴行・脅迫の程度が強盗罪に問うほどまで達していない」として恐喝と傷害罪で起訴した。
 また関東地方の弁護士によると、弁護人を務める被告は殺人未遂容疑で逮捕されたが、起訴は傷害罪だった。この弁護士は「従来なら殺人未遂罪で起訴のはず。検察は慎重になっているが、被告には有利なので一概に悪いとも言えない。罪名落としが多いという印象を持っている弁護士は多い」と話している。
 これに対し、検察幹部は「立証ができなくて罪名を落とすことはあっても、意図的にすることはない」と罪名落としを否定する。

 これに関連して少し。

 今年5月21日の裁判員法施行、からの起訴と、過去5年間の起訴との「月平均」を、この記事は比べてるわけだが、最近の5年間は、単純に平均できない状況にじつはなっている。
 「検察統計年報」の「被疑事件の罪名別起訴人員,不起訴人員及び起訴率の累年比較(平成5年~平成19年)」から、起訴の総数と、殺人の起訴人員と、傷害致死の起訴人員、およびそれらの起訴率を拾ってみる。

          総数           殺人     傷害致死
 2004年  903,067 (46.4)  869 (55.4)  231 (72.0)
 2005年  862,468 (44.8)  802 (55.7)  220 (67.3)
 2006年  798,130 (42.4)  734 (56.7)  189 (67.0)
 2007年  660,935 (39.6)  636 (52.9)  182 (68.7)

 ご覧のように、起訴全体がぐんぐん減ってる。とくに2007年の減少幅が大きい。
 2008年のデータは今年7月末に発表されるそうで、私はまだ入手してない。でもまぁ、2008年の起訴の総人員と殺人の起訴人員は、もっと減ってる可能性があるわね。

 これは人員、つまり人数であり、共同通信の記事は件数となっている。そこは差し引かねばらないが、しかし、裁判員制度施行後の殺人の起訴が減ってるのは、起訴がどんどん減る流れのなかでの減少、といえるかもしれないわけだ。
 過去5年間の平均と比べるのは如何なものか、と私は思う。

 ただ、殺人を「罪名落とし」で処理すると傷害致死になるはずのところ、傷害致死は殺人に比べて減少のカーブがゆるい。とくに2006年→2007年は、「殺人」の起訴は13%くらい減ってるのに、「傷害致死」の起訴はごくわずかしか減ってない。てゆっか、なんと起訴率が増えてる。
 「罪名落とし」がそれなりにあったのかも、とは想像できる。

 裁判員法の公布は2004年5月28日。それから5年以内に施行する、とされた。
 5年後の施行へ向け、統計データに急激な変化が生じないよう、少しずつ起訴件数を、「罪名落とし」を、調整してきた…施行が間近に迫り、準備に人手を割かれ、実務上「罪名落とし」をせざるを得なかった、なーんてことは、少しはあるのか、少しもないのか…。

 とりあえずそのへんで。
 8月3日から東京地裁で、全国初とされる裁判員裁判が始まる。裁判所の様子をぞんぶんにウォッチングできるよう、かつ、もしも傍聴券の抽選に当たったら朝から夕方まで傍聴できるよう、今のうちに締切り原稿をぜんぶ仕上げておかねば!

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コメント

 リンクが? あれ、ほんとだ。なんでだろ。
http://raprise.net/column/radio/radipa_top.html
 そのリンク先は知らなかったス。ありがとね。

 沢尻エリカさん…それも知らなかった。
 事件の詳細はわかんないけど、ま、基本的には、
「法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない。ただし、情状により、その刑を減軽することができる。」(刑法第38条第3項)
 この考え方に沿って適宜処理されるんじゃないかな。

“おとこラジオ”のリンクがうまくいってないようですね。

これdownですかsign01

http://raprise.net/column/radio/radipa_top.html

> ●放送日:7月24日
> メインテーマ→裁判②
> メールテーマ→あなたは人を裁けますか?
> ★8月3日に全国で初の裁判員裁判が行われます。大きいものから身近の些細な問題などありますが、皆さんは人を裁くことができますか?ご意見をお待ちしています
> ゲスト→今井亮一

ところでnewmoon沢尻エリカがbicycle道交法違反で事情聴取の件はsign02

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