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« 全国初の裁判員裁判、傍聴した! | トップページ | 裁判員裁判はプレゼンの腕前発表会? »

2009年8月 4日 (火)

6人中5人が若めの女性って!

 8月3日(月)の東京地裁全体の様子等については、8月20日発売の『ドライバー』の連載で書こうと思う。まぁとにかく大変な騒ぎだったょ。

 傍聴券ゲットのこと、簡単に説明しとくと、抽選の締切りは11時、「裁判員制度はいらないsign01大運動」の記者会見が弁護士会館で11時から。どうせ外れるだろう抽選に並ぶより、いま目の前にある大運動、記者会見のほうへ、そりゃあ行くべきだろう、との選択をした。大運動の事務局の方(?)が何人か抽選に並んでるそうで、当たったらあげますよ、と言ってくれたが、ま、当たる可能性はどえらく低いだろうと…。

 ところが、なんとsign01 5人のグループで2枚当たったというのであるsign01
 傍聴席98席。うち一般傍聴人の分は58席。58席の傍聴券を得るために2382人が並んだという抽選に、「裁判員制度はいらないsign01」という側の我々が、5人で2本大当たりsign01 そんな幸運ってあるのか。
 嗚呼、大運動に参加しといて良かった、大運動で大幸運。
 私は前夜2時間半足らずしか寝ておらず、朦朧として、かつ、6時頃に昨日の残りのケチャップ炒飯を少し食べただけだったので9時頃から空腹で、ひどい状態だったのだが、もう大幸運、大興奮である。

 それからデモに出て、12時50分頃に傍聴券(と引き替えられる整理券)をポケットにデモの列を離れ、東京地裁104号法廷へ急いだわけ。
 13時20分までに104号法廷の前へ来いと整理券で指示されており、13時00分頃行くと、私は18番目だった。結局、昼食の時間はナシ。

 公判の様子については、イザニュースの【裁判員初公判速報】が詳報している。全部読ませてもらった。
 あのレポートは、「録音してたのか?」というくらいリアルなんだが、私の傍聴メモと明らかに違う部分もある。
 たとえば、被告人が犯行前日に飲んだ酒について、「飲み足りずに4リッターの焼酎、樹氷を…約1リッター以上は飲んだ」という部分がイザにはない。
 女性検察官が、犯行に使われたナイフを見せたあと、
裁判長 「そぃじゃ領置します」
検察官 「はい」
 となり、ナイフを入れていたビニール袋や紙の封筒、手袋等を、女性検察官が裁判長にまとめて渡したシーンが、イザにはない。
 ま、そういう点はあるけれども、現時点ではあれ以上にリアルなレポートはないんじゃないか。

 私のほうで、気がついたことを少しだけ挙げておこう。
 まず、裁判員6人が席についた瞬間、私は我が目を疑ったよ。一番右端の1人を除いて、5人とも女性なのである。しかも、みな(55歳の私から見て)若いsign01 女性の年齢を低めに言う傾向があるかもしれない私の印象では、みな30代かせいぜい40歳ちょいくらい。20代後半の人もいたかも、そんな感じ。50歳以上は1人もいなかったと思う。
 くじで選ばれて、この偏り(かたより)はないだろsign01 もちろんチョー希有(けう)な偶然なのかもしれないが、しかし…。
 ちなみに補充裁判員3人は、法壇の後ろの壁際、向かって左側に2人、右側に1人に分かれて座った。
 3人とも男性。左から順に、50~60代? 40~50代? 20代? という感じだった。

 バーの縦の格子棒のところに、磨りガラスのようなアクリル板(だろうと思う)がびっしり取り付けられ、下のほうが見えないようになっていた。

 裁判官らが入廷するとき、普通は「起立」と声がかかるが、今回の裁判員裁判では、声かけがないどころか、傍聴人は座っているよう指示された。その意味がよくわからず、最初、私ほか何人かが立ちかけると、職員から、立たないよう指示された。
 証人の宣誓のときは、いつものように、誰も起立しなかった。

 検察官の冒頭陳述は、証言台の向かって左後ろ、バーのすぐ前で、あれはなんていうの、コンサートの指揮者が楽譜を載せる台のような、そんな台に紙を置いて、為された。
 いったい誰がどんな理由で、そんなことを考えついたのか。私には、まるで意味がないように思えた。
 弁護人の冒陳は、普通に弁護人席で立って、だった。

 で、第1回公判を傍聴し終えての、全体の感想。
 そうだなぁ、全体にすごくわかりやすかった。素人にわかりやすくわかりやすくやってる、という感じ。
 裁判員たちは一言も発しなかったが、あれだけわかりやすくやられると、はいはいそうですか、ふむふむそうなんですかと肯く(うなづく)ほかに、することがないのでは?
 しかし、どうなんだろ、そんなことは、従来だってやろうと思えばできたのに、やらなかっただけじゃん。
 通常手続きの裁判は――とくに今回の裁判員裁判と比べれば断然――バーの向こう側の者、裁判官、検察官、弁護人だけがわかれば良い、という感じで進められていたといえる。
 それを裁判員裁判は、素人が書面を読み込むことなく見て聞いてわかる形にした。裁判員が見て聞くことを――遺体の損傷写真などごく一部を除いて――ぜんぶ傍聴人も見て聞くので、わかりやすい、そういうことだ。
 もちろん、公判前整理手続きにより、法廷に何を出すか密室で絞りに絞ってしまい、絞って決めた筋書きに従って進行するから、わかりやすいという面もあるだろう。

 なぜ、わかりやすくしたのか。
 素人(国民)を参加させるため。
 じゃあ、なぜ、国民を参加させるのか。
 司法に対する理解を増進させ信頼を向上させるため?
 うっそ、理解と信頼のためなら、国民に負担をかけずもっと効果的な方法が、他にいくらでもあるでしょ。
 裁判に国民の常識を?
 だったら国民を罰則付きで法壇へ上げないで、裁判官が国民のほうへ下りておいでよ。暖かく迎えてあげますよ。
 そういう検討が一切見えないまま、国民参加だと浮かれてる。
 おかしい。どこか狂ってる。
 これもまた、非常にわかりやすいと思うんだけど。

人気ブログランキングへ 8月4日6時00分現在twozero位~happy02

 ところで、イザは8月3日付けの「裁判員候補者、出頭率は96% 高い参加意識浮き彫り」で、

 …呼び出し状が送られた裁判員候補者73人のうち、18人の辞退が認められたほか、6人に呼び出し状が届かず、当日の手続きに出向くよう求められたのは49人。うち、実際に裁判所に出頭したのは47人で、出頭率は95・9%となった。内閣府の直近の世論調査では71・5%が参加の意向を示していたが、これを大きく上回り、参加意識の高さが浮かび上がった。

 こう書いてるけど、おかしくない?
 たしか最初は100人に通知したのでは? という話はおいといて、73人からスタートするとしても、呼出状が不送達には、受取り拒否があるかもしれず、辞退は――そりゃ理由はさまざまだろうけど――要するに出頭したくないってことじゃないのか。出頭したきゃ辞退しないんだから。
 73人と47人を比べれば64.4%、けっこうたくさん来たね、とはいえるけれども、しかし、「出頭しなきゃ罰則があるっていうから来た。裁判所からの通知に対し、法を犯してまでしらばっくれる勇気はない。でも、なんとか断ろう、選ばれないようにしなければ!」というもいたはず。
 なのに、「出向くよう求められた」のに来なかった2人と、来た47人、だけを比べて「出頭率は96% 高い参加意識浮き彫り」と見出しを打つ、おかしくない?
 私が仮に裁判員制度賛同者だとしても、そんな原稿は恥ずかしくて書けない。読者に呆れられ…てゆっか編集部がOKしないだろう。
 「浮き彫り」になり「浮かび上がった」のは、じつは…。これもわかりやすいんじゃないか。 

   flair 裁判員制度はいらない!大運動 flair

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裁判員制度」カテゴリの記事

コメント

 じつは、今日聞いたんですが、私に傍聴券(あのプラチナチケット!)がまわってきたのは、裁判傍聴しまくってきた今井に見せて感想を聞きたい、ということがあったらしいです。ありがたいことです。
 sugiyamaさんもデモ等に参加してね~heart01
 

本日(4日)の東スポ見てたら、今井さんのコメントが!!

自分も裁判員制度には反対ですが、

普段傍聴している、今井さんに大に唱えてほしいです。

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