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2009年8月 7日 (金)

漠然と良さげな期待を持たせる明快な四文字

 8月6日(木)、裁判員裁判・全国第1号の、14時30分から判決。傍聴券抽選の締切りは12時30分。
 一般傍聴人への割り当ては、なぜか昨日より1席(初日より2席)減って56席。締切り時刻までに並んだのは、昨日より515人増えて1825人
 私は外れ。今日初めて1番違いで。

 帰宅して、仮眠前にテレビのチャンネルをぷちぷちしてたら、本物の裁判員(正しくは「裁判員の職にあった者」)が顔出しで記者会見やってて、あっ、あの人、向かって一番左だった人じゃん! とかびっくり。

(裁判員等を特定するに足りる情報の取扱い)
第百一条  何人も、裁判員、補充裁判員、選任予定裁判員又は裁判員候補者若しくはその予定者の氏名、住所その他の個人を特定するに足りる情報を公にしてはならない。これらであった者の氏名、住所その他の個人を特定するに足りる情報についても、本人がこれを公にすることに同意している場合を除き、同様とする。 

 ただ、彼女ら彼らが語るのは、漠然とした感想か、昼食がどうだとかどうでもいいこと(今井にとっては一番大事なことcoldsweats02)ばかり。
 求刑懲役16年のところ判決15年(未決40日算入?)だったのは、どういう評議の結果だったのか、知りたいのはそこなのだが、そこをしゃべれば、裁判員として被告人を裁いた者自身がたちまち被告人の立場になるのだ。
 以下、「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」。太字は今井。

(評議の秘密)
第七十条  構成裁判官及び裁判員が行う評議並びに構成裁判官のみが行う評議であって裁判員の傍聴が許されたものの経過並びにそれぞれの裁判官及び裁判員の意見並びにその多少の数(以下「評議の秘密」という。)については、これを漏らしてはならない。
 前項の場合を除き、構成裁判官のみが行う評議については、裁判所法第七十五条第二項後段の規定に従う。
(裁判員等による秘密漏示罪
第百八条  裁判員又は補充裁判員が、評議の秘密その他の職務上知り得た秘密を漏らしたときは、六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
 裁判員又は補充裁判員の職にあった者が次の各号のいずれかに該当するときも、前項と同様とする。
 職務上知り得た秘密(評議の秘密を除く。)を漏らしたとき。
 評議の秘密のうち構成裁判官及び裁判員が行う評議又は構成裁判官のみが行う評議であって裁判員の傍聴が許されたもののそれぞれの裁判官若しくは裁判員の意見又はその多少の数を漏らしたとき。
 財産上の利益その他の利益を得る目的で、評議の秘密(前号に規定するものを除く。)を漏らしたとき。
 前項第三号の場合を除き、裁判員又は補充裁判員の職にあった者が、評議の秘密(同項第二号に規定するものを除く。)を漏らしたときは、五十万円以下の罰金に処する。
 前三項の規定の適用については、区分事件審判に係る職務を行う裁判員又は補充裁判員の職にあった者で第八十四条の規定によりその任務が終了したものは、併合事件裁判がされるまでの間は、なお裁判員又は補充裁判員であるものとみなす。
 裁判員又は補充裁判員が、構成裁判官又は現にその被告事件の審判に係る職務を行う他の裁判員若しくは補充裁判員以外の者に対し、当該被告事件において認定すべきであると考える事実若しくは量定すべきであると考える刑を述べたとき、又は当該被告事件において裁判所により認定されると考える事実若しくは量定されると考える刑を述べたときも、第一項と同様とする。
 裁判員又は補充裁判員の職にあった者が、その職務に係る被告事件の審判における判決(少年法第五十五条の決定を含む。以下この項において同じ。)に関与した構成裁判官であった者又は他の裁判員若しくは補充裁判員の職にあった者以外の者に対し、当該判決において示された事実の認定又は刑の量定の当否を述べたときも、第一項と同様とする。
 区分事件審判に係る職務を行う裁判員又は補充裁判員の職にあった者で第八十四条の規定によりその任務が終了したものが、併合事件裁判がされるまでの間に、当該区分事件審判における部分判決に関与した構成裁判官であった者又は他の裁判員若しくは補充裁判員の職にあった者以外の者に対し、併合事件審判において認定すべきであると考える事実(当該区分事件以外の被告事件に係るものを除く。)若しくは量定すべきであると考える刑を述べたとき、又は併合事件審判において裁判所により認定されると考える事実(当該区分事件以外の被告事件に係るものを除く。)若しくは量定されると考える刑を述べたときも、第一項と同様とする。

 その“国家機密”を知ろうと「接触」することすら禁じられている。

(裁判員等に対する接触の規制)
第百二条  何人も、被告事件に関し、当該被告事件を取り扱う裁判所に選任され、又は選定された裁判員若しくは補充裁判員又は選任予定裁判員に接触してはならない。
 何人も、裁判員又は補充裁判員が職務上知り得た秘密を知る目的で、裁判員又は補充裁判員の職にあった者に接触してはならない。
 前二項の規定の適用については、区分事件審判に係る職務を行う裁判員又は補充裁判員の職にあった者で第八十四条の規定によりその任務が終了したものは、併合事件裁判がされるまでの間は、なお裁判員又は補充裁判員であるものとみなす。

 仮眠から覚めて、さらにチャンネルをぷちぷちしてたんだけど、私がちらっと見た限り、裁判員制度について語ってるのは、制度の推進者ばかり?
  ・ 司法のどこがマズくて
  ・ それをどう変えたいのか
  ・ そのためにどんな方法があるのか
  ・ 大かがりなこの裁判員制度がもっとも良いのか
 そういった議論・検討は一切ないまま、「裁判員制度=絶対善」という前提で、すべてが進んでいく。かつての戦争のときも、そうだったんだろうか。

 やっぱねぇ、「国民参加」「市民参加」という四文字。これが持つ良さげなイメージ、期待感に、引っ張られるんだろうねぇ。漠然と良さげな期待を持たせる明快な四文字、ヤバイ!
 どうして引っ張られるのか、downこの本が必読。

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 さてここで問題です。良さげな期待感を持たせ、かつヤバくない四文字を5つ挙げなさい。
 ええっと…焼肉定食、鯖味噌煮、あっ、酒池肉林っ!

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 傍聴券抽選の締切りは12時30分。12時25分頃、上空にヘリコプターの爆音が。
 テレビで上空からの映像を見ると、大勢の人が並び、国民の関心は高いかに見えるけど、でも、これ、ほとんどマスコミにより大量動員された“傍聴券ゲット要員”なわけでしょ。
 自分で傍聴するつもりで時間を空けてきたなら、抽選に外れても、せっかくきたんだから別の裁判を傍聴していこう、裁判所の雰囲気を見ていこうと、並んだ人の1割、せめて5%くらいは裁判所の玄関へ向かうはず。玄関がそれなりに混むはず。
 ところが、抽選が終わって玄関へ向かう人は、私が月曜を除く3日間、見た限り、皆無と言っていいくらい。玄関は、いつに増してガラガラ…。
 大量動員がなければ、傍聴希望者の列は裁判所の建物の下に優に収まり、上空からは到底見えなかったはず…。

※ じゃあ、「評議の秘密」がなくなり、すべて自由に話せるようになればいいのかっていうと、それはそれで恐ろしい社会になりそうな気もする、つーことはちらっと言っておこう。  

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裁判員制度大賛成note

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