罰金50万円と猶予付き禁錮・懲役刑とどっちが重い
8月27日(木)
10時から東京地裁711号法廷(市川大志裁判官)で、7月17日に第1回を傍聴した「公然わいせつ」の第2回。
今日は追起訴。電車内での痴漢、「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」2件。
その2件というのは、4月27日と28日の、同じ女生徒に対する痴漢。
しかも、女生徒は4月28日に痴漢被害を学校に相談し、5月1日に犯人(被告人)を見つけて携帯電話で動画撮影し、それ等をもとに逮捕(再逮捕?)、ということらしかった。へぇ。
しかもしかも、被告人はスゴイことを言ってた。
弁護人 「どうしてこういう、衝動、振る舞いが…」
被告人 「自信とかなくなったとき、ストレスたまったとき、女性と関わり合いを持ちたくなってしまって…」
弁護人 「それは分かるが、嫌がる女性に対し…」
被告人 「前に罰金刑を受けたちょい前に、何度か同じ相手に(痴漢を)してしまって、その人と関わりを持つようになり、痴漢をすれば関わりが持てるんじゃないかと思って、いいように考えてしまって…」
はぁ? 女は痴漢されて歓ぶとか、嫌がってもセックスしてしまえば自分を好きになるとか、どこの馬鹿AVで仕入れたのか、とんでもないことを考えて犯行に及ぶ者もいるようだが、実際そういう女性がいるわけ?
ま、被告人の数行の言い分だけなんで、どこまでそのとおりに聞いていいのか分からないが。
痴漢をきっかけに関わりを持つようになったというその女を、情状証人として呼んだら、いくらか量刑に影響したろうに…。
求刑は懲役1年。2007年12月に「強制わいせつ」で懲役3年、保護観察付き執行猶予4年を受けており、もう実刑しかない。本件の判決は懲役8~10月だろう。プラス3年…。
22歳の格好いい若者なのだが。お母さんは可哀想に…。
そうそう、もひとつスゴイことが。
検察官 「痴漢に興味を持ったのは、性犯罪プログラムで、なかなか捕まりにくいと聞いて、痴漢に興味を持ったと?」
被告人 「はい」
これ、私の聞き間違い? 「強制わいせつ」は懲役3年ってとこからして、痴漢ではない可能性がある。その性犯罪防止の教育か何かで、痴漢に興味を持った…?
続けて11時03分頃から、10:50~11:00の予定の「覚せい剤取締法違反」の判決。
被告人は女性。自己使用、および交際していた男性との共同所持。
酒井法子さんとおおよそ同じくらいの年齢だろうか。もっと若いかな。未成年の息子が施設に入ってるという。
懲役2年、未決50日算入、覚せい剤2袋没収。
11時30分から東京高裁717号法廷(阿部文洋裁判長)で「覚せい剤取締法違反」の控訴審第1回。
この被告人も女性。44歳。被告人質問を1分ほどやって次回判決。11時33分閉廷。
昨日の開示請求の件で警視庁へちらっと寄り(ご迷惑おかけして申し訳ない)、外へ出たついでに久しぶりに国土交通省の、裁判所から見てこっち側の食堂でラーメン450円+大盛り80円。ま、旨かったょ。ただ、合計530円は高いなぁ…。
裁判所へ戻り、532号法廷の前の待合室で、12時30分から13時過ぎまでぐっすり仮眠。
13時20分から東京地裁532号法廷(伊藤雅人裁判官)で「道路交通法違反」の判決。
この被告人も女性。懲役10月、未決20日算入。
道交法で10月の実刑は重い! 2005年2月に無免許&酒酔いで懲役2年6月、保護観察付き執行猶予4年の判決を受け、満了から半年経たないうちの無免許&酒気帯び0.6mgなんだそうだ。
左胸に小さな、背中に特大の、「禁酒」という毛筆体白色文字が入った真っ黒なTシャツを着ていた…。
13時30分から東京簡裁534号法廷(武内晃裁判官)で「自動車運転過失傷害」の新件。
1つ先の信号交差点を右折できるかどうかに気を取られ、赤信号を看過して時速40~50キロで交差点に進入、出口横断歩道を左方から右方へ横断し始めた自転車と衝突、加療約2週間の傷害を負わせ…。
略式で罰金50万円の支払命令を受け、被告人が正式裁判請求。なぜ?
被告人 「(起訴状の)衝突させたっていう言い方が…相手のほうが俺にぶつかってきたってこともあるのかなっていう…」
お互いの存在をなぜ気づかなかったのか、というのも含めて、なかなか味わいのある展開だったが、ここに書く時間がない。ごめん。
とにかく、50万円は「うちは破産する」金額だそうで、刑罰的には禁錮刑のほうが罰金刑より重いわけだが、犯罪に縁のない普通の生活者には、執行猶予付きの禁錮刑のほうが(訴費負担とされても)よっぽど軽い場合があるのだ。
ま、だからって検察官が、「あんた生活苦しいだろうから、法律上は重い禁錮刑を特別に求刑してあげます」と言うわけにもイカナイわけで…。どうすりゃいいんだろうね、こういうのは。
あと、私が弁護人なら、被告人の生活苦ぶりを立証して罰金の減額を――減額されても10万円程度だろうが――求めるけど。
被告人の主張の真意がよくわからなかったため、論告弁論は次回に。予定を9分過ぎて14時29分閉廷。
14時15分からの簡裁728号法廷(江波戸直行裁判官)、「道路交通法違反」の第3回へ、14時33分頃行く。
今日は証人尋問。酒気帯び検査をした巡査。弁護人からの尋問がそろそろ終わるところだった。かぁ~、主尋問をぜんぶ聞きのがしたょ。
15時18分から被告人質問。要するに、1車線をつぶしての検問に文句を言いに行き、モメてたら、3人目の警察官が酒臭がすると言い出し、午前10時50分か11時頃に検査したら0.15~0.20と出たが、被告人(前夜24時頃まで飲んでいた)は体内にアルコールを保有しているとの認識はまったくなかった…というふうな事件らしかった。
裁判官が、私の傍聴ノートで4ページ半にわたり質問。普段なぜ自宅で朝食を摂らないのか。立ち食い蕎麦はどこで何時にいつも食べるのか。サンドイッチを食べる頻度はどうか。それらも抜く頻度はどうか。なぜ抜くのか。立ち食い蕎麦もサンドイッチも食べるカネが無い状態で出勤するとは信じられない、とか延々と。うわ~、これはエアコンが切れる時刻(17時)まで続くのか? と思えたが、15時52分終わった。
次回、論告弁論。なんと、今間三郎検察官は移動になるようで、新任の検察官が今日の調書を読み込んでから論告を起案するのだと、次回は10月下旬になった。和製リー・バン・クリーフの今間さん、どこ行くの~。またお会いできる日を楽しみに~。取調室で、私が被疑者として会うことは、できればなるべくないように。![]()
16時07分閉廷。
知財高裁821号法廷で「阿修羅になったヤス」さんの「著作権確認訴訟」控訴審第5回があると、裁判所前の歩道でビラをもらっており、行ってみた。
まだやってた。傍聴席は老若男女でけっこう埋まってて、控訴人席にヤスさんが立って何か言ってた。被控訴人の代理人弁護士は、なんだかふてくされたような、良くない態度だった。被控訴人のほうがだいぶ分が悪いんだろうか、との印象を受けた。
裁判所内で2件用を足し、本日はオシマイ。
明日(金曜)は13時30分から東京簡裁728号法廷で「遺失物横領」の新件がある。何をネコババしたんだろう。財布以外の意外なものである場合もあり、傍聴したい。が、明日は裁判所へ行かない予定…うぅ。
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