裁判員、どうせ多数決だから気楽にいこう?
日曜は、女房殿が突然始めた家庭内(書斎以外)大掃除を手伝わされ、8月4日(火)以降の iza の、東京地裁の裁判員裁判についての記事を1つ1つ読んで保存するのに時間を食った。
その iza の、「【土・日曜日に書く】「裁判員裁判」に栄えあれ」という記事、これにはたまげた。
手放しの礼賛だぁ(笑)。国家が国民に罰則付きで出頭等を義務づける制度を、報道媒体がなんでこうまで礼賛するの、ふぅん、と読み進めたら…。
ただアダム・スミスの説くような「公平な観察者の目」を持つのは、けっして容易なことではない。己や他人の行為が「世間の正義」にかなっているかどうか、絶えず問い続ける訓練も必要だ。しかしあまり深刻に考えては、裁判員になるのも気が重い。ここはひとつ、裁判員は6人もいて、6人のそれぞれの「世間」を持ち寄れば、大概は「公平な目」に近づくのではないかと楽観してみよう。
「世間の正義」、うわおっ!
筆者氏はそのあとに、アメリカの陪審制を引いてる。
アメリカの陪審制は、12人全員一致で有罪か非有罪(日本でいう無罪)か決めるんでしょ。筆者氏も「12人は心をひとつにし、全員一致で決める」と引用してるところからして、同じ理解なんでしょ。
12人全員一致の陪審制を引いて、5対4でも有罪か無罪か多数決で決められる日本の裁判員裁判は、だからあまり深刻に考えず気楽にいこう? あ~れ~。
誰がこんなことを書くのか。匿名の“市民記者”? そうじゃなかった。
最後に「論説委員・清湖口敏」とあった。マジ? 産経新聞のほうに同じ記事があり、そのタイトルは「【土・日曜日に書く】論説委員・清湖口敏 「裁判員裁判」に栄えあれ」。マジなんだ…。
« スクロールバーが縮まない! | トップページ | さいたま簡裁で移動オービス新件! »
「裁判員制度」カテゴリの記事
- 新年度、被告人の手錠腰縄が消えた!(2026.04.16)
- 大麻は麻薬となり懲役5年→7年(2025.05.17)
- 山上徹也被告人の裁判が始まらない理由、公判前整理手続きとは(2025.01.04)
- 裁判員は隣の法廷の夢をみるか?(2024.11.22)
- 支援女性に好意を抱き強制性交等致傷(2023.12.17)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。


名前 様
「気骨の判決」、貴君の書き込みを見るまでぜんぜん知らなかったよ。
裁判員制度違憲訴訟が続々と起こされたとき頑張ると、何十年か後でテレビ化される…いや、ダメだろうね、裁判員制度は最高裁自身が推進してるんだから。いやいやそこで頑張るからテレビ化されるのか。
秦野真弓 様
単独から合議に途中から変わるケースは、私も民事で1件、刑事で1件、記憶にあります。
しっかし、民事の開廷の減り幅は、刑事以上に極端に大きいですよね~。これは、やっぱ、裁判が終わるまで原告または被告が拘置所または留置場(代用監獄)に勾留されてるってことがないから、ですかね。
逃げ回ってカネを返さない被告を、訴状受理と同時に拘束し、敗訴となっても被告にカネがない場合は、支払えとされた金員を稼ぎ終わるまで強制労働施設に収容する…そんな司法改革、いつか為されるかも。
投稿: 今井亮一 | 2009年8月21日 (金) 21時10分
今日も、午後の,東京地方裁判所の「民事部・証人調べ」は、わずかに一件だけでした…。それも、単独裁判官が、
[あまりにも重大な訴訟の為か?]、急遽,
「(裁判官が三人の),合議事案」に、切り替えた為、すぐに、終わってしまいました。※※とはいえ、「その訴訟」とは、全く関係がない、民事37部所属・尾西洋・裁判官さん(→最高裁・事務総局勤務歴アリ)に偶然にも,出会い、軽く,あいさつを,交わすことが、できたので、私としては(→最終学歴:定時制高校卒の私が、さも、
偉そうなこと言うなって、今井亮一さんに叱られそう…)、満足いたしたしております。
投稿: 秦野真弓 | 2009年8月18日 (火) 02時01分
俺は、登場した人物を片っ端から
とても良く出来ていたと思います
投稿: 名前 | 2009年8月18日 (火) 00時35分