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2009年9月12日 (土)

怒鳴り合う証人尋問

日(金) その

 14時20分頃、法廷の外の小廊下に大声が漏れていた。
 体育会系の、ものすごゴッツイ警察官を尋問してるのか
 ドキドキしながら法廷に入ると…。

 14時から東京地裁・民事3部522号法廷(八木一洋・衣斐瑞江・吉田豊裁判官)で、東京都を被告とする「運転免許取消処分取消」の「証人調(本人・証人)」。
 開廷表にはもひとつ「追加的併合(行訴法19条)」なるものが並んでて、それぞれに事件番号があり、「追加的併合」のほうが事件番号がだいぶ若かった。どういうことなのか、私にはさっぱり分からない。

第十九条  原告は、取消訴訟の口頭弁論の終結に至るまで、関連請求に係る訴えをこれに併合して提起することができる。この場合において、当該取消訴訟が高等裁判所に係属しているときは、第十六条第二項の規定を準用する。
 前項の規定は、取消訴訟について民事訴訟法 (平成八年法律第百九号)第百四十三条 の規定の例によることを妨げない。

 原告代理人席には、原告代理人弁護士かと思われる男性2人と、原告と思しき男性。
 被告代理人席には、おなじみの指定代理人ほか8人。全員男性。

 被告代理人からの証人尋問の最中だった。
 証人はどうやら、原告(タクシー運転手?)が麻布で起こした交通事故の、被害者なのだった。鹿児島の出身だそうで、かつだいぶ怒ってるようで、やたら声が大きく、被告代理人もそれにつられたのか地声なのか、やたら大声なのだった。
 証人や被告人が耳が遠い場合も含め、こんな大声の尋問を初めて傍聴したょ。

 なぜそんなに怒ってるのか。聞き取れたところによると、どうも、たいしたケガではないのにどんどん重くして賠償金を請求する、そういう“当たり屋”的な事案であり、だから免許取消処分を取り消せと原告のほうは主張しているのかな…。
証人 「私は自分の人生55年の中で、人を傷つけたり騙したり、一度もありませんっ! 鹿児島では…の議員もやってました! この人(原告)はですね! まず30日(事故発生日なのだろう)、緊急配備を敷かれて出頭…この男はまず何を言ったか! 私現場を走っておりませんと! いや走るには走ったが7時30分頃だと! 次は8時30分頃だと! 私はこの人の性格は虚言癖! ウソつきだと思っておりますっ!」
 うわ~。

 14時27分から、原告代理人による尋問。原告代理人の声は普通なのだが、証人の声は相変わらず大きかった。

 本件の真実はわからないが…。
・交通事故の場合、痛みや症状があとから出てきたり重くなったりすることはあり得る。
・警察は、面倒だからと事故の調書をデッチ上げて懲戒免職になるケースすらときどきあるくらいのもんで、いい加減な調書を取ることがよくあるというか、いい加減な調書を取ることに抵抗がないといえる。そもそも調書は真実を記録するものではないのに、あとの処理は(裁判も含め)、調書の内容は真実を記録したものとして進みがち。
・警察は基本的に、杓子定規に点数(行政処分の理由となる)を登録し、いったん登録したら、運転者の側が合理的と思う理由がどんなにあっても抹消しない。
・当事者の間に、警察のほか保険会社や当事者の知人等がからむと、話がややこしくなりやすい。
 この4つの要素から、こじれにこじれたケース、である可能性もあるのかな…。

 なんにしても、私は開廷表に「運転免許取消処分取消」と見ればすぐ、あっ、「違反してないから処分を取り消せ」という事件だな、交通違反の否認なのだな、と思ってしまうが、このように交通事故の事件もあるわけだ。

 予定は16時30分まで。続けて原告本人尋問もやるんだろう。
 しかし14時53分、そっと出て…。

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