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2009年9月23日 (水)

弟が/窓から見てたと/姉は言い

 酒井法子さん主演の裁判員制度PR映画『審理』に係る、最高裁の「支払決定決議書」(整理番号0086183 年度19)が出てきた。探してたんだょね~。

P1030405  「予算事項」は「222 裁判運営の充実に必要な経費」。
 裁判運営の充実に必要…。
 あぁいう映画で、裁判運営は充実する…。
 あぁいう映画で充実する裁判運営をやる…。
 それってどういう裁判なのか。

 裁判員裁判の運営、充実を言ってるのだとして(そうとしか考えられないが)、全国初の裁判員裁判、東京地裁の「殺人」の第1回公判を、おかげさまで傍聴させてもらった私から言えば、運営を充実させようとしているのは、【とにかく短時間で終えることを絶対の前提として、公開の法廷に出すものを、あらかじめ密室(公判前整理手続き)で絞りに絞ったうえで、お客さんである裁判員がとにかく分かりやすいよう、プレゼンテーションの腕前発表会のようにやる裁判】…。

 「金額」は7087万5315円
 報道では「約7千万円」とされてたっけ?
 もすこし正確に四捨五入すると、約7100万円だね。さらに四捨五入すると約1億円。さらに四捨五入すると、約0円。←四捨五入を覚えたばかりの小学生かっ。pout

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  flair 裁判員制度はいらない!大運動 flair

 あの「殺人」の被告人が控訴したことについて。
 あれは、量刑自体はそんな不満はないんだけど、被害者が挑発するようなことを言った事実をぜんぜん認めてくれなかった、そこが納得できなかったなんじゃないか、ということが、とにかく分かりやすいあの裁判から分かる。

 というのも、第1回公判の最後に出てきた証人は、近所に済む若い女性で、その女性は、被告人と被害者がモメ、まさにこれから刺すとき、または刺したとき、自宅の窓が開いた部屋にいて、しかし被告人と被害者の声は少ししか聞いていないし、外も(最後にちらっとしか)見ていないと証言。
 そして驚くべきことに、そのとき同じ部屋に女性の弟がいて、弟は窓の外を見ていたんだという。
 被害者が被告人を挑発する声を言葉を、弟は聞いていたかもしれない、自分が最後にちらっと見たとき被害者宅の角の植木が揺れたのを記憶しているが、弟はもっと見ていたはず、と女性は証言するのだった。
 だが、証人出廷したのは、弟ではなく女性(姉)のほうなのである。
 私は傍聴席で「そんなバカなsign02」とびっくりした。じつに分かりやすくびっくりした。そのことは「裁判員制度はいらない!大運動」の記者会見でも言った。
 が、そこを問題にした報道はなかったようだし、あとで第2回公判と判決を傍聴したマニア(裁判監視人)氏に聞いたところ、そんな話はまったく出なかったらしい。
 裁判員裁判、やっぱそんなもんか、と思った。

 被告人は、そこが納得できなくて控訴したんじゃないか。控訴理由としては、いちおう量刑不当という形で。
 しかし…。以下は、8月13日付け読売新聞より。

 裁判員裁判は1審のみに導入されており、控訴審はプロの裁判官3人で審理する。控訴審が1審の見直しを積極的に行うと、国民に参加を求めた制度の意義が損なわれかねないため、控訴審が1審判決を破棄するのは、例外的なケースに限られるというのが、裁判官の間で支配的な見解になっている。
 東京高裁の裁判長で作る研究会が7月に発表した論文は、量刑不当の主張に対する控訴審の姿勢について、「量刑判断は国民の視点を裁判に取り入れやすい領域」とした上で、「明らかに不合理な判断と認められる場合以外は、1審の判断を尊重する方向で考えることになる」と指摘している。

 立証が不十分なまま、あるいは不可解な立証のまま有罪とされるのは、「例外的なケース」とはいえない。
 弟が見たかもしれない真実は闇の中、のまま懲役15年は確定するんだろうか。

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