話題の本は凄かった!
9日(金)は裁判所行きを休み、原稿と台風で10日ほどサボってた有酸素散歩約1時間を、9日と10日連続で。
ここで伝授しとこう。
←こういう丼から下へ向かって足が2本、生えてるとした場合、その丼を若干前(へそ側)へ傾け、揺らすと前からスープがこぼれるよぅ、という状態を保つ。そして、丼の後ろの縁(お尻の上)をできるだけ地上から高くする。天から手が伸びてきて、腰のベルトの後ろをくいっと持ち上げるような。両手は、若干前へ向かって開くように振る。
こうすると、自然に腹が引っ込み、自然に足がすっと前へ出て、自然に歩きが早くなる。靴底の減りが遅く、均等に減る。で、すれ違うお婆さんから「あら~、姿勢が良いわね~」と言われたりする。
これを空腹時にやると、じわじわめきめき体重が減る。たいして減らなくても、酸素を取り込みつつ下半身の筋肉ポンプで血液を全身に回す、できれば太陽を浴びながら、空と雲と見ながら。
健全なる精神は健全なる散歩に宿る! これは真理だと思う。
以上のことは、この本に感動して有酸素散歩を始め、辿り着いたものだ。私は朝食はまったく抜いてない。がっつり食べてるよぅ。
![]() |
![]() |
生活習慣病に克つ新常識―まずは朝食を抜く! (新潮新書 (015)) 著者:小山内 博 |
『福田君を殺して何になる -光市母子殺害事件の陥穽-』(増田美智子著・インシデンツ刊)。
9日夜に「序章 予期せぬ返事」を読み、「1章 少年時代」を少し読み、ま、普通のルポかな、と思いつつ、もう少しもう少しと読み進めたら、止まらなくなり、10日3時半頃までに、「2章 父親」「3章 不謹慎な手紙」「4章 謝罪」「5章 虚構」「6章 弁護士」「7章 死刑」「終章」、そして今枝仁弁護士による「解説」までイッキに読み終えてしまった。
これは凄いわ
面会のために広島拘置所へ、なんでそんな朝早くに行くのか、うわぁ、理由があとから出てくるんだねぇ。「不謹慎な手紙」ってのは、被告人が拘置所から「友人」に出したもので、無反省ぶりを如実に示してると世間が熱狂したものだが、それはいったいどういうものだったのか…いやいや、これはちょっとすべてがあまりにショッキングで、そう簡単には感想を述べられない。途中、今まで感じたことがないものを感じて、泣いちゃったょ。
さすが、あの寺澤有さんが立ち上げたインシデンツが出した本というか、これは凄いわ、びっくりしたわ。著者は28歳の女性なんだねぇ。良い味が出てる、たいしたもんだ。
マスコミがわーっと騒いだとき、世間が熱狂したとき、事実、真実はその騒ぎ、熱狂がつくったイメージとはまったく別の形をしているのだと、無理なく冷静でいられるよう、こうした本をときどき読んで鍛えとかなきゃいけない、そんなことも思いますた。
風呂で『週刊プレーボーイ』10月19日号、No.42を読んだ。
「【短期集中シリーズ】日本の司法をダメにする最高裁事務総局の正体」つーのをやってたんだね。記者は、しばしば良い仕事を発表してる西島博之さん。
No.42は、「第2回 高給を受け取る超エリートたちによる歪んだ独裁体制 判決を書かない“司法官僚”が日本の裁判を支配する!」。第1回を見逃してるよぅ。探さなきゃ。
記事中にはこの本が出てくるが、
![]() |
![]() |
日本司法の逆説―最高裁事務総局の「裁判しない裁判官」たち 著者:西川 伸一 |
最高裁の組織等についてはこの本でも言及されてるね。
![]() |
![]() |
司法官僚―裁判所の権力者たち (岩波新書) 著者:新藤 宗幸 |
こういう改革は手もつけず、導入された裁判員制度。
![]() |
![]() |
解説 裁判員法―立法の経緯と課題 著者:池田 修 |
この本には、こう書かれてるんだという。
「現在の刑事裁判が基本的にきちんと機能しているという評価を前提として、新しい時代にふさわしく、国民にとってより身近な司法を実現するための手段として導入されたものである」
より身近にするために、国民を罰則付きで裁判官の隣に座らせるわけだ。でもって、座る国民の負担を軽くしなきゃと、法廷へ出す証拠を削り、短日で終わらせるとか、手続きをものすごく変えたわけだ。
そんなバカな、という話がこの本に書かれてる。
![]() |
![]() |
裁判員制度とは何か 著者:岡島 実 |
ちなみに池田修さんは裁判官。東京高裁・刑事6部の裁判長をやってた。2006年、2007年、私は何件か傍聴してる。現在は東京地裁の所長だそうだ。
アマゾンは11月4日まで、本、CD、DVD、TVゲーム、PCソフトが全品送料無料だそうだ!
『福田君を殺して何になる』は、ヤフーのオークションにさっそく出てた! は~、そういうことになるんだね~。
私も売ろうか。売らねっつーの(笑)。
酒井法子さん主演のDVD『審理』は、もう下火になったねぇ。あんとき売れば良かった? だから売らねっつーの。
« 93キロ超過 贖罪寄付100万円 | トップページ | 行列のできる交通取締り »
「私の本棚」カテゴリの記事
- わたくしテレビを卒業しました(2023.05.02)
- 「白人至上主義」と「ネトウヨ」(2022.11.13)
- 韓国は男の形に似た半島、日本はイブの位置(2022.08.11)
- 文鮮明は16歳のとき天啓を受けた(2022.08.10)
- 有力政治家のご子息ご令嬢は(2022.06.17)
「裁判員制度」カテゴリの記事
- 18歳の裁判員ぜんぜんOKな件(2023.04.05)
- 高校生の裁判員、ぜんぜんオッケー(2022.03.22)
- 裁判員ガチャ(2021.11.22)
- 裁判員制度ってなんなの?(2019.12.07)
- 未決算入に裁判員も関与する!(2019.08.05)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
今井亮一様の,御指摘の通り,「最高裁判所・事務総局」には,様々な,問題点が,ありますよね。
「民事訴訟・証人尋問等」を傍聴,致しますと、
「最高裁事務総局・御出身の,民事裁判官さん」に限って??、特に,双方の言い分に、耳を傾けておられるように,
バカな私には、思えてならないのです。
A:横浜地裁川崎支部所属(→当時)の畑佳秀裁判官さん(→元最高裁・民事局付)や、例
B:東京地裁医療集中部・民事14部・高橋譲裁判官(→最高裁調査官歴が,長い裁判官)や、例
C:東京地裁・民事25部・中村慎裁判官(→最高裁事務総局総務局・第1課長兼・広報課付)の方々が、その例です。
「今井亮一様と
論争したり・揚げ足とる」意図は,全くありません。
「民事では、良い訴訟指揮」をされている事、わかって頂けたら、誠に幸いでございます。
でもね、現実の
例
私、何か
最高裁勤務・御出身の裁判官が、予想外にも,
投稿: 秦野真弓 | 2009年10月11日 (日) 01時06分